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藤坂の大カツラ の検索結果: 21

兵庫県篠山市 藤坂の大カツラ 再訪


FUJIFILM X-T20 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak

友人とちょっと山歩きでもしようか…という話になり、そういえば昨日鞍馬に行った際もうカツラの木に新芽が出ていたなあと思い出しまして、様子見がてら藤坂の大カツラに会いに行きたいと提案。ちなみにこれが前回の藤坂の大カツラ探訪です。雨上がりの前回とは違い今回は雲一つない晴天。霧がかった神々しい姿に感動したけれど、さてさてあの神秘的なヴェールを剥がれたカツラはどんなものなのか。


再会直後のファーストショット。
いや、やっぱり凄いわ。言葉が出ない。
まごう事なきカツラの神様ですわ。


まだまだ新芽が芽吹き始めたところ…といった感じですが、それでも前回とは違う生命観溢れる姿にやはり感動してしまうのです。


朽ちて命尽きる支幹を横目に「自分こそが次の幹だ」とでも言わんばかりにニョキニョキ成長するひこばえ。1個の巨大生命体の中にも生存競争があるのかもしれません。


人間ってちっぽけですよねえ。でもちっぽけだからこそ、このような巨樹の偉大さに感動できたりもするわけで。しかしソロプレイと違ってヒューマンスケール撮影が楽ですねー。基本集団行動があまり好きでないのでどうしても単独で動くことが多いto-fuさんですが、三脚立ててタイマーセットして走って…なんていう恥ずかしい姿を晒さずに済むなんて!と感謝の気持ちで一杯なのであります。ヒューマンスケール用に等身大のアイドルのポスターでも持ち歩こうかしら 笑


カツラは水辺でよく育つそうですが、この大カツラも横を流れる小さな沢の付近に根が集中していました。よくよく考えると凄い嗅覚だよなあ。


聞こえるのは小鳥のさえずりとカツラの幹が立てるギギギギ…という音のみ。
やっぱりここ、好きですわ。友人にも感動してもらえたようで何より。


去るのが本当に名残惜しい。
でもまた来ればいいのです。カツラ様はいつだって暖かく迎え入れてくれるから。
次回はまた雨上がりか、大雨の中のカツラ様に会ってみたい。

藤坂の大カツラ
兵庫県天然記念物指定・新日本名木百選
樹齢 不明
樹高 約20〜38m(30m強ではないでしょうか。)
幹周り 約13m

兵庫県篠山市藤坂 藤坂の大カツラ


FUJIFILM X-Pro2 / XF 23mm F2 R WR / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak
FUJIFILM X-T20 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak

安田の大杉前のローソンからさらに車を走らせます。国道173号線(綾部街道)を5kmほど北上して左折、県道300号線に入ってまた数km。すると「ここから幅員減少。走行注意。」みたいな看板のある区間に入ります。幅員減少区間を抜けてすぐの左手に藤坂の大桂の看板が見えるので、この付近のスペースに駐車します。近くにはナビに登録するような目印が一切無いので参考になれば幸いです。


農道をちょっと歩くと鉄扉で封鎖されているポイントに辿り着きます。
これは山中の野生動物が集落に降りてこないようにするための防護柵なので入ってしまってOK。ただし内側からまた栓をかけて施錠しておきましょう。(轍が見えますがあくまで地元の林業従事者のための道です。車で進入するのは止めましょう。見つかったら怒られると思います。)


林道を少し歩くと看板が。林道を逸れて沢沿いに登っていきます。


おぉ…結構先まで階段が見えるぜ…
実際登ってみると大した距離ではありませんが、かなりの急勾配です。転倒しないように注意。


おや、何か見えてきたぞ?
たぶんこの辺で興奮を抑えきれなくなると思います。
僕は転倒とか滑落とか一切頭から吹っ飛ぶくらいテンションが上がってしまい、自分がおっさんだということすら忘れて一気に駆け上がりました 笑


おぉぉ…あなたが神か!
荘厳なその姿はあまりに神々しい。これはもうカツラ神だ。
言葉にならない。ただただ呆気にとられてしまいました。


当然ながら事前に分かっていることですが、カツラは常緑樹ではありません。
正直なところあまり期待していなかったのです。
まあ場所も分かりにくそうだし篠山に行くなら下見程度に見ておこうかな、くらいの気持ちでした。


1〜2kmほど離れた春日神社の御神木とされていて、毎年5月10日には24本の小枝を切り取って祭礼用に用いているそうです。村の人々に親しまれ…の言葉どおり周囲はカツラのためのスペースがしっかりと設けられ、ここに至るまでの道程を見ても本当に大切に保護されていることが伺えます。


十数本の幹やこのひこばえに葉が茂ると、さぞかし生命観溢れる表情に化けるのでしょう。
祭礼用に切り取られるのは恐らくこのひこばえなんでしょうね。
どんなお祭りなんだろう。遠くからでいいからコッソリ見てみたいなあ。


空を見上げるとまるで幹が光に溶けていくみたい。
本当に美しい。


先程の安田の大杉とは打って変わって、このカツラを眺めていると時間の概念までが溶けて無くなっていくようです。
見て愉しむだけではない。吹き下ろす風を肌で感じ、霧を深く吸い込み、木々の奏でる音に耳を傾ける。
身体の五感がフル活動しているのが分かります。あぁ、こういうのを味わいたくて巨樹を回ってるんだよなあ。

何時間でもいられる。山を下りてしまうのが勿体ない。本当にそう思わされます。実際に2時間近く滞在していました。


幹が1本欠損していますね。
真下にその幹と思われるものが横たわっていましたが、恐らく20m近いのではないでしょうか。
その他の幹にも20m近いものが数本見受けられ、強めの風が吹く度にギギギギギ…と音を立ててしなっていました。
これがまた凄い迫力。


これは葉っぱの茂った季節にも絶対再訪しないと!
近所だったら毎朝見に来るのに…というくらい惚れてしまいました。
ここまでの感動は狛さんと京北の伏状台杉を発見したとき以来だ。


これはもうカツラの神様と呼ばせていただきたい。
再訪する時期だけが悩ましいのですよ。どうしようかなあ。当然葉っぱが茂ってから来たいのだけど、沢が近いこともあって梅雨〜夏頃にかけては致命的にヒルが多そうなのです。ヒル地獄だけは避けたいし4月末くらいかな。

このカツラは本当に文句無しにオススメですが、自分のようなソロプレイの場合クマとの遭遇と滑落には充分ご注意下さい。滑落に関してはろくに車どおりも無い県道にずっと車が停まっていれば誰かが不審に思ってくれる可能性が高いですが、クマ避け鈴を忘れた場合は一人カラオケでもしながら登山した方が良いでしょう 笑

– 追記 –
2018/4/19 再訪しました!

2022/5/2 何度か再訪していますが、本日訪問したところ大枝の折損を確認しました。詳細はこちら。残念ですが、身体の一部を欠損してなお素晴らしいカツラの巨樹です。

兵庫県篠山市藤坂 藤坂の大カツラ
兵庫県天然記念物指定・新日本名木百選
樹齢 不明
樹高 約20〜38m(30m強ではないでしょうか。)
幹周り 約13m

Diary


LEICA Q

雨。このまま梅雨入りするものと思われる。昨晩雨が降りだす前にたっぷり散歩しておいてよかった。結局SONY RX1をセンサー清掃に出したので同じフルサイズコンデジのLEICA Qが散歩の相棒になっている。改めて持ち歩くとホント良いカメラだなーこれ。ただ、今の自分には28mmという画角がいまいちしっくり来ないのが難といえば難。

週が明けたらパンでも買って京北の「伏状台杉群生地」か「藤坂の大カツラ」でも眺めに行こうと思っていたのだけど、月曜から早々に大雨の予報とはいかがなものか。巨樹に飢えている、というよりも三脚と重量級機材を担いで無心で対象と向き合う行為そのものに飢えている。恐らくこの生活スタイルがまだ何年も(あるいは半永久的に)続くだろうから、自分にも他人にも極力負担をかけない形でどう生きるか、とどのつまりどう働きどう楽しむか、というのをそろそろ各自現実的に考えるべきフェーズに入っているのではないかと思う。


Panasonic LUMIX DC-GF9 / Panasonic LUMIX G 25mm F1.7 ASPH.

なんとなくノリだけでポチってしまったパナのGF9がやってきた。35mm換算24-64mmの標準ズームと50mm単焦点がセットになった、所謂ダブルズームキットならぬダブルレンズキットだそうで。たしかこのGF9、ダブルレンズキットのみの販売でボディのみでは購入することが出来なかったような。新規ユーザー以外は眼中にねえぜ!というなかなか割り切った手法だけど、それが上手く行ったのかどうかは謎。室内でのテーブルフォトや小物撮り、あとはRICOH GXRで1/1.7型センサーのS10レンズを使用している長女のステップアップにもいいかなと。個人的には応援してるんだけどなあμ4/3。

Diary


PENTAX K-1 / PENTAX HD PENTAX-D FA★50mm F1.4 SDM AW

さあ仕事するぞ!と思ったら早々にトラブル発生。頭をクールダウンさせるために朝イチで「藤坂の大カツラ」を見に行ってきました。汗をかきながら無心であの急斜面を登っているだけでも怒りなんて忘れてしまいましたが、それより何よりやっぱりあのカツラを眺めていると、そもそもちっぽけな人間のちっぽけな人生自体どうでもよかタイ!な気分になります。結局コーヒーを飲みながら1時間半もぽけーっとしてしまいました。何だかグチを聞いてもらいに行ったみたいで大カツラさんには本当に申し訳ない。気分を入れかえて頑張りますハイ。


昨日はα7RIII+SIGMA 2.8/24-70のセットをメインにK-1+DFA★1.4/50をサブとして持っていったんですが、これがまあ大正解でした。まずこの決戦兵器で撮れる範囲をバシバシ撮っていくわけです。大場所なら記念写真的なのも一枚。で、流石に50mmだけでは拾いきれないので24-70mmで存分に回収していくというやり方。実際24-70mmがあれば欲しいカットは大抵網羅できてしまうので、今後は「さらに欲しいカットだけをサブの単焦点で撃ち抜く」ことをセットで楽しんで行こうかと考えております。

今朝なんかはもう何度目の訪問か数え切れない大カツラさんが目的だったので50mm一本勝負で行きましたが、さすが足で稼げばそれなりに広角っぽくも使えるしでなかなか新鮮な撮影を楽しむことが出来ました。不器用な85mmだとこうはいきませんからね。ま、その不器用さこそ魅力ではあるのですが。

Diary


PENTAX K-5 / PENTAX smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited

昨日から続く一連のゴタゴタがようやく収束。
こんな状況でなければパーッと飲みに行きたいんですけどねえ。
明日は気分転換にパンを買って、家族で「藤坂の大カツラ」にでも行ってくるつもりです。

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