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Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 ZM Archive

愛媛の記憶


LEICA M10 / Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 ZM

スローな旅に持っていくなら28mm、50mm、90mmの3本がベストだなと思った。古から続く伝統の画角なだけある。
よりコンパクトに収めるなら35mmと75mmの2本を選ぶかな。ストイックに1本勝負なら40mmがよい。
巨樹ズーム24-70mmは便利なのだけど、レンズをああでもないこうでもないとガチャガチャ取り替える方が気分が乗るような気がする。


LEICA M10 / LEICA APO-SUMMICRON-M 90mm F2 ASPH.

早朝から自転車を漕いで海を撮っては漁港を散策するというパターンを繰り返していたので11時前には満腹度ゼロに。
一度宿に戻って昼食とし、せっかく一人でここまで来たのだから…と午後からは山奥にあるカツラの巨樹を目指してみることにした。
やっぱりなんだかんだ言っても未だ見ぬ巨樹、それも自宅から遠く離れた山奥となると心が躍りますなあ。

愛媛の記憶


LEICA M10 / Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 ZM

毎年この時期になると若くして亡くなった友人のことを思い出す。一回り近く年上の友人だったが、いつの間にかそんな彼の年齢も飛び越えてしまったらしい。月日の流れの早さに驚く。このサイトのドメインwithphotograph.comは当時の彼の写真サイト「with photograph」からいただいた。無断で拝借させてもらったが、きっと彼なら笑って許してくれるだろう。


LEICA M10 / LEICA APO-SUMMICRON-M 90mm F2 ASPH.

昔の自分は格好いい写真を撮ってやろうとか、あいつより凄い写真を撮ってやろうとか、そんな気持ちで写真と向かい合っていたように思う。それはそれで刺激的で楽しい毎日ではあったのだけれど、彼が亡くなる直前に撮っていたネガを見て以降はそんなことどうでもよくなってしまった。外を出歩けないからベランダから空を撮る、足元のサンダルを撮る、ベッドから起き上がれないから点滴を撮る。ああ、この純粋な撮りたいという感情の発露こそが写真なんだと、そんな風に感じた。何がどう写っているかとか構図がどうとか実に下らない話だ。撮りたいから今すぐシャッターを押す。以上。それと比べたら己のストリートスナップ紛いの何と薄っぺらいことか。

当たり前に起きて、手足が動いて、腹が減って、そして当たり前にやってくる日常にめんどくせえな、なんてぼやきながらも毎日を生き続ける。他人から見てどれほど退屈な写真であろうとも、そんな当たり前の世界にまっすぐ向き合ってシャッターを押したい。今は本当にそれだけの気持ちで写真を撮っている。当たり前のように明日がやって来ることに感謝しなければいけない、なんて言葉にするのは簡単だが、愚鈍な人間の見本たる私はどうしてもそれを忘れてしまうわけで。そこはまあ気軽に考えて、たまーに「今日も写真が撮れるなんて、まったく俺はツイてるぜ!」なんて思い出すことが出来たら人生そう悪いものにはならないのではないかなあ。

ってどこが愛媛の記憶やねん。

ぶらり四国旅 2日目


LEICA M10 / Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 ZM

夜明け前の5時起床。宿近くの展望台まで歩いて朝日を眺める。その後いったん宿に戻って朝食をとって午前中はひたすら自転車をこいでいました。海に向かってシャッターを切り似たような写真を大量に量産したり、漁港に立ち寄っていかついネコさんを撮影したり。いいなあ。仕事を引退したらこんなところで暮らしたい。自転車が秒速で錆びていきそうな気がしますけど。今回マイ自転車不調のため平日使わないムスメのDAHON routeを拝借してきましたが、これ悪くありませんね。色違いのrouteを買ったら嫌がられるだろうか。


LEICA M10 / Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical VM

午後もまた自転車でもよかったのですが、せっかくだから山奥の巨樹を攻めてみるかということで四国中央市の山奥にある「玉取山のカツラ」を眺めに行くことに。四国中央市には仕事で何度も来ているのものの流石に山奥まで行くのは初めてのこと。客先に家族ぐるみでお世話になっているもので、来るとしたら大抵家族全員で…ええ、もちろん「山奥のカツラを見に行くぞ!」なんて言ったところで反対多数で否決されるのがオチですよ。まあ結果的にとんでもない悪路だったので、私一人で本当によかったと安堵しているところです。つるぎ町、祖谷クラスの秘境でしたねえ。路面状況はそれらと比較にならないくらいお粗末なものでしたが。そんなところにもポツポツ民家が建っているのが見えて、人間ってすげえなあと感心いたしました。(つるぎ町、祖谷と同じ感想。)

さて、今晩ものんびり休みながら明日どうするか考えよう。明日帰宅する予定ですが、どうしても「杉の大杉」を諦めきれなかったり。
しかし遠いんだな、大豊は。

キーボードクラッシャー


LEICA M10 / Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 ZM

キーボードの「O」が一切効かなくなってしまったので急遽安物のエ○コム製Bluetoothキーボードを購入。しかしこれがまたとんでもないゴミキーボードで、接続直後から入力遅延にチャタリング連発で全く使い物にならず即刻へし折って不燃ごみ袋に放り込みました。いえ、別に怒りのあまりデストロイしたわけではなく、へし折らないとごみ袋に入らなかったというだけなのですが。(とはいえ、普通に腹は立つ。)購入初日に廃棄したOA機器はこれが初めてではなかろうか。現在仕方なく10年以上前のiMacに付属していた有線式キーボードを使用しております。MacとWinのキー配列の違いがアレですが、緊急避難用としては意外と何とかなるものだなと。

コロナのせいもあって実店舗でキーボードの感触を試すことが出来ない→とりあえず間に合わせの安物購入という流れでしたが、これではお金をドブに捨てているようなものなので、今回は観念してヨドバシにでも行こうかと検討中。Web通販のおかげで色々便利になりましたが、それでもまだまだ実店舗には価値がありますねえ。

Diary


LEICA M10 / Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 ZM

嵯峨野エリア、広沢池に自転車を停めて周辺をふらふら散歩してきました。
何となく雨の日が似合う彼岸花。青空との対比もまあ悪くない?
日差しはまだまだ真夏日のそれですが、吹き抜けるそよ風は随分と秋めいてまいりました。


ほかほか新米たまんねえ。なんてヨダレが出そうになりますけれど、たしかこの辺りでは酒造好適米「祝」が栽培されているはず。
京都のみで作られるこの「祝米」は、京都府内の蔵元だけが使用することを許されています。
京都のいわゆる伏見のお酒は甘めのものが多いので好みが別れますが、祝米のお酒は美味しいので皆様も見かけた際にはぜひ。

そういえば京都の大垣書店が来月で閉店ですって。
京都の大型書店は他にも昨年の12月にジュンク堂が(たしか名古屋店と同時に)閉店しており、冬の時代が続いております。
本の好きな私ですらコロナ禍以降は一度も書店に足を運んでませんからね…悲しいことですが、街から書店が駆逐される日も遠くはなさそうです。

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