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2020-06

SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Artの試し撮り


SONY α7RIII / SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art

どうして最初からこちらを買っておかなかったのか。
実のところ、そんな回り道こそが人生の醍醐味ではあるのだけど。


このレンズの購入にあたって作例を漁っていると、どのレビューサイトでもF1.2の開放で撮られたものばかりがずらずら並べられていて呆れてしまった。作例になってないじゃないかと。しかし実際に撮り歩いてみるとその気持ちも分かるというもの。開放でもこれだけ写ってしまうのだから、無闇矢鱈に絞る必要もないような気がする。

その取り回しの悪さも相まって、まるで銀塩中判カメラでも持ち歩いているかと錯覚してしまうスローなレンズ。やたらめったらパシャパシャとシャッター乱れ打ちで撮り散らかすのは勿体ない。開放付近でじっくりじっくり薄いピントを合わせて撮る。そんな扱い方が向いているのかもしれない。これは良いものを手に入れてしまったとニンマリするのと同時に、お散歩レンズとしては悪目立ちしすぎるのがどうしても気になるところ。デカい、重い、さらに不審者度も増す。でもそれらに耐えてでも持ち歩いてしまいたくなる魔性のレンズ。いいなあこれ。

SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art を購入しました


FUJIFILM X100V

FEゾナー2.8/35、FE1.8/85、そしてタムロン2.8/35。これらフルサイズ用小型単焦点レンズに手を出した私は一つの真理へと辿り着きました。
「小型軽量コンパクトだけが売りのフルサイズ用単焦点レンズなぞ不要である。」

というのもですね、最近の単焦点高級コンデジ(なんて恥ずかしい言葉なんだろう)、手元にあるものだとX100VとGR IIIの画質が良すぎるんですよ。最早フルサイズ一眼+そこそこの単焦点レンズの写りを完全に凌駕しています。生半可なレンズではそれらコンデジ勢に対しての優位性が見出せないところまで来てしまった、と言ってしまっても過言ではないでしょう。もちろんセンサーサイズの差という絶対的な素養の違いこそありますが、そこはそれ。レンズ交換不可というコンデジの特性を活かして画像エンジンを一つのレンズのためにフルチューンしており、フルサイズ画質と遜色ないものが仕上がってくる印象です。

タムロン2.8/35がいくら軽かろうがクソ重いボディの呪縛からは逃れられません。え?それX100Vより軽いの?で終わりですよ。ちょっと散歩に…となるとFE 1.4/24 GMやペンタックスのFAリミテッドのような明確にコンデジ以上の世界を写し出してくれるレンズならまだしも、X100VやGR IIIを差し置いてまでタムロン2.8/35を持ち出そうという気には到底なれないわけです。ええ、何度もタムロン2.8/35ばかり槍玉に挙げて申し訳ありませんが。

もう今後フルサイズ用レンズは例えデカかろうが優れた写りをするもの、FAリミテッドやSIGMA 2.8/45のような小型軽量だけど写りも素晴らしい(あるいは味がある)ものだけに絞って購入していこうと決めました。「写りそれなり、お散歩サイズ」はコンデジやAPS-C一眼に任せておけばいいんだ。


そこでFE1.8/85とタムロン2.8/35を人身御供に差し出して購入(ゾナーは既にイケニエと化しているので存在せず。)したのがこのSIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art。なんとその重量たるや1kgオーバーの1,090g!!一眼レフ時代からミラーレス一眼時代へと突入し、レンズ設計の自由度が大きく増したそうな。どれどれ、どれだけコンパクトで素晴らしい写りのレンズが出てくるのだろうと誰もが期待していたところで、我らのシグマさんが初のミラーレス一眼専用設計の単焦点レンズとして世に出したのがこれですよ。馬鹿みたいにデカい。手前に置いた同じくミラーレス一眼専用設計の2.8/24-70よりもさらにデカくて重い 笑

いや、ぶっちゃけもっと現実的なサイズのSIGMA 35mm F1.4 DG HSMと悩んだんです。まあこっちだって現実的と言っても665gもある巨大レンズですけどね。しかしどうせ買うなら元々あった一眼レフ用レンズのマウント部だけをミラーレス用にモディファイしただけのブツよりも、最新のミラーレス専用レンズとやらがどんなものなのか試してみたいではありませんか。

たしかにくっそ重いですが、それでも総重量で見たらK-1+DFA 2.8/24-70と同じくらいではないですかね。アホみたいに重たい機材に慣れた今の自分なら違和感なく扱えるのではないか…そんな希望的観測を元に購入しています。まあなんとかなるでしょう。

しかしこの鉄とガラスのカタマリ感。
早く撮り歩いてみたくて仕方ありません。(これで一体何を撮ればいいんだろう。)

Diary


FUJIFILM X100V / Film Simlation “Classic Nega”

ここ最近の暑さに行動意欲も減退気味で、もっぱら早朝と深夜の散歩だけが日々の慰みとなりつつあります。先日深夜徘徊していると近所のドブ川にホタルが舞っているのを発見。昨晩は家族でドブ川まで、というのも何なので京北の川原まで出かけて、ほんの少しおつまみ程度の鶏肉を焼きながら飛び交うホタルを眺めてきました。実に風流ですな。もう一度見に行きたいな、なんて思っているうちに姿を消してしまうところも、全くもって風流極まりない。

新型コロナウイルスの流行以降、家族の距離が本当に縮まったと思います。なんだかんだ言いながら我が家はこの自粛生活を結構楽しんでいたし、自分でも子供たちのためにそれなりに頑張れたのではないかという自負もある。ただまあ親子の距離があまりに近いというのも考えもの。健全な状態ではないと思うのですよ。やっぱり子供は子供の世界で生きるべきだし、親だって子供に対して一定の距離感を保つべき。親は子供のツレではないのですから。今月から既に小学校が再開していますが、早く子供たちを元の生活に戻してあげたいものです。この歪さが何らかの形で悪い方向に現れてしまう前に。

北野天満宮の花手水


PENTAX K-1 / PENTAX smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited

朝の散歩ついでに北野天満宮の花手水を見てきました。ああ、これは綺麗だ。
若い頃は花なんてちっとも興味がなかったのに、歳を重ねるにつれて本当に心にしみ入るようになるんだなと。


これだけの極彩色を敷き詰めてなお全体を破綻させない華道ってすごい。
そういえば、そろそろ紫陽花の季節ですね。今年は三室戸寺にでも紫陽花を見に行こうかな。
あ、北野天満宮の花手水は6月いっぱい楽しめます。お近くの方はぜひ。

Diary


PENTAX K-1 / PENTAX smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited

筋肉痛は無事回避できたものの膝の関節が痛みます。膝の痛みに関しては昨年イスを変えてから慢性的な持病のようになっているので、ひょっとすると今のイスが致命的なくらい私に合っていないのかもしれません。って書きながら今さら気付いたんですが。ははは。

早朝から今季の役目を終えた冬用寝袋を洗濯して、このところ乗る機会が無くて最低限のメンテナンスしかしていなかった自転車を綺麗に洗車しました。朝っぱらから汗だく状態。今日も暑くなりそうです。夕方まで仕事を進めて、その後は登山の写真をまとめてのんびりしよう。ひとやすみ、ひとやすみ。

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