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四国の記憶


LEICA M10 / Carl Zeiss C Biogon T* 35mm F2.8 ZM

志々島の大楠。
年に一度はここでのんびり景色を眺めたい。
最近は良い写真を残したいとかどんな写真を撮ってやろうとかそんなことより、ただ大クスの麓で穏やかな時間を過ごしたいと思うようになった。
カメラはまあ無ければ無いでやっぱり寂しいのでアレだけど、とにかくお気に入りの一台が手元にあればそれでいい。
レンズがデジタル専用設計じゃないから色味がヘンテコに転ぶし、手振れ補正が無いから油断するとすぐブレブレの写真を量産するし…
しかしそんなことどうでもいいじゃないか、と思える。また来たらいい。

いつもと違うのんびりした時間の流れを感じて、またいつもの日常へと戻っていく。
コロナ禍の数年間特にストレスもなく豊かに過ごせたのは、きっと四国の穏やかな風土とこのクスのおかげだなあ。感謝。


くすくすさんの店内より。
いわゆる「大正ガラス」で景色がうねうね歪んで見える。正直ちょっと酔うのだった。
このガラス越しの少し歪んだ低彩度の世界を眺めていると、何だか数十年前にタイムスリップしたみたいな不思議な感覚に陥る。

島時間は素敵だ。

コメント:2

RYO-JI 22-12-31 (Sat) 22:19

島時間・・・いい響きですねぇ。
実際こちらとは時間の流れが違うように感じてしまいます。
都会の刺激的な空気感、流行、目に飛び込んでくる情報・・・そんなものに憧れた時もありましたが、
今ではもうただ不快なものに感じてしまい、求めているのはこういう島での豊かな時間の過ごし方です。
私も絶対に好きになるであろう志々島、来年行けたらいいなぁ。

そして来年もどこかで会えるといいですねぇ。
ということで、良いお年をお迎えください!

to-fu 23-01-01 (Sun) 15:08

> RYO-JIさん
離島にいると日頃の忙しない時間の使い方がばかばかしく感じますよね。
余所者なので船の時間だけは気にしないといけませんが、もし日帰りでなければ時計すら不要かもしれません。
私も若い頃は都会で必死に…かは怪しいですがそれなりに働いて、たくさんのモノを買って、そんな暮らしが当たり前でしたが、
周りで人が亡くなり始める歳になると、それが酷く空しく感じるようになりました。毎日を心豊かに生きたい。今はそれだけです。

今年こそはもう少しゆっくりお話ししたいものですね。ジャンボ唐揚げでもつまみながら。
RYO-JIさんも暴飲暴食の…いえ、楽しいお正月をお過ごしください 笑

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