Home > FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR Archive

旅の断片 志々島の大クス 3


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

レンズをとっかえひっかえしながら大クスの周りを「おお、ここから見たら格好いい!いやここからも!」なんてぐるぐる歩き回るのが最高に楽しい。
いつか単焦点レンズだけ大量に抱えて行ってテーブルにそれらをずらーっと並べて、それこそとっかえひっかえしながら徹底的に撮影するのが私の夢。
いえ、満足する前に感性が死んでしまいそうですが。


どこから眺めてもダイナミック…適当にシャッターを押すだけで格好よく写ってしまう。
それでも出来るだけ心を込めて丁寧にシャッターを押すよう心掛ける。
これは志々島の大クスに限った話ではないけれど、巨樹と向き合い撮影しているとポートレートを撮らせてもらっているような気持ちになる。
私は常にこの「撮らせていただいている」姿勢を大切にしたいし、意識しなくても自然とそんな気分になってしまうのだから巨樹はスゴイ。


GF110mmと同じくこの春から導入したこのGF20-35mm。
最新レンズということもあるのか、性能や解像力は明確に他のGFレンズ群と一線を画すように感じます。

(GFレンズにしては)コンパクトで(GFレンズにしては)優秀なAF、そして他のGFズームレンズの描写から一枚薄皮でも剥いたかのような透明感とキレのある解像力。GF32-64mmも素晴らしい解像力を誇りますが、20-35mmの描写はちょっと役者が違うなという感じ。性格の捻じ曲がったワタクシはズーム全域で単焦点レンズのような描写!なんて評されるこれを鼻で笑ってやろうと思っていましたが、たしかに20-35mmがあればGFマウントの広角レンズは他に一切必要ないかも。20-35mm以上に広角単焦点が求められる場面って、少しでも明るさを稼ぎたい星景撮影くらいしか思い浮かびません。

くそ高い値段ともう少しだけテレ側に余裕を…という点くらいしか欠点の見当たらない名玉だと思います。
間違いなく現時点における最高の超広角ズームレンズの一角。

志々島一人旅


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

離島旅を満喫しております。これはもう疑似的な離島暮らしと言ってもいい。幸福すぎて、死ぬ。
昨日は志々島上陸後、大クスの前で午前中いっぱい3時間過ごして午後は島を端から端まで散策していました。
そこからきんせんかの庭に椅子とテーブルを並べて一人宴会し21時就寝。
流石にほぼ貫徹から早朝5時スタートで動き回っていたので限界でした。

たっぷり7時間睡眠をとって今朝は4時起床。
簡単に身支度を済ませて港から日の出を眺めて大クス、孝子さんの花畑へ。
しばし青空と瀬戸内海をぽけーっと眺めて拠点に戻って朝食。
縁側に腰かけてたどたどしいスマホ回線を頼りに更新しているところ。

どうでもいいことですがネット回線が繋がらず「サブスクリプションの契約状況が確認できません」なんてPhotoshopを起動すら出来なかったもので、くそっこの野郎!とPCを投げ捨てそうになりました。何でもサブスクで済ませるのも考えものだなあと。やっぱり何だかんだスタンドアローンの買い切り版が一番信頼性が高い。


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR

あなたは神に会ったことがありますか?
「Yes.」

どこで会いましたか?
「香川県で。」

ということで今日はチェックアウトまでのんびりして、あとは徳島県の巨樹を1本だけ見に行ってみようかな…くらいで特に予定も目的もナシです。
既に幸福度が極まっているので今後の予定とかどうでもよすぎて頭が働かない。
とりあえず最終的には鳴門のホテルへと向かう。

旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

最終日。神社めぐりが好きな友人のために大麻比古神社に立ち寄る。
境内に入っていきなりドンッ!と現れるこのお方は相変わらずインパクト絶大。
友人が境内を散策しているあいだ、一人で川沿いをぼけーっと歩いて疲れを癒していた。


漁村をふらふら撮り歩く。


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

またも濃霧な朝なのだった。
絶景ポイントを案内しようと思ったのだけど、この霧では何も見えそうもないので結局スルー。
友人が食べてみたいと言うので徳島ラーメンに付き合って帰路へ。

志々島に泊まる。それだけを目的とした今回の旅。
行き先を欲張らなかったことで、その土地に生きる人々の暮らしに馴染めたのではないか。
今回も素晴らしい旅になり大満足でございました。

さあ来週は志々島一人旅だ。

旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

いつ来ても素晴らしい加茂の大クス。
友人は緑の暴力にただただ圧倒されていた。
近くのハタダで「どら一」を購入して小休止。


いつ来ても素晴らしいなどと言いつつもやはり新緑の時期は圧巻なのだった。
近所のクスも既に花が枯れ始めていることを考えると、クスの一番の見頃は4月中旬頃か。
とはいえ、写真写りだけでなく五感で楽しむならクスの花がふわっと香る5月も捨てがたい。


毎回特に目的地に加えているわけではないのだけど気付けば必ず立ち寄っている不思議。
今回の旅でもきっと、おやつとコーヒーを持って立ち寄ってしまうのだろうな。
ああ…しかしもうどら一は手に入らないのか。(5月15日出荷分で秋までおあずけ)

旅の断片 志々島の大クス 後編


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

志々島に宿泊した者だけが眺めることを許される早朝の大クス。
今回の旅のメインイベントといっても過言ではありません。
前回の志々島旅で「巨木の世界」の小山さんに、絶対泊まった方がいいです。メチャクチャ良かったですよ?と言われたことが頭から離れなくて。

それは行かねばなるまい!と翌月には実行するワタクシ。
いつかやるぞ、などと宣うことは若者だけに許された特権なのです。
そんな言葉を口にする中年は既に老いて灰になっているに等しい。

そこまで言うほど良いものなのか、己の五感の全てで感じてやろうではないか。

全文を読む

ホーム > FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

CATEGORIES

Return to page top