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京都市右京区 Archive

京都府京都市 常照皇寺の九重桜


Canon PowerShot G1X Mark III

常照皇寺。京都市…といっても他府県の方が想像するであろう京都市内からは随分と離れたところに位置します。京都市内中心部からは車で約1時間でしょうか。バスが通っているには通っていますが、自家用車やバイク以外での訪問は1日がかりになってしまうのでちょっと難しいかもしれません。(風光明媚なところなので、スローライフ的な日本の原風景が好きな方はのんびりバスで巡ってみるのも悪くないと思います。)個人的に京北は大好きなところで、結構頻繁に来てるんですよね。この常照皇寺も桜の開花時期にかかわらず、よく来ているお寺さんです。 全文を読む

京都府京都市 仁和寺の御室桜


Canon PowerShot G1X Mark III

京都市内では最も遅咲きの桜ではないでしょうか。(京北を市内と定義するなら「黒田百年桜」であるとか国指定天然記念物、常照皇寺の「九重桜」も遅咲き部門にノミネートされますが、あくまでも京都人以外にも伝わるであろう京都市内で、という意味合いです。)世界遺産仁和寺。その一角で国の名勝に指定された「御室桜」が咲き誇っています。そう、今まさに満開ということで、仕事の合間に買ったばかりのG1X Mark3を持って散歩がてら行ってまいりました。どうでもいい話ですが、御室(おむろ)はあのオムロン創業の地です。オムロだからオムロン…ははは。 全文を読む

再訪・京都市右京区京北 片波川源流域の伏条台杉群生地 2


FUJIFILM X-Pro2 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak

再訪・京都市右京区京北 片波川源流域の伏条台杉群生地 1】の続き。
ここから一時下ります。遊歩道として整備されていますがかなりの急勾配なので足下の悪い雨天時はご注意下さい。転倒すると無事では済まないかもしれません。


この二の峰からの下りゾーン一帯はかなり見応えがあります。
もう大小の感覚が完全に狂ってしまうくらいたくさんの巨樹が群生していました。


こんなのもう杉じゃないよなあ…何か別の巨大生命体のように思えてくる。


個人的に気に入ったのがこのお方。


フォルムが良いんですよ。


案内図に記載されていた”三本杉”だと思われます。


カエデの谷を抜けて平安杉方面へ。
日差しと吹き抜ける風の気持ちいいポイントですが、うっかり滑落すると酷いことになりそうなので注意。


このお方も懐かしい。
雨の日のあのおどろおどろしさは薄れていますが、やはり人の顔にしか見えない。この森に迷い込み、不幸にも木に取り込まれてしまった人間の怨念が…なんて妄想が膨らみます。


そしてこの群生地最大の平安杉。
寿命2,500〜3,000年と言われる縄文杉に対してこの群生地に生える芦生杉(アシウスギ)の寿命は1,000年ほどだそうです。推定樹齢800年の平安杉はかなりの老木と言えるでしょう。


物凄い迫力。でもそこに雨の日に見たような威圧感は無く、優しく語りかけてくるような暖かさを感じました。


奈良県の国宝・七支刀のように枝分かれした幹と枝。この35mm換算24mmのレンズではとてもじゃないが収めきれない。ホント肉眼って優秀なレンズだよなあ…


朽ちて倒壊した幹。どれだけ歴史ある古木、名木であろうと死すれば他の名も無き木々と平等に土に還る。人間だって同じ。偉人も犯罪者も、未来ある子供だって死んでしまえばそこで平等に終了なわけです。無常ですねえ。しかし儚い人生だからこそ日々精進し、何より毎日を楽しまないといけないなあなんて思うのです。


枝から地面に根を張り、新たな幹となって増殖する伏条更新。
この群生地の杉たちはひょっとすると元々は1本の杉から派生していて、根は繋がっているのでは?なんて考えもあるそうですよ。ロマンがありますね。そしてこの保護林の北、原生林の立入禁止区域にはこの平安杉以上に巨大な芦生杉が確実に存在するだろうとも言われています。

この群生地も今はまだ立入禁止まではいかない”ガイド同行推奨区域”ですが、いつかは人間の立ち入れない禁足地になってしまうのかもしれません。この時代に生まれ、この異形の巨樹たちに会えて本当に良かった…そんな充足感を得つつ、ゆっくりと山を下るのでございました。

片波川源流域の伏条台杉群生地 “平安杉”
京都府天然記念物指定地区
樹齢 約800年
樹高 30m前後と思われる
幹周り 15.2m

再訪・京都市右京区京北 片波川源流域の伏条台杉群生地 1


FUJIFILM X-Pro2 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak

去年10月、狛さんが京都にいらした際に探索した京北の伏条台杉群生地を再訪しました。僕にとっては巨樹探訪にハマるきっかけになった場所で、狛さんとの再会は数年ぶりだったにもかかわらず何か会う度にムチャクチャなことやってるのは相変わらずだなーなんて楽しませてもらった、思い出深い地でもあります。

今回は入口から二の峰まで北上して三本杉を通って尾根わかれへ。
そのまま群生地最大の平安杉を訪ねて鼻高杉方面から戻るプランです。


ちなみにこちら区域一帯が府の天然記念物に指定されている、原生林と言って差し支えの無い山林。携帯の電波なんて当然入りませんし、大声を出したところでクマや鹿の耳にしか届かないでしょう。何らかの事故に遭った場合は死に繋がる可能性が非常に高く、ソロで訪れた自分が言うのも何ですが、単独での探索は控えておいた方が無難だと思います。

一応僕は以前訪れたことがあり、今回は天候の良い日中を選んでクマ対策(クマ避け鈴とスマホから音楽垂れ流し)もしています。また万が一のため、家族に場所を伝えて「今日中に帰ってこなかったら警察に連絡してくれ」とも言っておきました。特に早朝と夕方はクマの活動が活発なので複数人での探索であっても控えましょう。


案内板のすぐ脇に現れる”宿杉”。通称”てばさ木”(誰も呼んでない)です。


これを杉と呼んでいいのか…
というくらいに浸食されまくっていて、完全に他の木々の土台と化しています。根が幹を突き破る…いや、これは食い破ると言った方が近いな。鋭い爪や牙で獲物の臓物まで貪る獣に近い。杉として生きているのだろうか。と心配してしまうけれど、こんな姿になっても枝からは青々とした葉が。命ってすごいなあ。


こちらは”大やぐら杉”だと思われます。


根元からグワッと膨れあがり、無数の幹が天を衝く。
それは神々しいというよりは暴力的で、ここに長いこと滞在していると枝が触手のように伸びて自分を貫きに襲いかかってくるのでは…という恐怖を感じるくらいです。


スケールが分かりにくいですね。
この”大やぐら杉”も含め、そこらの名もなき台杉ですら神社の御神木クラスの太さ・迫力があります。御神木…なんていう神聖な印象は無いですけどね。ただ、決して禍々しいわけではないのですよ。もっと野性的なのです。原始の暴力とでも言いましょうか。


たぶん名もなき台杉。
というか、この辺まで来ると正直名称なんてどうでもよくなってきます。この原生林において人間が付けた名称なんかに何の意味があるのか。ただ見て、ただ感じる。ちっぽけなto-fuさんには圧倒的なパワーに畏怖することしか出来ないのです。


この台杉たち。太平洋側でよく見る直線的に伸びる杉(表杉)とは種類が異なる、積雪の多い日本海側に生息する裏杉と呼ばれるものです。狛さんから教わるまで表杉・裏杉なんて言葉すら知らなかったんですけどね。表杉は種子から新芽を出して増えていくのに対し、裏杉は種子から増えることが出来ないのだそうな。雪の重みで垂れ下がった枝から地面に根を張り、それがまた幹となって増殖するんだって。すごい。


遙か昔、数百年前は良質な木材として重宝されていた裏杉たちも近年では木材としての需要が無くなってしまった。この群生地の杉も長きにわたって放置され続けていた、言わば”杉のなれ果て”のような存在なんだそうです。ここが発見されたのは僅か数十年前のことだとか。数百年の放置プレイですよ、奥さん。

この森にいると余りのスケールの大きさに自分の感覚が付いていかず、何とも言えない不思議な気分になってくるのです。まるで自分が森に飲み込まれてしまい、その一部になってしまったような。深入りするともう戻れないんじゃないか…冗談抜きにそんな恐怖を感じるのです。


1本の木が森のようだ。いや、これはもう森だ。
ところどころ杉ではない幹が浸食していますが負けじと杉も枝を伸ばしています。もう殴り合いの喧嘩ですよこれは。ボクシングなんて上品なものじゃない。数十年、数百年続いている壮絶な殴り合い。殴り合う原因は何だったのか…そんなことお互いとっくに忘れてしまった。そんな喧嘩。


あぁ…何か熱くなってしまってダメですね 笑
帰宅してもまだテンション上がりっぱなしで…
ここまでの写真でようやく二の峰に到着したくらいです。
続きは次回に。

→その続き【再訪・京都市右京区京北 片波川源流域の伏条台杉群生地 2

京都市右京区京北町 正法寺のカヤ


FUJIFILM X100F / Film Simulation PROVIA / Grain Effect Weak

病み上がりのリハビリ散歩。
その目的地としたのがここ正法寺。


平日午前中だけあって空いていた道の駅の駐車場に少し停めさせて頂き、のんびり2km程度。
(もちろん戻ってきてから食事してお土産に野菜も買いましたよ。)
日当たりの良い高台にそのお寺を発見しました。

162号からもその雄大な巨樹が確認出来る…とのことですが、周辺には同じくらいの樹高のスギがわらわら生えているので、これは事前に知っていないと発見できないんじゃないかなという気がします。


カヤの木。正直巨樹というよりは名木とでも言いましょうか。そこまで巨大かというと首をかしげたくなるサイズではありますが、その苔むした暖かい幹と剪定されることなく自由気ままに枝葉を伸ばす様を眺めていると、地域に愛されている様子が伝わってきてこちらまでほっこりした気持ちになります。


この自由奔放な佇まい。
結構な老木ですが、人に例えると大人しく縁側で将棋なんか指してるようなタイプではなさそうです。


一部、朽ちてきている箇所も見られます。
そろそろ補修してもいいんじゃないか…と思う一方、何となくこのカヤはそんな事望んでないような気もするのです。


カヤの葉っぱ。
僕の生活圏内ではあまり見かけませんが、決して庭木として珍しいわけでもないようです。


本当に日当たりの良い場所で、つい一息つきたくなるのです。
正法寺の向かいに石造りのベンチとテーブルが置いてありました。
恐らく解放されているものだと思われるので、道の駅で美山牛乳と「田中店」のパンなんか買ってくると堪らないはずですぞ!(宣伝)


まさに眼下の集落を見守るよう。


ぜひ晴天の日に訪れてほしいですね。
青空に映える巨樹だと思います。

正法寺のカヤ
樹齢 約500年
樹高 約17.5m
幹周り 約4.5m

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