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福井県勝山市 西光寺の大杉


FUJIFILM X-Pro2 / XF 16-55mm F2.8 R LM WR / Film Simulation PROVIA

岩屋観音を出発し、向かった先がこの「西光寺の大杉」。
西光寺というのはお寺の名前ではなくあくまでも地名で、「西光寺の集落にある白山神社の御神木」がこの大杉ということになります。


はい。もちろんこちらもアシウスギ。ウラスギと呼ばれ日本海側に多く見られる杉ですね。
そしてまたまた伝承によると、かの弘法大師 空海さんが箸をぶっ刺したものが成長して現在の姿になったのだという。この「弘法スギ」という名ですが実は滋賀県にも全く同じ由来から来る「弘法杉」が存在しまして、もう何というか空海さんのお行儀の悪さが窺い知れるわけです(なんて失礼な)。むしろお箸は元々自然界の一部→使い終えたら自然に還すべし、というのが当時のマナーだったのかもしれません。

それはそうと白山神社の白山信仰といえば泰澄さんですが、伝承に泰澄さんではなく空海さんの名を記したのには何か理由があるのか。この杉の樹齢を考えると空海さんであれ泰澄さんであれ年代的にどちらも無理があるのでは…という気はするのですが、ちょっと気になりました。


枝が地面を目指して逆さに成長するのはウラスギとして珍しくもない光景なのかもしれませんが、やはり京都の盆地と関東平野でしか暮らした事がない人間からするとこれは異質な光景のように感じます。大雨の降りしきる薄暗い境内でこの姿を眺めているとそれはひょろ長い足を伸ばして地を這う巨大なクモのようにも見え、正直なところ背筋が少し寒くなるような迫力を感じました。


もちろん晴れた日に出会う「西光寺の大杉」はこんな不気味さなんて感じさせない、もっと温かい姿なのでしょう。巨樹は天候で随分とその印象を変えてしまいますからね。次回はぜひ晴れた日に訪れたいものです。


麓から見上げるともう全方位、縦横無尽に行き交う枝。やや下向きに枝が伸びていることもあり檻に閉じ込められてしまったかのような錯覚に陥ります。(この時点でもう土砂降り。今思えば馬鹿だよなあ。カメラ壊れるよ。)


周囲には水田が広がっています。この時は足元にも大量のアマガエルが。枯れ落ちたスギの葉が腐葉土のようにフカフカな布団になっていて、周囲が背の高いスギで鬱蒼と茂っていながらも決して大杉にとって過酷な環境だとは感じませんでした。手入れも行き届いており、地元の方に大切に扱われているのも間違いないでしょう。


見事な巨樹にして樹勢も上々。勝山のこのエリアは巨樹激戦区なので1日で回ろうと思うと取捨選択に一苦労ですが、是非ともリストに加えておいてもらいたい1本です。

西光寺の大杉
勝山市指定天然記念物
樹齢 500年
樹高 35m
幹回り 9m


余談ではありますがカーナビへの住所入力を横着して適当に向かってみたところ辿り着いたのがこの白山神社。実はここ、すぐ近くの全く関係ない白山神社なのです。(事前に訪れたRYO-JIさんの「白山神社間違いでした。はっはっは。」というお話を聞いておきながら何やってんだホント。)


ただしくはこちら。この外見ですぞ。
というかもう面倒臭いので、巨樹巡りに関してはカーナビ使うの止めにしました。近隣の気になる巨樹は全てGoogle Mapにお気に入り登録してあるんですよ。


こんな風に。これを元に住所を打ち込むなり近隣の施設名から辿るなりしてたんですが…ぶっちゃけこれって無駄すぎやしないかと。スマホで目的地をピッと選んでそのままナビにしちゃう方が遥かに楽だろと思ったわけです。カーナビはお気に入りリストをこうして俯瞰して一覧することもできないしなあ。あの操作性はいくら何でも前時代的すぎると思うんですよ。(最新式の奴はGoogle Mapと連動しててスマホみたいにスイスイ設定できちゃうのかもしれないけど、少なくともうちのオンボロナビは完敗してる。)

コメント:4

18-07-08 (Sun) 20:34

天候と巨樹の印象に関する興味深いサンプリングになったのかも。
to-fuさんの写真を見ると、だいぶ幹まで濡れて黒くなっているので、より雨が強かったのだと思われます。
我々が行った時もしっかりした雨で、神社の奥にでかくて暗い影のような気配を感じた時はゾワっとしましたが、幹は活き活きとした若い杉の色だったように思います。
どちらが本当の顔なのか……どちらの顔もありそうな強い印象のある巨樹でした。

位置データを先に押さえてあるなんて、to-fuさんの熱意に感心しました!
もしかしてここか? これか? とか、探す過程も結構面白かったりするんですよね。
めんどくさいけど、ルート決めも楽しい。
長距離移動のルート上ではカーナビを使ってますが、迷うとスマホで調べたりもしますね。
訪問した履歴は……紙の日本地図に書き込もうと思って、地図を買って来てあったところです(きわめてローテク)。笑

to-fu 18-07-09 (Mon) 14:22

> 狛さん
改めて狛さんの記事を読み返しましたが、本当に同じ雨天下でも表情が全く違いますね。
この季節や天候、あるいは我々の心理状態によって違った表情を見せてくれるのも巨樹の魅力だと思います。

暇なときに位置データをポチポチ打ち込んでは仮想日帰りルートを妄想して寂しさを紛らわす哀しき男です。
ルート決めは本当に楽しいですね。僕はとりあえずメインの目的地までナビを引っ張ったGoogle Mapを印刷して、近隣の巨樹情報と見比べながらあーでもないこーでもないと手書きでルートをガリガリ加えていくことが多いです。大体欲張りすぎて「1日に6本も回れるかよ」みたいな無茶苦茶なプランになって当日修正するんですけど 笑

僕も京都府内は紙の地図にシールを貼ったり書き込んだりして楽しんでるんですが、そうですね、そろそろ日本地図が必要かもしれません。5年後10年後に見返したときより楽しめるのは、やっぱりアナログな地図だと思います。

RYO-JI 18-07-09 (Mon) 21:22

あっ、to-fuさんもやっちゃいましたか、白山神社違い(笑)。
あれはねぇ、絶対間違えます!

この西光寺の大杉みたいなウラスギは初だったので、印象に残っています。
そして調べてみると意外や意外(?)、関西にも少しあるみたいですね。
もっともここまでのサイズではないんですけど、機会があれば見に行こうかと思ってます。

敦賀で日本地図の話をされていましたが、いいのが見つかったら教えてください(笑)。
でもこのGoogle Mapの活用法もいいですね!うん、かなりいい!!
さっそくパクらせていただきます(笑)。

to-fu 18-07-11 (Wed) 15:46

> RYO-JIさん
間違いに気づいて一人で笑っちゃいましたよ 笑
あれだけ聞いといて間違えたのかよ!と。
しかしニアミスしても諦めず向かうだけの価値がある巨樹ですね。

日本地図はなかなかコンパクトなのが無いんですよね…内容はざっくりで構わないので、嵩張らないのが欲しいんですが。
GoogleMapはメチャクチャ便利ですよ、これ。緑の「行きたい場所」を未訪、ピンクの「お気に入り」を訪問済みにしてます。黄色は…巨樹は全く関係なくて気に入ったメシ屋とかですね。仕事で遠方に行ったときなんか、「今ここにいて…お、近くに巨樹があるじゃない!」なんてのがパッと分かるので重宝してます。
僕は何歳になっても心がガキなので、ピンクマークが増えてくると何だか自分の領土が広がっていくようで嬉しいのです 笑

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