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ぶらり一人旅 Archive

旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR

まだ明るいうちに海を眺めながらお風呂に浸かり、きれいさっぱり部屋着に着替えて夕方の散歩。
観光客が去ると同時に港付近には猫たちが集まり始めていた。
志々島の猫たちは数匹の例外を除いて警戒心強めであまり人懐っこい奴がいない。
いや、単純にお前が嫌われているだけだと言われたらそうなのかもしれませんが。


そういえばPENTAX 645Zがディスコンになったとか。
バケペンから脈々と続くPENTAX中判カメラの灯がとうとう消えたのかと思うと流石にちょっと寂しい。
HASSELBLADも先月日本唯一の直営店が潰れたばかりだし、FUJIFILMのGFXをメイン機にする私としては中判デジタルの未来が不安。
でも最近のフルサイズも似たり寄ったりでおもんないんよな…写真機そのものの未来が不安。

旅の断片


FUJIFILM X-H2 / SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary

今のところ一番の旅用サブカメラ。
携行性こそGR IIIxに大きく劣るけれど、やはり色々弄りながら撮影行為を楽しみたいのです。
それにメイン機のGFX50SIIと操作系が似ているのとバッテリー規格が共通なのも嬉しい。

一つ残念なのは、なんとなくASTIAとClassic Chromeの発色傾向変わりました?これはX100Vで撮っていても感じたことです。
X100SからX-Pro2、X100Fの世代まで私のお気に入りはずっとASTIA。トーンは柔らかいけどコクがある的な?以前はそんな描写だった記憶。
デフォルトをPROVIAからASTIAに変更して常用しておりましたが、X100V世代からどこか違和感を覚えて使わなくなりました。
発色がお菓子っぽいというか食品サンプルっぽいというか。とにかく安っぽくなった気がする。


缶ビール片手に庭からぽけーっと景色を眺める素晴らしきスローライフ。
時間的余裕とは即ち心の余裕で、豊かさとはこういうことなのだと強く実感する毎日でございます。
だって日帰り旅だと車の運転があるから缶ビールをキメることすら出来ないんですもの。

旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

未だ旅の余韻の中。
旅先での時間は一瞬で過ぎ去ってしまうけれど、旅先で撮った写真を眺めていると噛めば噛むほど旨味が広がるスルメ的な楽しみがある。
お気に入りの数カットをセレクトして大判プリントしたり。旅先で楽しんでハイ終わりではないのですよ。


今は完全に満たされた状態。もうしばらくは旅欲が疼くこともないのではないか。
ということで、このタイミングで次の旅に備えて機材を揃えておくのが真の賢者というものでしょう。

え、カメラ?レンズ?一体何の話をしてるんですか?
虫除けとか日焼け止めの話に決まってるじゃないですか。

旅の断片 ベテラン


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

私と友人でベテランと名付けたヤギ。
なんというか、この方だけ風格が違う。


実際母ヤギとしてはベテランのようで、既に10頭もの子ヤギを産んでいるそうな。


友人がベテランに葉っぱを食べてもらおうと声をかけまくっていたが結局最後までスルーされていた。
その辺の仕草もベテラン感があって良い。ベテランは決して人間には媚びないのだ。

なお、私があげた葉っぱは普通にムシャムシャ食べていた。

旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

もうヤギは増やさない。
つい先月そう聞いたばかりなのに、小屋を覗くと3頭の子ヤギが誕生しているではありませんか。
なんと半年前に最後の雄ヤギを手放した際には既に2頭の雌ヤギが身籠っていた模様。
お腹の大きくなった雌ヤギを見てもまさか妊娠しているとは思わず、最近太ったな程度に考えていたので大変驚かれたそうです。

3日前に産まれた2頭の子ヤギはベテラン母ヤギの下で元気に育っていましたが、問題はこちらの1日前に産まれたばかりの子ヤギ。
母ヤギが若すぎるからなのか育児放棄気味で、乳も飲ませてもらえずとにかく元気がない。
母ヤギは人間の年齢に換算するとまだ中学生くらいなのだとか。


子ヤギを産み落とした瞬間も「うわ、何か落ちてきた!」くらいの感覚で、どうやらそもそも自分の子だという実感がない様子。
それでも自分にまとわりつく子ヤギに対して何か特別な存在だという意識が芽生えてきたのか、一応気にかけているのが見て取れました。


今後の予定など何もないワタクシはそのままじっくりヤギさん鑑賞を続ける。
なんと乳をもらうことに成功した瞬間を目撃してしまいました。いやー感動しましたね。

時間の流れを忘れて、ただヤギをぼけーっと眺める。贅沢な旅時間ってこういうものだよなあ。
忙しなく点と点を移動する旅から、一点を中心にした円の中に留まるスローな旅へ。
きっと今の年齢になったからこそ楽しめる旅。歳を重ねるってのも悪くないと思う。

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