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兵庫県篠山市藤坂 藤坂の大カツラ


FUJIFILM X-Pro2 / XF 23mm F2 R WR / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak
FUJIFILM X-T20 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak

安田の大杉前のローソンからさらに車を走らせます。国道173号線(綾部街道)を5kmほど北上して左折、県道300号線に入ってまた数km。すると「ここから幅員減少。走行注意。」みたいな看板のある区間に入ります。幅員減少区間を抜けてすぐの左手に藤坂の大桂の看板が見えるので、この付近のスペースに駐車します。近くにはナビに登録するような目印が一切無いので参考になれば幸いです。


農道をちょっと歩くと鉄扉で封鎖されているポイントに辿り着きます。
これは山中の野生動物が集落に降りてこないようにするための防護柵なので入ってしまってOK。ただし内側からまた栓をかけて施錠しておきましょう。(轍が見えますがあくまで地元の林業従事者のための道です。車で進入するのは止めましょう。見つかったら怒られると思います。)


林道を少し歩くと看板が。林道を逸れて沢沿いに登っていきます。


おぉ…結構先まで階段が見えるぜ…
実際登ってみると大した距離ではありませんが、かなりの急勾配です。転倒しないように注意。


おや、何か見えてきたぞ?
たぶんこの辺で興奮を抑えきれなくなると思います。
僕は転倒とか滑落とか一切頭から吹っ飛ぶくらいテンションが上がってしまい、自分がおっさんだということすら忘れて一気に駆け上がりました 笑


おぉぉ…あなたが神か!
荘厳なその姿はあまりに神々しい。これはもうカツラ神だ。
言葉にならない。ただただ呆気にとられてしまいました。


当然ながら事前に分かっていることですが、カツラは常緑樹ではありません。
正直なところあまり期待していなかったのです。
まあ場所も分かりにくそうだし篠山に行くなら下見程度に見ておこうかな、くらいの気持ちでした。


1〜2kmほど離れた春日神社の御神木とされていて、毎年5月10日には24本の小枝を切り取って祭礼用に用いているそうです。村の人々に親しまれ…の言葉どおり周囲はカツラのためのスペースがしっかりと設けられ、ここに至るまでの道程を見ても本当に大切に保護されていることが伺えます。


十数本の幹やこのひこばえに葉が茂ると、さぞかし生命観溢れる表情に化けるのでしょう。
祭礼用に切り取られるのは恐らくこのひこばえなんでしょうね。
どんなお祭りなんだろう。遠くからでいいからコッソリ見てみたいなあ。


空を見上げるとまるで幹が光に溶けていくみたい。
本当に美しい。


先程の安田の大杉とは打って変わって、このカツラを眺めていると時間の概念までが溶けて無くなっていくようです。
見て愉しむだけではない。吹き下ろす風を肌で感じ、霧を深く吸い込み、木々の奏でる音に耳を傾ける。
身体の五感がフル活動しているのが分かります。あぁ、こういうのを味わいたくて巨樹を回ってるんだよなあ。

何時間でもいられる。山を下りてしまうのが勿体ない。本当にそう思わされます。実際に2時間近く滞在していました。


幹が1本欠損していますね。
真下にその幹と思われるものが横たわっていましたが、恐らく20m近いのではないでしょうか。
その他の幹にも20m近いものが数本見受けられ、強めの風が吹く度にギギギギギ…と音を立ててしなっていました。
これがまた凄い迫力。


これは葉っぱの茂った季節にも絶対再訪しないと!
近所だったら毎朝見に来るのに…というくらい惚れてしまいました。
ここまでの感動は狛さんと京北の伏状台杉を発見したとき以来だ。


これはもうカツラの神様と呼ばせていただきたい。
再訪する時期だけが悩ましいのですよ。どうしようかなあ。当然葉っぱが茂ってから来たいのだけど、沢が近いこともあって梅雨〜夏頃にかけては致命的にヒルが多そうなのです。ヒル地獄だけは避けたいし4月末くらいかな。

このカツラは本当に文句無しにオススメですが、自分のようなソロプレイの場合クマとの遭遇と滑落には充分ご注意下さい。滑落に関してはろくに車どおりも無い県道にずっと車が停まっていれば誰かが不審に思ってくれる可能性が高いですが、クマ避け鈴を忘れた場合は一人カラオケでもしながら登山した方が良いでしょう 笑

– 追記 –
2018/4/19 再訪しました!

兵庫県篠山市藤坂 藤坂の大カツラ
兵庫県天然記念物指定・新日本名木百選
樹齢 不明
樹高 約20〜38m(30m強ではないでしょうか。)
幹周り 約13m

コメント:4

RYO-JI 18-03-22 (Thu) 22:41

藤坂の大カツラ、その名前だけは知っていました。
カツラの巨樹はまだ見たことないのです。
それを差し引きしても、これは圧巻!!
神と例える気持ちがわかります。
枝が祭礼に使われていたり、地元の方に親しまれていたり、古来から人との関わりがある樹は魅力ありますよね。
写真でさえ感動するレベルですから、実際対峙したto-fuさんが羨ましい(笑)。
ヒルとクマは勘弁ですが、私も暑くなりすぎる前に狙っているカツラに会いに行こうと思います。

18-03-23 (Fri) 11:12

おおお! これは神々しい!
地形も天候も、すべての中心地にこの樹がそびえているように見えました。
数値をはるかに超える巨大な存在感を感じます。
桂は物によってはひこばえばっかりになってしまって、樹じゃない感が出てしまいますが、これは堂々としていますね。

桂は僕の中では雨の中の樹というイメージです。
福島の「剣桂」が気に入っていて2度撮りに行っていますが、2度とも大雨。
複数の長い幹に滝のように水が流れ、ハート形の葉っぱが青々としている姿がなんとも良いです。
ぜひこの桂のオンシーズンにも再訪して写真を見せて欲しいです!

to-fu 18-03-24 (Sat) 12:40

> RYO-JIさん
さすがRYO-JIさん、ご存じでしたか。
僕も巨樹の本で目にして以来ずっと気になってたんです。

ええ。木そのもののダイナミックさも大切ですが、やはりその巨樹に付随するストーリーや歴史があったりするとことさら愛着が湧きますよね。その地の方に大切にされているであろうことが環境に現れていたりすると、それだけで何か良いもの見たなーと得した気分になります。

to-fu 18-03-24 (Sat) 12:48

> 狛さん
本当に神々しかったですよ。
この趣味がなければ絶対に出会えなかったであろう一本。狛さんには感謝しています…

剣桂、検索してしまいました。
こうもまっすぐに幹を伸ばせるものなんですねえ。こちらもまた写真で見るだけでも凄い迫力。
白河は運転免許の合宿(なぜ白河なのか…他の合宿地より数万円安かったのです 笑)で訪れた土地なので、思い出のトレースがてら白河に行きたくなってきました。東北は巨樹の猛者たちがひしめき合っているイメージです。1週間くらいかけて東北一周なんて出来たら楽しいんだろうなあ。

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