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PENTAX smc PENTAX-FA645 33-55mm F4.5 AL Archive

晩夏の瀬戸内旅 2024


PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-FA645 33-55mm F4.5 AL

早朝の大クスを眺める。巨樹は逃げたりしないので別に日中でも眺められるのだけど、それでもやっぱり早朝に眺める心地よさは別格だ。
この爽快感を味わうためなら前乗り車中泊も深夜ドライブも、何なら場合によっては徹夜ですら苦でなくなるから不思議。
(その後の運転が怖いので、せめて仮眠くらいはとりたいものですが。)


前日たくさん撮影したこともあり、挨拶がわりにササッと撮影したあとはカメラを置いて、ただベンチに座って大クスを眺めていた。
疲れたときは大クスに会いに行けばいい。心の拠り所があるだけで人生随分と楽になるもんだ。


アリエクのChoiceDayクーポンを駆使すればエウレカ50mm F2が8万円を切るのか…と悩むこと一晩。
エルマー50mm F2.8と役割被ってないか?という点で何とか思い留まっている。

晩夏の瀬戸内旅 2024


PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-FA645 MACRO 120mm F4

中望遠レンズで切り取るとまるで空全体が黄金色に焼けているように見える。
実際は青空のほんの一部分でしかないのだけど。


PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-FA645 33-55mm F4.5 AL

昨晩食べきれなかったミニトマトにイカ刺し(食中毒が怖いから炒めた)、チヌの塩焼き、鶏ホルモンを食してコーヒーを飲み干したら大クスへ。
朝早くから白ご飯なしの酒のつまみラッシュは流石に気持ち悪く、ベンチに腰掛けておえーっ気持ち悪…などとぶつくさ言いながら向かうのだった。
それにしても早朝の散歩は本当に気分がいい。この時間帯に散歩できたらあとはもう終日室内にこもっても何も惜しくないと思えるくらい。

晩夏の瀬戸内旅 2024


FUJIFILM X100VI

この10年くらい、それ以前とは価値観が随分大きく変わった気がしていた。
していたのだけど、結局昔の自分は騙し騙し生きていただけで根底にあるものは何一つ変わっていないのかもしれないなあ。
そんなことを思いながら食後のコーヒー片手に静かな夜の海を眺めていた。

自分の心と向き合って素直に生きられるようになるまでに30年も要していたのかと思うと何だかなあという感じもするし、30年で済んだなら上々なのでは?とも感じる。人生って長いんだか短いんだかよく分からんですな。


PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-FA645 33-55mm F4.5 AL

旅先では大抵まだ真っ暗なうちに目が覚めるのだけど、特に気合を入れて起きているわけではないので稀に寝過ごすこともある。
目が覚めてガバっと起き上がると既に空が明るみ始めていた。
ああ…やってしまった!と645Zを鷲掴みして寝間着のまま早朝の海へ。


とりあえず日の出には間に合ったので良しとしたい。
本当は真っ暗な空が少しずつ明けていく様子を眺めるのが一番好きなのだけど。
なおその時間帯に撮った写真は大抵ブレブレでほとんどがボツになるのだった。

晩夏の瀬戸内旅 2024


PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-FA645 33-55mm F4.5 AL

やはり太陽が覗いてくれると陰影が出て色味もグッと引き締まる。
撮影のしやすさで言えばフラットな曇天に分があるのだけど、この姿と比べてしまうと「やっぱり晴れだわ…」と唸らざるを得ないのだった。
そして気付けば既にお昼前。結局午前中いっぱい大クスの前だけで過ごしてしまったことに気付く。


楠ノ倉の展望台へと移動。
虫よけのために羽織ってきた長袖を脱ぎ捨てて爽やかな潮風を浴びると、うおー!これだぜ!と叫び声を上げたくなる。いえ、上げませんけど。
心を殺してただただ無気力に史上最悪の酷暑を乗り切ってきたけれど、また志々島に来るために頑張ろうと気合が入った。
帰宅してなお続く終わりなき夏にいいかげんウンザリして、またも心が死にかけている今日このごろですが。

もっと旅に出るためにも気合い入れて行くぞ!と仕事を増やすと旅に出るための時間が無くなる地獄のようなアンビバレント…


オリンパス E-M10 Mark IV を何度も仕入れたがるショップもある

如何に相手を煙に巻くか、的な? なかなか面白かった。
フルサイズのレンズはデカい!と連呼するわりにはフルサイズ用レンズの設計そのままのシグマ製超望遠レンズを堂々と自社ブランドで販売していたり、欧州市場で一定の需要があると言うE-M10 IVが(OM-5も)未だにtype-C非対応だったりと発言内容が矛盾に満ちていますが、元OMユーザーとしては5年後OM SYSTEMが存続できているか非常に興味があります。はっきり言ってOMには良い思い出がありませんけれど、別にさっさと潰れてしまえとも思わないわけで。選択肢は多い方が楽しいに決まってますから。よく私は〇〇派!みたいに自らメーカー縛りする剛の者がいますが、あんなものはゲームの縛りプレイと一緒です。私はメーカー社員でもマゾヒストでもないので全く共感できません。とりあえずJIP傘下では全く期待できないので、どこかいい身売り先が見つかるといいなあ。

晩夏の瀬戸内旅 2024


PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-FA645 33-55mm F4.5 AL

645Zで巨樹撮影するならDA645 28-45mmが必要なのではないか…
そんな欲求を抑える、あるいは買う覚悟を決めるため、今回この33-55mmで勝負してみたかった。
やっぱりフルサイズ換算約27mmスタートのこのレンズでは窮屈さを感じるし強烈なフリンジは如何ともしがたい。周辺の画質もやや不満。

ただまあ妥協できる範囲ではあるかなと。
よりワイドに撮りたい、撮影条件が悪いなら素直にGFXを持ち出せばいいだけの話で。
撮影条件が良好なときだけ持ち出せる最高に楽しいオモチャ。645Zの立ち位置はそれくらいでちょうどいいのかもしれない。
発動条件が限られた必殺技みたいで何となくカッコイイではありませんか。


というか28-45mmって1.5kgもあるんです。645Zと合わせたら約3kg。
冷静に考えたらこれ手持ちでウロウロ歩き回る機材じゃないよな、と。

今の体力なら撮れる。若さでカバーできるなら今のうちに使っておいた方がいい。ええ、分かります。分かりますとも。
しかしそれは膝をぶっ壊した私に言わせると、あくまで関節の寿命を前借りしてパワーに変換しているだけの話ですからね。
目には見えなくとも確実に寿命をゴリゴリと削っているし、一度ガタが来ると二度と回復することはない。関節とはそういうものです。

今回の旅でもぐっすり眠って目を覚ました私が真っ先に確認するのが「膝は動くか!?」でしたから。
要は「28-45mm?ないわー。」が私の結論。


そういえば冬に備えてリコペン公式ストアで処分価格になっていたフォトグラファーグローブを購入しました。
ちょうど送料分くらいのポイントが中途半端に余っていたので。

ちなみにフィンガーレスタイプを購入。私は真冬の海釣りでも手袋はフィンガーレスタイプ。
指全体覆うタイプは論外として、3本指の指先だけ出すタイプでも操作中の違和感ものすごくて。
あんなもん温かいのか?と思われるかもしれませんが、手首が温まるだけで体感温度がまるで変わります。
まあ、そりゃどれだけ取り繕っても全体覆うタイプの方が温かいに決まってますが 笑

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