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2022-12

四国の記憶


LEICA M10 / Carl Zeiss C Biogon T* 35mm F2.8 ZM

志々島の大楠。
年に一度はここでのんびり景色を眺めたい。
最近は良い写真を残したいとかどんな写真を撮ってやろうとかそんなことより、ただ大クスの麓で穏やかな時間を過ごしたいと思うようになった。
カメラはまあ無ければ無いでやっぱり寂しいのでアレだけど、とにかくお気に入りの一台が手元にあればそれでいい。
レンズがデジタル専用設計じゃないから色味がヘンテコに転ぶし、手振れ補正が無いから油断するとすぐブレブレの写真を量産するし…
しかしそんなことどうでもいいじゃないか、と思える。また来たらいい。

いつもと違うのんびりした時間の流れを感じて、またいつもの日常へと戻っていく。
コロナ禍の数年間特にストレスもなく豊かに過ごせたのは、きっと四国の穏やかな風土とこのクスのおかげだなあ。感謝。


くすくすさんの店内より。
いわゆる「大正ガラス」で景色がうねうね歪んで見える。正直ちょっと酔うのだった。
このガラス越しの少し歪んだ低彩度の世界を眺めていると、何だか数十年前にタイムスリップしたみたいな不思議な感覚に陥る。

島時間は素敵だ。

本日の鳥散歩


OM SYSTEM OM-1 / OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

昨晩は疲れ果てて21時就寝。たっぷり睡眠をとって睡眠スコアは87、驚異の4日連続「良い」を達成しました。
体が軽いッ!ということで朝っぱらから望遠提げて、最近お気に入りの嵯峨野の外れまで鳥散歩に出かけることに。

いつもどおりのモズさんやハクセキレイしか撮影できず、そろそろ帰宅するかと諦めかけていたところ、初めてのノスリさんに遭遇ですよ。
警戒心が強く、撮影可能なところに停まってくれるのは非常に珍しいとのこと。(近所のおじさん談)


かっけえ…
これは先日のチョウゲンボウ以上の大物では?
野鳥撮影も結局スナップと一緒で外に出かけないことには何も始まらないんだなあ、ということを痛感しました。
面倒臭がらずに散歩に出かけてよかった。


撮影できる角度が限られているので似たような写真ばかり量産してしまいましたが、それでもノスリさんに出会えただけで大満足。
おじさん曰く、山の方にはオオタカも飛来するらしいのでいつかは狙ってみたいものです。
(そうなると800mmでは全然足りない…こまったこまった、どうしよう。)

今度こそ?本当に2022年最後の四国旅 最終日


LEICA M10 / Voigtlander ULTRON Vintage Line 28mm F2 Aspherical TYPE 1

5:50起床。睡眠スコアは86「良い」。素晴らしい。
窓を開けて部屋の空気を入れ替えながらコーヒー、きのこポタージュを朝食とする。
直帰してもいいくらいの満足度だけど最後に海を眺めて帰ろう、ということでカメラ片手に海辺をしばらく歩き回っていた。


刻一刻と表情を変えていく早朝の海は本当に気持ちがいい。
本日も晴天。暖かくなりそうだ。四国滞在中はずっと暖かくて、結局上着はずっと車の中に置きっぱなしだった。
天気予報によると元旦くらいまではこの暖かさが続きそう、とのこと。


充分に海を満喫したら高速に飛び乗り、丹波篠山に立ち寄る。
立ち寄るって自宅とは全然方向が違うわけですが。

もう何年も立ち寄れていないのに毎年欠かさず新酒の案内を送り続けてくれる狩場一酒造さんで、どうしても一本買って帰りたかったのです。
秀月のにごり酒を購入。これで香川、徳島、兵庫の地酒が一本ずつ。お正月用の日本酒枠はこれで充分かなと。

例年何となく福井の日本酒を買うのが習慣になっていましたが、今回は四国旅にして結果的に大正解でございました。
いやむしろ最高の旅だったと言ってもいい。これで何の悔いも残さず年を越せるぞと。
まあ旅に出る前から別に悔いなんて何一つ残ってやしませんけれども。

来年も良い旅ができるといいなあ。

今度こそ?本当に2022年最後の四国旅 二日目


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

5時起床。睡眠スコア82「良い」。
やはり旅はいいぞ!(「良い」はあまり出ないのです。)

シャワーを浴びてコーヒーを淹れ、ぼけーっと夜明けを眺める。
わざわざ無駄に割高な瀬戸大橋側ツインルームを予約した甲斐があったというものです。
シングルルームが空いてなかったの…


時間をかけてのんびり身支度し、朝うどん→津嶋神社→父母ヶ浜といつものルートで海を眺めてから徳島県へ逆走。
加茂の大クスに今年最後の挨拶をして小松島市へと移動。新規巨樹を2本巡ってきました。
うち1本は移動中にたまたま発見したノーマークのクスで、自分の運の良さに驚かされるばかりでございます。


このまま自宅まで余裕で直帰できる距離なのですが…
鳴門市の宿を抑えてもう一泊することに。

昨日の宿はビジネスホテルよりちょっと良いくらいのホテルでしたが、本日の宿はビジネスホテルとしても間違いなく「下」レベルの宿。格差がやばいぜ…
いえ、当日急遽の予約なので、空いているだけで感謝の気持ちしかないのですが。

早々に入浴して地物のグレとマルアジをアテに地酒を。
地物がマルしかなかったので仕方なく購入しましたが、鮮度が良ければマルでも美味しいですね。
マルアジ=漁港のネコにくれてやるものだと思っていた自分が恥ずかしい。
ただ本音を言うと、徳島はどんなお刺身よりも付け合わせの鳴門ワカメが一番美味しいです。
毎回ワカメを買って帰るワタクシ。(産地偽装モノがあまりにも多く出回っているので、県外ではまず鳴門産ワカメを買いません。)

今度こそ?本当に2022年最後の四国旅


LEICA M10 / MS-OPTICS SONNETAR 50mm F1.3

前言とは撤回するためにあるッ!!
ええ、本当は福井県に年末年始用のお酒を買いに行くために早々に仕事を片付けたのです。しかしこの最近の天候不順ですよ。
下手に非雪国の人間が突撃して地元の方に迷惑をかけるなど愚の骨頂ですし、何よりアホ極まった渋滞に巻き込まれるなんて私はゴメンです。

ということで若干消去法的な理由で積雪リスクの少ない2週間ぶりの四国再訪を決めたのでした。
相変わらずの深夜出発。昨日の3:30に徳島県上陸を遂げて6時まで仮眠して朝焼けを眺める。
大麻比古神社で旅の安全を祈願して名もなき漁港(名はある)を巡りつつ、津田の松原を散策。
その後約10年ぶりに高松の街並みを歩き回ることに。

スマホ含めて荷物をほとんど車に放置し、装備は昔のようにカメラ1個と財布のみ。
久々の軽快な街スナップを楽しみました。


流石に10年も経つと街も変わりますね。
まだ幼い長女と食べたうどん屋、朝まで一緒に飲み歩いてくれたマスターのいるバー、シメによく食べたラーメン屋などなど。
街並みは変わらないのに昔お世話になった店がことごとく潰れ、別のお店へと変貌しておりました。
自分の知っている世界とは少しズレた並行世界にでも来てしまったような不思議な感覚。

高松で宿を探そうと思っていたのですがどうにも居心地悪く、急遽予定を変更して丸亀の宿を確保。
人生初の地物寒ボラのお刺身をアテに地酒金陵をちびちびやって、20時には爆睡してしまいました。

寒ボラですか?
うーん…やっぱり「今自分はボラを食べてるんだ。」と思うと何だか気分的にどうも。すみません。

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