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ぶらり一人旅 Archive

旅の断片


LEICA M10 / TTArtisan APO-M 35mm F2 ASPH.

海沿いを自転車こぎこぎ、休憩のため立ち寄った公園より。
水道の水を頭からざばーっと被ると生き返った心地がした。
ベンチに腰掛けて記念に一枚。

こちらLEICA M10の撮りっぱなしJPGだけど、M10で撮ったこの空の発色が好きすぎる。
少し褪せた色再現がまるで私の曖昧な記憶そのもののようで、後日見返すと「そうそう、これこれ。この感じ。」みたいにスッと馴染む感じがある。
国内メーカーでは唯一FUJIFILMがこの「記憶色」の表現を模索できていると思っている。
フィルムシミュレーションが他社の「なんたらイメージ」的なものと一線を画しているのはその考え方の軸にあるのではないかと。

記憶色の模索を「オシャレ」、「エモい」などとくそチャラい方向に解釈してしまうあたり、他所の国内メーカーでは如何にもカタブツのおっさんが頑張ってるんだろうなあ、感が漂ってどうも…ろくな写真経験もない若いオネーチャンを起用して、オサレ旅スナップみたいな…いや、そういうのじゃないんスよ。もっとこう、実際には行ったこともなければそこで過ごしたこともない風景写真を見て懐かしいなあと郷愁を感じてしまうみたいな。心のスキマにスッと入り込んでくる自然な表現。そういうものだと思うわけですよワタクシは。

旅の断片


Nikon Z f / TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 Di III RXD

野鳥を撮るには射程距離が足りないけれど、旅先でネコや風景を撮るのにちょうどいい。
ただ、用途を考えるとNIKKOR Z 70-180mm F2.8(TAMRON製)を買った方がよかったのでは?という気がしなくもない。
しかし70-180mmの方がお値段もずっと高いわけで、この辺で妥協しておくのがよいかと。上を見たらキリがない。


朝、昼と夏バテ防止のために山道を歩き回ってきましたが、最早暑さが尋常ではありませんね。
まるで日差しが殺し屋のようだ。

私が大富豪だったら高原の土地を買い占めて下々の民を見下ろしながら暮らすのに…
「暑くて外に出られないわ」と嘆く少女をお札で作った扇子で煽ぎつつ「どうだ涼しくなったろう」みたいな。
ちなみに香川県の銘菓 灸まんのパッケージデザインをしたのも、あの有名な風刺画を描いた和田サンなのだそうで。
くそ暑い中こんぴらさんを無事踏破した暁には、近くの灸まん美術館で和田サンの作品を眺めてクールダウンするとよいですぞ。

OM SYSTEM カレー


LEICA M10 / TTArtisan APO-M 35mm F2 ASPH.

さあ、笑うがいい。

「OM SYSTEMがカレーを新発売」というニュースを目にした瞬間、何言ってんだこいつと思ったのは私だけではないはず。
うーん、せめて送料無料だったらなあ。とか何とか言いながら、ものは試しにとまんまと買ってしまったワタクシ。

脱OMDSした今だから笑えるけど、これが同じく人的リソースの乏しい手持ちのカメラメーカー…例えばPENTAXがカレーを新発売!なんてニュースを見た日には、つい「◯ねよ、くそが」と声が漏れてしまうかも。いや、そりゃカレーは外注だろうけど企画だ何だと手間はかかっているわけでね…

「カメラやレンズに代表される商品だけでなく、カレーのような新しい商品を通してアウトドアライフの充実を応援するため」
何を言ってるのか私にはさっぱり分かりませんが、OM SYSTEMってモンベルみたいな総合アウトドアブランドでしたっけ。
まあNIKONだってようかん売ってたじゃないか!と言われるとアレですが、事業規模も違いますしね…あれは美味しかった。


カメラ(それもこのときはおライカ様)の落水が怖かったので膝までしか浸からなかったけど、それだけでも全身の汗がすうっと引いていく感覚がある。
ここにパラソル立ててデスクとチェアをどぼ漬けして働いたらかなり捗るのではあるまいか。
風に舞う波飛沫とべたべたな潮をまとった砂塵で、あっという間にPCがデストロイしそうではありますけど。

旅の断片


LEICA M10 / TTArtisan APO-M 35mm F2 ASPH.

昔そこの漁港で釣りしたなあ、とか色々思い出していた。全然釣れなかった記憶。
もう1時間どこかで時間を潰せていれば、この美しい青空と天空の鳥居のコラボが楽しめたのに。
まあそれが写真。思いどおりに事が進まないから面白いのです。

アリエクのセールで謎メーカーのMマウント50mm F1.1単焦点レンズを買おうか悩むこと48時間。せめて円が死んでなかったら。
プライムセールは相変わらずロンのガイ。Amazon謹製と令和最新型ばかりでめぼしいものは全てセール対象外という。
辛うじて買えそうなのは日用品と食料品くらいか。うーん。近所のスギ薬局の方が安くない?


令和時代に訪れたフィルムカメラブーム! 「ちょっとノスタルジックな印象」若者が熱視線 21年ぶりに新商品発売の企業も|TBS NEWS DIG

おお凄い!本当にフィルムカメラ売れてるんだ!
よりも、え?デジカメこんなに売れてないの?死に体じゃないか…な印象が強すぎて。
そらメーカーも安価なラインを切り捨ててハイエンドモデルに注力しますわ。

ぶっちゃけフィルムカメラも感度高い一部の人にウケてるだけでブームというほど流行ってませんよね。
映像序盤のフィルムを見て「なにこれ見たことない」の反応が普通だと思います。

旅の断片 高屋神社の「天空の鳥居」


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

まるで苦難に満ちた私の人生を体現するかのようにハードな道のりだった。
しかし到達点からのこの展望、そして汗まみれになった全身をクールダウンさせる潮風の心地よさよ。
朝っぱらから汗だくになって登山した教訓は、この道のりが人生だというなら死は恐れるものではなく苦難からの開放である、ということでしょうか。

三脚持ってくるべきだったとか、ここは広角ではなく標準レンズの出番だったなとか色々。


普通まず参拝するじゃないですか。リュックから財布を出して拝殿に向かうじゃないですか。財布の中身を覗いた私は思わず叫び声を上げましたね。
「えっ!?」って。中身は一万円札が4枚。以上。千円札も小銭も一切なし。ゼロ。すっかすか。
これも運命か、とおもむろにリッチマンの私はユキチのダンナを…うん、ごめんなさい無理でした。円安物価高に喘ぐ小市民なもので。

このTENKU NO TORII Tシャツも欲しかったんですよ。ヘンテコ記念Tシャツマニアの私としては。
しかし千円札しか使えない…だと?

どうにもならんね…ということで下山を決意。何でもいいから記念品が欲しかったなあ。
(たぶん車両通行止めにつき?社務所も無人だったため御朱印等もいただけず。朝早すぎただけの可能性も。)


途中から未舗装路に変わる参道ですが、とにかく獣臭がすごかったです。たぶんイノシシ。(ヌタ場があった)
またリベンジしたい気持ちはあるものの数日間という限られた旅の時間の中、脚力のほとんどをここで使い切るかと思うとちょっと微妙ではある。
近所にこんなところがあったらいいですね。朝の散歩コースとして週に一度くらいは登りたいかも。

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