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野間の大ケヤキ


LEICA Q

4:00起床。伏見稲荷大社でも散策しようと家を出る直前、ふと思い立って急遽予定変更。「野間の大ケヤキ」で夜明けを眺め、そのまま能勢エリアにある訪問済み未掲載の巨樹2本を再訪することに。未掲載巨樹は撮影から既に2年も経過してしまったので記事にまとめるなら再撮影してからにしようと思っていたのです。こちら野間の大ケヤキは既に何度も記事にしているため今回は巨樹カテゴリーではなく通常の日記扱いにしておきます。


それにしても何度来ても圧倒される。京都市内中心部から約1時間、大阪市中心部からでも約1時間程度でしょうか。地元というには少し距離こそあるものの、近くにこれだけの巨樹が存在することを誇らしく思います。年に数回はふらっと立ち寄ってしまうんだよなあ。たぶん訪問回数ナンバーワンの巨樹ではなかろうか。


秋の粧。そろそろ落葉間近。それにしても急に寒くなりましたね。今朝の能勢の気温は10℃前後。シャツに薄手のジャケットを羽織っただけだったので風邪を引きそうなくらいでした。今年初めての白い息を観測。


裏側に回ってみました。ん、こんな支柱あったかな。過去記事を見返しても見当たらなかったので、最近設置されたものと思われる。一見健康そうな大ケヤキですが全身をヤドリギの蝕まれてますから、傷みは結構深刻なのかもしれません。それにしてもこの処置のスピード感よ。


どこから眺めても実に美しい樹冠。


古い資料には幹周12mほどと記載されていることがありますが、現在の幹周は14mです。こちらの原寸大断面図は2019年に再設置されたものなので、こちらの数値が2020年現在のものに最も近いはず。ちなみにケヤキの上位ランカーは軒並み原型を留めていないため、実際のところ健康な巨樹だけでランキングを作るならば山形県の「東根の大ケヤキ」とこちら大阪府の「野間の大ケヤキ」のツートップになると思います。(私は未訪問ながら山梨県に「三恵の大ケヤキ」というケヤキ界の大物がいるのですが、残念ながら昨年2019年の大型台風で二股に分かれた幹のうち片方が折損してしまった模様。)


次に会うのは来年の春、新芽の時期になるのかなと。今年の春は新型コロナの流行があって大ケヤキには会えずじまいでしたが、来年こそはここで春の訪れを感じたいものです。それまでどうかお元気で!

コメント:2

RYO-JI 20-10-20 (Tue) 21:26

野間の大ケヤキまで一時間で行けるというのが羨ましくて仕方ないですよ。
まさに思い立ったら行ける距離感に国を代表するケヤキがあって、しかもあそこの環境が抜群にいいじゃないですか!
駐車場もトイレもベンチもお店もあって、何時間でもいられるんですからねぇ。

to-fu 20-10-22 (Thu) 16:25

> RYO-JIさん
山奥にひそむトチノキなんかも当然素晴らしいですが、やはり身近なところにあるケヤキやクスノキの持つ安定感は異常ですね。
冬は落葉してしまうのでいつ行っても変わらぬ姿を…とはいかないものの、それがむしろ四季の移ろいを実感させてくれている
ようでもあり、有り難い存在です。あのケヤキを生かしたまちづくりは巨樹と人との共存の理想形の一つではないかと思っています。

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