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大阪府豊能郡能勢町 倉垣天満宮のイチョウ


FUJIFILM X-T20 / XF 10-24mm F4 R OIS / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak

野間の大ケヤキでフクロウウォッチングに失敗し、それならせっかくだから近くの巨樹を見ておこうということで大阪府下No.1の大きさを誇るという”倉垣天満宮のイチョウ”に会いにやって来ました。


京都方面から来ると湯の花温泉を抜けて能勢方面へ左折、亀岡市から大阪府に入って間もなく左手に見える小学校の隣に位置しています。秋鹿酒造がすぐ近くにありますので、日本酒好きならむしろ秋鹿酒造のついでに寄ってみてはいかがでしょう。秋鹿美味しいですよ。


イチョウの巨樹は何本か見てきたのですが季節外れの丸坊主だったので撮影するのは初めてです。


天然記念物指定されているからか近付くことが出来ないのは残念。しかし、なかなかに見応えのある大きさです。遠目に見ると伸び伸びと縦横無尽に枝を張り巡らせていますが結構な数の枝が伐採されています。子供の遊び場のようなので枝が落下してきたら危ないですからね。


ただこれは…うーん、2本の幹が癒着した合体樹のようにも見えます。
立派なイチョウであることには間違いありませんが。


片方の幹には根元まで続く大きな亀裂が見られました。落雷によるものでしょうか。痛々しいけれど枝はそんなことお構いなしに陽光を求めて伸び続けるのです。


案内板に書かれていた「ハチの巣焼こうと思ったら、うっかりイチョウまで燃やしちゃったよ。テヘペロ☆」というのは恐らくこの部分だと思われます。先端部が黒く焦げていました。いやあホントこの程度で済んで良かったよなあ。


ところどころ空洞化した幹。


根元にも数カ所大きな洞が出来ておりセメントで処置されていました。洞にセメントの塊を放り込んだだけという随分やけくそな治療が行われている箇所も見られましたが、あれは意味があるんだろうか。でもまあ野生動物が入り込んで内部をほじったり出来なくなるだけマシか。


痛みも見られますが、それでも隆盛な枝っぷり。まだまだ大きくなるんじゃないでしょうか。乳柱も見られませんし、老木と呼ぶには若すぎます。


最後にイチョウの麓にある公民館から。
すぐ隣(小学校の裏手)には芝を張った広場もあり、紅葉の時期は穴場スポットなのかもしれません。また秋に再訪したいと思います。

2018/11/20 再訪しました。

倉垣天満宮のイチョウ
大阪府天然記念物指定
樹齢 約400年
樹高 約22m
幹周り 約8.2m

コメント:4

RYO-JI 18-05-03 (Thu) 21:48

ここは野間の大ケヤキと違って人も少なく(というかいないw)、ゆっくり対峙できますよね。
イチョウはこの時期と、やはり秋に見に行かないと本来の姿を味わったとは言えないかもしれません。
だからまた行こうと思うものの、なかなか遠くて行けないです(笑)。
アプリでのリモートタイマー、いいですね!
ダッシュ力をいかした原始的な手法ではなく、文明の利器でスマートに撮るだなんてイケてます、to-fuさん!
自分の一眼レフはちょっと古いので、今後も原始的な手法で頑張ります(笑)。

to-fu 18-05-05 (Sat) 0:07

> RYO-JIさん
さすがに先を越されていましたか 笑
もしかするとそのうち巨樹の前でRYO-JIさんとバッタリお会いできてしまうかもしれませんね。
仰るとおりで春と秋どちらにも良さがあるので、やはり贅沢に両方味わっておきたいところです!

いえ、それがイケてないんですよ。
狛さんの記事を読むまでこの目の前にある小さな板切れに電話以外の機能が付いていること自体忘れてましたからね 笑
これはこれで便利なんですけどやっぱり準備が面倒なので、せめてオプションでリモートレリーズくらい売ってくれよなあと愚痴りたくなります。

18-05-05 (Sat) 17:28

負けた……やっぱりPENTAXは変なとこで抜けてやがる……。
いや、どうやってもiPhoneを使ったリモート撮影でタイマーが使えないんですよ、うちのは。
カメラ自体は僕は気に入ってますが、アプリに関しては他の方々と一緒でアホだなという感想しか出てこないです。
一方でフジのアプリは評判いいですね。もうやだ、嫉妬しかない……

というのはともかく(笑)、今度はイチョウですね〜。
イチョウって、遣唐使が日本にもたらしたという説もあるらしく、ということは概ね奈良時代(700年頃?)以前にはイチョウは日本にはなかった、仏教とほぼ同時にもたらされたので寺に多く植えてある、ということらしいですね。
でも、これは神社に生えてる(笑)。いや、樹齢が若いから別に変じゃないです(が、「中国伝来説により」って説明はどういう意味かよくわからん)。
1300歳以上のイチョウの巨樹が日本にあったとしたら、いつ伝来したのか等とても興味深いし、僕もちょっとイチョウの調査をしてみたくなって来ました。
個体とわず、イチョウというだけで元々漠然と馬鹿でかい樹というイメージがあるのも面白いですね。
この樹も堂々とした体躯ですが、まだまだ大きくなりそうに思えます。

ほのぼのとお茶しながら眺められる野間の大ケヤキの雰囲気も良かったです。探しに行かなくともいつもそこにあって、季節の姿をゆっくり楽しむことができる。素晴らしいですね。
あっ、モンシロチョウの青虫はキャベツでも育てられますよね!(飼ってた経験あり)

to-fu 18-05-06 (Sun) 11:37

> 狛さん
リモートでのタイマー不可ですか…
フジのアプリもしち面倒臭いんですが、こういうのってまともにテストしてからリリースしてなさそうですよね。
お前これ自分で使ってみて便利だなあって思えるか?って問い詰めたい。

なるほど。興味深いですね。確かに樹齢1000年以上の高名なイチョウを何本か調べてみましたが、1500年や1900年なんて言われているものはちょっと眉に唾だなと思えるものばかりでした(どこのものとは言いませんが)。ここのイチョウは樹皮の状態を見る限り、まだ400年には達してないんじゃないかな…という気がしました。まだまだ大きくなりそうです。

そうなんです。モンシロはキャベツのイメージですよね。本当はキャベツ畑で捕獲したかったんですが何分このご時世なので、他所様の畑で採集するわけにもいかないよなあということで、採集のためにわざわざ河川敷まで赴いたのです。早速1匹が寄生虫のコバチ化してしまいムスメに強烈なトラウマを植え付けてくれやがりました。やっぱり卵を探さないとダメですねえ。

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