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茨城県土浦市 亀城のシイ


SONY α7RIII / SONY FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G

過去訪問した未掲載巨樹シリーズ。今回は遠い関東の地、茨城県です。
訪問したのはもう4年も前(2019年)になるのか。まだコロナ禍前ですね。
再訪して改めて記事にまとめようと思っていたのですが、まさか世の中あんなことになってしまうなんて。
結局関東に行くなどとても考えられない数年間でした。
今やれることは今やっておくべき。本当に痛感します。


訪問したのはなんと元旦。ええ、家族はみんなこたつでみかんを食べたりゴロゴロ転がったりのんびり過ごしておりました。
私は…たった4年前ですが当時は勢いがあったのですね。寝正月なんてもったいないと車を出し、土浦市を目指したのです。

目的のシイの巨樹は亀城公園の中にあるという。コインパーキングに車を停め、早速向かいましょう。
(余談ですが、有料無料問わず恐らく専用駐車場は無し。この規模の公園としては悪い意味で珍しい。)
亀城公園は室町時代後期に築かれたとされる土浦城の城跡を活用した公園。これはまあ全国各地でよく聞くパターンですね。
日本第2位の大きさを誇る湖、霞ヶ浦に隣接する土浦市は度々水害による被害を受けていましたが、水害で水浸しになった街並みに浮かぶ城塁が亀の甲羅のように見えたことから「亀城」の異名を持つそうです。茨城県史跡第1号指定。


県指定天然記念物「亀城のシイ」は公園の片隅にひっそりと佇んでいました。
巨樹といってもシイなので、極端に目立つというほどではありません。


この前年の夏だったかと思いますが、友人の狛さんに関東のスダジイの巨樹を案内していただいたことを機にシイの巨樹にハマっていた記憶…
私の住む関西圏ではあまりシイの巨樹を見かけないのです。関東にはたくさんのシイの巨樹があって羨ましい。


恥ずかしながら県指定天然記念物、幹周7mという「巨樹リスト上の見てくれの良さ」に惹かれてやって来た感は否めず。
解説板の立つ正面からの姿こそ相当なものですが、単幹ではなく根元から4股に分かれているタイプのため数値ほどの迫力は正直感じられません。
明るい公園にすらっと立つスダジイらしからぬ立ち姿に面食らった、というのが率直な感想です。
(なんとなく、薄暗い森の中でウネウネとした複雑怪奇な姿で立っているのがスダジイの巨樹のイメージ。)


とはいえ、それは私が勝手にスダジイに抱くイメージとずれていたというだけの話で、決して亀城のシイが悪いわけではありません。
城址公園で遊ぶ子供たちを見守る巨大なスダジイ。これはこれで良いではありませんか。

スダジイの巨樹というと見ごたえはあるけれどあまり長時間一緒に過ごしたくない…いや、これも私の勝手なイメージですね。
まあそんな印象があるのですが、こちらのシイは近くのベンチに腰掛けて何時間でも眺めていられそうな心地よさがあります。


この大枝のうねり具合はシイらしい迫力がある。
しばし見入ってしまいました。


かつての土浦城の名残、今でもお堀に水が張られています。
やはりバス釣りの聖地霞ヶ浦のお膝元だけあって、お堀にもブラックバスとかブルーギルとか放流されているのだろうか…(放流ダメ絶対)

うん。決して個性のあるスダジイの巨樹ではありませんが流石になかなかのサイズ。これほどのシイはそう見られるものではありません。
私としてはこのエリアなら「出島のシイ」の方が好みではありますが、こちらも素晴らしい一本ではあると思います。


実は私、お寺も神社の大好物なのですが、何故かお城にはあまり興味が持てず…
しかし巨樹めぐりなんかより遥かに大きな規模でお城めぐりという趣味が存在しますからね。御朱印ならぬ御城印なんてのもあるらしい。

お城めぐりで亀城公園に立ち寄られた際はぜひとも亀城のシイも併せて眺めていただきたいところ。
今回元旦の訪問ということで賑わい皆無ではありましたが、公園周辺の城下町もなかなか雰囲気が良さそうでした。

2019/1/1訪問
「亀城のシイ」
茨城県指定天然記念物
樹齢 約500年
樹高 16m
幹回り 7.0m

茨城県土浦市中央1丁目13-48 亀城公園内

コメント:4

23-03-17 (Fri) 14:24

見覚えのある巨樹ってすぐにわかるものですね。
不意をつかれましたが、やっぱそうだ! とちょっと嬉しくなりました。
「亀城」ってのはいわゆる仇名だったんですね。しかも決して微笑ましくない……知らなかったです。
知らなかったと言えば、このシイの背面やお濠側の光景も。

なぜだ? と自問しましたが、その答全てが冒頭にある「駐車場問題」で説明できるんでした。苦笑
自分の訪問時には有料Pも全て埋まってまして、でも引っ込みがつかずにちょっと停めて駆け足訪問。
しかもメインカメラが電池残僅かなシグマDP2、日没間際。思い返してみると、最悪ですね、この状況……。
これで行ったような顔をするなんて、亀城のシイに申し訳ない。
to-fuさんが書かれてるように、シイ巨樹にしては不似合いな陽の雰囲気があるというか、公園に遊ぶ子供たちを見守ってるようにも感じました。

スカスカしたコロナ禍の3年に訪ねた巨樹は多くはありませんが、自分も忘れず記事に刻みたいと思いました。
そうすることでこの先の勢いも増せばいいなと。

to-fu 23-03-17 (Fri) 20:41

> 狛さん
流石ですね!
亀城のシイは前々から目を付けていて、たしか狛さんにも亀城のシイってどうでした?と感想を聞いた記憶があります。
しかしどうせ真上から見たら亀甲型とかそんなノリだろうと思ったら、水害時に城が池に浮かぶ亀のように見えたって…
こういう地域の歴史、風土を知れるのも巨樹めぐりの良さの一つですよねえ。ホントいい趣味だ。

しかしここ、近隣に駐車場が少なすぎですね。私が停めた駐車場もキャパ僅か数台の小さいところです。
いやー、そういえば昔の狛さんの巨樹写真は結構DP2のものがあったなと懐かしくなりました 笑
でもアレでビシッと決まった写真が撮れたらと思うと…背筋がゾクゾク来ますね。持ち出してしまうのも分かります。

この数年は私も訪問してぽけーっと眺めることで満足してしまって、その後放置している巨樹写真がたくさんあるんです。
せっかく汗水流して…いえ、馬鹿高いガソリン炊いて撮ってきた写真ですから、世に送り出して供養?してあげないと。
よく働いて、よく遊ぶ。かつてのペースを取り戻していきたいですね。

RYO-JI 23-03-18 (Sat) 21:23

シイの生育環境に関しては私も同じようなイメージを持っています。
薄暗い場所でひっそりと不気味な感じでいて欲しいという(笑)。
そんな勝手なイメージをあざ笑うかのようなまさかの明るい公園内。
いや、悪くないですよね。
かえって落ち着いてゆっくり眺められるような気がします。

一枚目の立派な樹冠からして大きなシイだと推測しましたが、角度を変えると完全に裏切られました。
幹周7mという数字はウソじゃないかもしれませんが正統派ではないとも言えるので、これをどう判断するかは難しいですけど、
幹の具合なんかを見ていると、シイの巨樹らしさが充分あらわれているんじゃないかと思いました。
特にシイを見慣れない地域民からすると、結構見応えがありそうです。

個人的には城も割と好きなので、城下町の雰囲気も絡めて訪問してみたいです!

to-fu 23-03-19 (Sun) 13:57

> RYO-JIさん
やっぱりシイはそんなイメージですよね 笑
雨の日や雨上がりの、あの樹皮がどす黒くなった感じが非常によく似合います。
しかし仰るとおりでこれはこれで悪くないなと。
心が落ちているときにシイらしいシイを眺めると堪えるので、そういうときはこんなポジティブなシイがいいです。

私も正面から見たときはおおっ!と思ったんですけどねえ…
分かれているにしても、もう少し幹にまとまりがあれば、一個体のシイの巨樹としてインパクトが出てくるのですが。
率直な意見を申し上げると、決して悪いシイではないけどもう一度このシイのために遠征するかというと厳しいですね。

城、城跡めぐりは城の造りに知見のある方なら楽しい世界なんだろうなーと、やや羨ましく見ています。
この不自然なスペースは元々城の基礎があったに違いない!とか知識があれば妄想が捗りそうです。
食わず嫌いしていないで私も初心者向け?な彦根城あたり行ってみようかな…

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