
LEICA M10 / Leitz Summarit 50mm F1.5 “山崎ズマリット”
カメラ片手に京北の周山エリアを徘徊。
桂川の河川敷で川内倫子の「Cui Cui」をパラパラめくって眺めていた。

今年見た滋賀県立美術館の展示の中。
丁寧に焼かれた大判プリントの作品以上に、隣の小部屋で垂れ流されていたCui Cuiの日常スナップのスライドショーが私の心を打った。
「他の誰にも撮ることの出来ないハイレベルな作品」よりも「日常的に写真を撮っている人間にしか残せない生々しい日常写真」に心惹かれる。
ああいうのは目がそのままレンズになってて指にシャッターボタンが付いてるんじゃないかってくらいカメラを自分の一部にしないと撮れないんだろうなあ。
それこそ、たとえズボンを履き忘れたとしてもカメラだけは持って外に出ないと落ち着かない!みたいな。
この歳になると身近な人が亡くなったり、それこそ自分の死についても考えたりで。
ああ…あの時、あの人、もっと撮っておけばよかった。なんて悔いることが非常に多いわけです。
もっと写真撮らないと。目指せ肉眼レフだ。