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FUJIFILM XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS

兵庫県篠山市 安田の大杉


FUJIFILM X-Pro2 / XF 23mm F2 R WR / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak
FUJIFILM X-T20 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak

天引の八幡神社からさらに国道372号線を直進。
国道173号線との交差点にこの安田の大杉がそびえ立っています。

ちなみに僕の友人は何度指摘しても篠山市を「しのやまし」と読むのですが、正しくは「ささやまし」です。


兵庫県指定天然記念物。
遠くから見るとまるで森のような大きさだということから「甚七森」と呼ばれているのだとか。


こんなことを書くのは何とも恐れ多いのですが…実は自分、この杉はどうもしっくり来ませんでした。
確かに大きい。迫力も申し分ない。歴史ある本当に立派な杉です。
しかし何だろう。巨樹と出会った瞬間のあの喜び、高揚感が沸き上がってこない。
こうして立っていても何故か落ち着かず、さっさと撤収しよう…としか思えないのです。


原因は分かりきっています。ええ、杉は何も悪くない。
とにかく立地がよろしくない。国道の車がやかましいのです。
これはタイミングを見て撮影しましたが、常に車が行き交っていてどうも落ち着きません。


杉そのものは本当に見応えがあります。
グワッと幹が傾きながらも不安定さを全く感じさせず直立する屈強さは圧巻です。


しかしその傾きは、やかましいエンジン音や体を蝕む排気ガスを避けようと藻掻いているように見えてしまうのです。


完全に妄想の世界なんですが、何故だかイマイチ撮影にも気持ちがこもりません。
撮影するときは精神統一して1対1で向き合いたいのです。
結局滞在時間は10分ほどでしょうか。今までに見た巨樹の中でもダントツで短い滞在時間となりました。


Web上に何点か「ここが最も落ち着くスポットだ。」という意見が見られました。当然それを否定するつもりは全くありません。安田の大杉そのものも流石は県の天然記念物!と思わせる立派な杉です。ただ僕とは立地の相性が最悪だったのです。この杉がどこかの物静かな集落に生えていたならお気に入りスポットの一つになっていたかもしれませんが、率直な自分の感想でオススメ度を付けるとしたら星一つを付けざるを得ません。

駐車場代わりに使わせていただいたローソンでせめて駐車料金分は…ということで昼飯とコーヒーを買い、テンションも下がってしまったし家に帰ろうかな…なんて気分になりながらも最終目的地へ向かったわけですが、想像以上の感動が待っていました。ああ、巨樹巡りってこういうのがあるから止められないんだろうなあ 笑

兵庫県篠山市 安田の大杉
兵庫県天然記念物指定
樹齢 約700〜800年
樹高 約33m
幹周り 約8.4m

京都府南丹市 天引八幡神社のムクノキ


FUJIFILM X-Pro2 / XF 23mm F2 R WR / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak
FUJIFILM X-T20 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak

亀岡に用事があったので、ついでに兵庫県篠山市の巨樹まで足を伸ばしてみることに。
(というか仕事の用事で亀岡に行くことになったから即刻予定を組んだわけで、むしろ巨樹探訪がメイン。)
用事をさっさと済ませて国道372号を篠山方面へ。その途中たまたま見つけた巨樹。372号線沿い、るり渓温泉入口の辺りです。 全文を読む

福井県小浜市東小浜 若狭姫神社の千年杉


FUJIFILM X-T20 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation ASTIA / Grain Effect weak

小浜散策の拠点にしているフィッシャーマンズワーフから車で約10分。
東小浜駅近くに位置する若狭姫神社の千年杉へ。
若狭姫神社は安産・子育ての神様が奉られているということです。

偶然なのか向かいに小学校があり、僕が訪れた時間がちょうど昼休みだったようで棒を持った少年が走り回っていました。
あぁ、子育ての神様って感じだなあと何となくほほえましい気持ちになります。


本殿の横に立派な杉が。


屈強で厳格な杉をイメージしてやってきたわけですが、実物を見た印象としては健康でまだまだ若い。そんな杉でした。正直なところ直前に訪れた小浜神社の九本ダモが放つ強烈なオーラが脳裏に焼き付いていたため、大きさのわりには感じるものが無かったと言いますか…結局人と人との関係と一緒で相性なのだと思います。いや、あの大往生を見た後だと何を見てもダメだっただろうな。ここはもう一度再訪すべきか。


来るまで樹齢1,000年かあ、すげえなあ…と思ってたら通称千年杉であって樹齢千年ではなかったというオチ。
いえ、冷静に考えたら樹齢500年って凄いですよね。信長とか秀吉の時代ですよ?


これだけの樹高があると落雷で幹が欠損してしまっていることが多いですが、周囲もそれなりの高さのある森林なので落雷を免れたのかもしれません。本当に気持ちのいいくらい元気に育っています。


千年杉周辺の森林は県の天然記念物に指定されています。


惜しむらくは本殿の敷地内に生えているので根元を観察できないことですね。
根っこなんかも見てみたかったし、何より樹皮に触れてみたかった。

こうして撮影している間にも地元の方が続々と参拝に訪れていました。
敷地も広々していて印象の良い神社です。
もう一度出直さないとなあ。

若狭姫神社の千年杉
樹齢 約500年
樹高 約30m
幹周り 約6m

福井県小浜市 小浜神社の九本ダモ(枯死後)


FUJIFILM X100F / Film Simulation PROVIA / Grain Effect Weak

なにこの春爛漫。
つい数日前は気温一桁だったのに。


先日定休日で食べそびれた、こだま食堂のソースかつ丼を食べに小浜再訪。
今度はしっかり調べてきましたよと。オープン時間の少し前に到着。


これだよ、これ。相変わらずおっさんの胃を潰しに来てやがるぜえ。
敦賀のヨーロッパ軒よりも脂感がややライトで、揚げ具合もこちらの方がサクサクしてて好み。
しかしこれでまた2、3年は来なくていいわ。何とか完食。

食後の運動がてら、小浜神社の九本ダモを見に行くことにします。


↑ここからの写真は全て
FUJIFILM X-T20 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation ASTIA / Grain Effect weak

小浜神社。小浜フィッシャーマンズワーフから約2km?寄り道しながらふらふら撮り歩いて30分くらいで到着。


小浜神社はかつて小浜城の本丸があった場所に建てられています。
今でも石垣が残っており、巨樹抜きに閑静で雰囲気の良い神社です。


元・国の天然記念物、小浜神社の九本ダモ。
はっきり言って舐めてました。枯死した木だろ、と。しかしこれがまあ凄い迫力。周囲に柵があり近付くことが出来なかったのでスケールをお伝えするのが難しいですが、有無も言わさぬ胆力があるといいますか、人間に例えると体格のがっしりした元柔道家の老人…といった佇まいです。


ウィキペディア参照。昔の姿がご覧いただけます。
かつては9本の支幹が株立ちになっていたそうで、さぞかし壮観だったことでしょう。残念ながら2004年に全ての支幹が崩れ落ちてしまい国の天然記念物を解除されてしまいました。今現在でも充分なオーラを放っており、実物を見てきた者としては「いや、これ充分凄いよ。天然記念物のままでいいでしょ。」なんて思わされます。


既に幹は朽ち、新たな生命の苗床となっています。


幹はもう土壁みたい。
触れてみたい。


内部は完全に空洞と化していますが、目線より高い位置で幹が折れているので見えないのです。カメラを限界まで持ち上げて撮ってみたけど、これが限界。ああ覗いてみたい。スカートの奥が見えそうで見えないあの感じ(いや違う)。RYO-JIさんじゃないですが、ドローンだったら撮影出来るんだろうな…いや、脚立でもあれば。とかそんな事を考えていました。


もう天然記念物じゃない。昔は設置されていたであろう案内板も撤去されて存在しない。それでもアンタ、凄い木だよ。個人的に好きな1本。もちろん健康だった姿を見てみたかったけど、不思議と残念…無念…とは思わない。

小浜神社の九本ダモ
(既に枯死、2004年国の天然記念物解除)
樹齢 約400〜500年
樹高 目測約3〜3.5m
幹周り 9.4m

Diary


FUJIFILM X-Pro2 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak

巨樹撮影用に廉価ズームレンズを購入。
元々購入予定だった15-45mmはパス。電動ズームってすぐ壊れそうで…個人的にフジの技術力を信頼してないので…写りは文句無いんだけど。ねえ。
35mm換算で24-75mm。広角側がやや弱いけどいざとなったらCanonの17-40mm(フルサイズ)があるしいいかなと。
外装にプラを多用しているから安いだけでレンズ構成には手抜き無し…だそうで、実際充分良く写るよこれ。軽いし。
X-T20に付けっぱなしにしたらヨメ機としても行けそうな感じ。


二日酔いでしんどいので仕事は午前中のうちにキリのいいところまで進めてしまい、午後からは芝生をゴロゴロ転がってきました。


春っすねえ。芝転がり日和だ。


くるみ食パン。うまいんだ、これが。

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