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セイコー プレサージュ SARX019

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先日チュードルを購入した際に見て、綺麗な時計だなーと気になってまして。
チュードルを現金一括で買ってもらったし安くしますよってことだったのでセイコー プレサージュ 琺瑯ダイヤル SARX019を購入。
その場には展示品しか在庫がなかったので、結局別の新品を取り寄せてもらいました。

以前持っていたクレドールノードの使用感が最悪だったこともあってセイコーの時計はもう買わないつもりだったんですが…
セイコーの時計らしからぬ色気にまんまとやられてしまいました。

この琺瑯(エナメル)ダイヤルは国内ではたった一人の職人さんしか焼き上げることが出来ないようで、その手のストーリーを持つモノに弱いのです、自分。
多分ですけど、ラッカー塗装やコールドエナメル(樹脂)でない本物の琺瑯文字盤の腕時計としては世界最安なんじゃないでしょうか。凄いぞセイコー。

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ムーブはセイコー6R15。
特別見応えあるムーブでもないのに耐磁性と着け心地を犠牲にしてまでシースルーバックにしてほしくないんですが、セイコー5と同じく某国製の粗悪なパチ時計対策なのかもしれません。
セイコー5が裏スケなのは魅せるためではなく、粗悪なムーブを積まれた偽物に対する「セイコームーブ搭載だぜ。俺が本物のセイコーだ。」という証明のためなんだそうです。

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綺麗な青針ですが、残念ながら青焼き針ではなく塗装針です。
価格を考えれば仕方ないことだと思います。

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画像では分かりにくいですがポルトギーゼの透き通ったような青焼き針と比較すると、光が鈍いというか淀んでいる感じは受けます。
ですが、立体的に光を反射する縁取りさせた塗装とぬらぬらテカリのある琺瑯文字盤が相まって、充分な色気を醸し出していると思います。
塗装針にありがちな軽薄でいかにもな青色ではなく、光にかざさないと黒に近い群青色なのはポイントが高いです。凄いぞセイコー。

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ケースはオールポリッシュ。
はっきり言って文字盤の質に見合っていません。
メリハリのないエッジ、のっぺりしたポリッシュに映る歪んだ反射像。せっかくの文字盤が活かされていないように思います。頑張れセイコー。

あともう一つケチを付けるなら、ローマンインデックスのフォントですね。
縦長に引き延ばしすぎていて非常に違和感を覚えます。

G1_34   chronoswissch11632

(↑の2枚は時計店の商品画像から拝借しました。)
同じようなデザインであるGOのセネタとクロノスイスのオレアなんかは凄くバランス良く感じるんですけどね。
もう少し余白を活かしたデザインでも良かったんじゃないかなと思います。

時計店で話を聞いていたところ、最近になってグランドセイコーが以前と比較してかなり売れているそうです。
恐らく30〜50万円の入門用スイス時計が度重なる値上げで50〜70万円ゾーンに突入してしまったからでしょう。
為替の変動、品質の向上(人の技術より機械の精度向上が大きいと思います)を鑑みても異常な値上がりですわな。

国内メーカーさん、今こそ頑張って下さい。
(GSは真面目に作られた良い時計ですが、文字盤のデザインを何とかした方がいいと思います。文字盤にSEIKO・GS・Grand Seikoのロゴ3つはしつこすぎ。「俺がGSだよ。どうだい良い時計だろ?どけよ。」とでも言いたいのでしょうか。)

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