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Leitz Summarit 50mm F1.5 “山崎ズマリット” Archive

Diary


LEICA M10 / Leitz Elmarit 135mm F2.8

暖かい日差しが心地よすぎて草木や花ばかり追いかけている。

志々島きんせんか予約完了。何とか4月中旬の平日を抑えることができた。天候はまあ運任せで。
海と大クスを眺めて心を満たすことができれば他のことはどうでもいい、というテーマの旅。


LEICA M10 / Leitz Summarit 50mm F1.5 “山崎ズマリット”

ニコン「Z5II」が来週発表される?

ありとあらゆるものが値上がりし続け、いよいよカメラも身近なものではなくなってゆくのかもしれない。
サービス内容を改悪したり内容量を減らしたりと質まで劣悪なものになって値上げされる数多くのモノたちと比べれば、スペックアップを免罪符に価格高騰する写真機材はまだマシなのかもしれないな…とも思ったり。普通郵便なんか下手したら一週間経っても届かないし、日本酒もコスト削減のため酒造好適米でなく食用米を醸した美味しくないものが増えた。その上さらに値上げとか。文句を言いだしたらきりがない。

とはいえ文句垂れて腐っていても人生豊かになりませんから、自分に無理のない範囲で諸々楽しんでいきたいものです。

Diary


Nikon Z f / Leitz Summarit 50mm F1.5 “山崎ズマリット”

憎悪の対象でしかなかった日差しもこの数日で心地よいものへと変わりつつあり、日課の山道散歩では天を仰いで光ばかり追いかけている。
この時間帯ならあそこに光が射しているな。今日の天候ならあっちの柔らかい光がいい感じだろう。
もう飽きた、を通り過ぎてようやく見えてくるものがあることに気付く。


FUJIFILM X-H2 / VILTROX AF 75mm F1.2 Pro XF

しばらくぼけーっと山の中を歩いていると自分が自然と一体化しているような気分になることがある。
一人きりで京北の伏条台杉群生地を歩き回っているとき度々味わってきた感覚と同じものだと思う。
ああ、今ならもし目の前に鹿が飛び出してきても、たぶん鹿は逃げないんじゃないか。そんな感覚。
実際飛び出してきたら秒で逃げられるのだと思うけど。


LEICA M10 / Voigtlander ULTRON Vintage Line 28mm F2 Aspherical TYPE 1

本日はまとまった雨が降り続く一日。ここまでまともに降り続くのは梅雨時以来ではなかろうか。
流石にカメラを持って雨の景色を…とは考えられないので、ハマチのお刺身でいただきものの彌彦 極をちびちびと。
ほろ酔い気分で今月の旅先に淡路島をチョイスしてとりあえず宿だけは抑えた。
なお、別に見たいものもなければやってみたいこともないという。

Diary


LEICA M10 / Leitz Summarit 50mm F1.5 “山崎ズマリット”

カメラ片手に京北の周山エリアを徘徊。
桂川の河川敷で川内倫子の「Cui Cui」をパラパラめくって眺めていた。


今年見た滋賀県立美術館の展示の中。
丁寧に焼かれた大判プリントの作品以上に、隣の小部屋で垂れ流されていたCui Cuiの日常スナップのスライドショーが私の心を打った。
「他の誰にも撮ることの出来ないハイレベルな作品」よりも「日常的に写真を撮っている人間にしか残せない生々しい日常写真」に心惹かれる。

ああいうのは目がそのままレンズになってて指にシャッターボタンが付いてるんじゃないかってくらいカメラを自分の一部にしないと撮れないんだろうなあ。
それこそ、たとえズボンを履き忘れたとしてもカメラだけは持って外に出ないと落ち着かない!みたいな。

この歳になると身近な人が亡くなったり、それこそ自分の死についても考えたりで。
ああ…あの時、あの人、もっと撮っておけばよかった。なんて悔いることが非常に多いわけです。
もっと写真撮らないと。目指せ肉眼レフだ。

旅の断片


LEICA M10 / Leitz Summarit 50mm F1.5 “山崎ズマリット”

日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれている悪名高きセイタカアワダチソウさん。土壌に毒をばらまきススキのテリトリーを強奪するインベーダーですが、アワダチさん本国のアメリカではむしろススキがアワダチさんのテリトリーを襲う侵略的外来種としてボロカスに叩かれているのだとか。

ススキ…まあ風情があると感じるのも結局刷り込みで、たしかにあれ刈り取るのも引っこ抜くのも一苦労だし分からなくもない。


カメノテさん。
千葉県の房総でみそ汁の具にされたり、四国九州の沿岸部では塩ゆでで食べられたりもする。
一度だけ京都の飲み屋で塩ゆでされたカメノテを食べましたが、旨味がぎゅっと凝縮されていて非常に美味しかった記憶があります。
あれはみそ汁の具にしても美味しいに違いない。

旅の断片


LEICA M10 / Leitz Summarit 50mm F1.5 “山崎ズマリット”

若い頃はこの写真この前撮ったばかりだな…と思うとシャッターを押さずスルーしていたのが、歳をとってそんな景色も躊躇なく撮るようになった。
今日の景色を明日もまた同じように見られるとはかぎらない。

10年後、ここからの景色は一体どんな風に変わってるんだろう。
そんなことを考えながらぽけーっと海を眺めていた。


今目の前にある自分の心を動かしたモノはとにかく片っ端から撮っておきたい。
自分にとって写真とはそういうものだと実感して、フィルム写真への未練が一切消え失せたような気がする。

ここ数年のフィルム単価だと「この前撮ったばかり」な景色はスルーしてしまいそうだし、自分のスタイルで撮り続けると月に何十万円もかかってしまう。
まあ毎月何十本もバカスカ撮って現像して、夜な夜な焼酎片手に暗室にこもったり。
フィルム末期のあの時代を思いきり楽しめただけで自分は幸せ者だったなと思う。

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