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京都府宇治市 三室戸寺の紫陽花


SONY α7RIII / SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art

先日の梅宮大社に引き続き、やって来たのがこの三室戸寺。「あじさい寺」と呼ばれるお寺さんは全国各地に点在しますが、近畿圏のあじさい寺として真っ先に名前が挙がるのは恐らくこの三室戸寺であろうと思われます。超メジャースポットということで、人混みを大の苦手とする私がこの時期に訪れるのは当然初めてのこと。雨の日を狙って来たにもかかわらず、なんと先日同様到着と同時に雨が止むという奇跡が…流石は間の悪さには定評のあるto-fuさん、といったところでしょうか。はあ。


さて。拝観料800円を納めて境内へ。(平常時は500円ですが、紫陽花やツツジのシーズンは800円になります。)こちらは三室戸寺の花手水。ややくたびれた感があるものの美しい。北野天満宮の華やかな花手水と比べると若干おしとやかな印象。はんなりと、という表現の方がふさわしいかもしれません。これはこれで悪くない。


まずは本堂を参拝。そして御朱印を。紫陽花のイラスト付きの特別御朱印が気になるところでしたが、紫陽花バージョンは書き置きのみということだったので通常版をいただきました。私以外は皆さん通常版と特別バージョン×2の合計3パターンを、という方が多かったようです。私は個人的なポリシーで極力手書きのみ、かつ一箇所につき一枚しかいただかないようにしている(稀に例外あり)のですが、少数派なんでしょうかね。まあ他所は他所、うちはうちです。


目的の庭園へと向かいます。おお…流石に凄い。梅宮大社も綺麗でしたが、これはちょっとスケールが違う。滋賀、奈良、大阪、姫路に名古屋なんかも。多くの他府県ナンバーの車が駐車していましたが、この光景には確かに遠方から来るだけの価値があります。


山門を借景とした完璧な配置。無粋な意見かもしれませんが、よくもまあこれだけ緻密に計算して景観を作り上げたものだなと。ただただぽけーっと眺めて花を愛でる。若い頃はあまり理解できなかった感情です。こういうものの良さって歳をとって時間に余裕ができて初めて分かるものなのかもしれません。老いは悪のように見られがちですが、決して悪いことばかりでもないと思うのです。


一言で紫陽花と言ってもたくさんの品種があるそうで…なんと数百種類は下らないのだとか。ポケット図鑑でもチラ見して、最低限の品種くらいは頭に入れて来るべきだったなとちょっと反省。分かった方が面白いことってたくさんありますからねえ。


先日は100mmマクロ一本勝負。今回は35mm一本勝負。流石にユーティリティ性は35mmに軍配が上がるか。ところでこの1.2/35、すっごく良いレンズです。開けてヨシ絞ってヨシ。全くもって隙がありません。超絶解像度の代償として腱鞘炎不可避の重量が付きまといますが、これを使ってしまうとちょっと他の35mmレンズは持ち出せなくなってしまいます。


どこを撮っても画になってしまうという。単焦点レンズを数本持ってきて付け替えながら撮影したら、軽く半日は過ごせそうだ。


個人的に一番好みなのがこの青とも紫ともピンクとも言えない複雑な色味をしたこのお方。撮っているときは夢中になっていて気付きませんでしたが、後で見返すとこの品種の紫陽花ばかり撮影していたようです。似たような写真が何枚も何枚も。


ソーシャル・ディスタンスッ!!ということで皆さんそれなりに距離を取って撮影を楽しまれていました。もちろん私もですけど。今になって思うのは人様に傘が当たってしまったりなどなどの面倒を考えると、雨上がりに訪問出来たのはベストだったのかもしれません。


山門をバックに定番の構図。


想像に難くないかもしれませんけど、京都の梅雨って馬鹿みたいに蒸し暑いんですよ。例に漏れず私も梅雨なんて大嫌いだったわけですが、こうして紫陽花を眺めて汗だくになりながら無心で写真を撮っていると、梅雨もそう悪いものじゃないかもしれないな、なんて思ったり。何で今まで紫陽花をスルーしてきたんだろう。


気付けば結構長いこと散策していたようで。いつの間にやら人手が増えてきたので撤収することにします。ほぼ終息しつつあるとはいえ、やはり人混みを避けるに越したことはありませんからね。もちろん昼食は自宅に帰ってから。外食するだけのお金がないという説もありますが。


実は今回紫陽花と同じくらい美しいなと感じたのが、雨水を蓄えて艷やかになった新緑でした。このレンズを持って雨の日の登山道なんかも歩いてみたい。梅雨の間にやりたいことが多すぎて困ってしまう。


今日は雨、明日も雨、明後日も雨。
うんざりするし外出が億劫にもなりますが、紫陽花を楽しめるのもこの僅か一ヶ月ほどの間だけですからね。流石にこの三室戸寺くらい有名なスポットになると土日は殺人的なくらい混雑しますが、平日午前中ならこのように比較的のんびり散策できる状況でした。撮影目的で来られるならやはり人の少ない平日午前中がおすすめです。

コメント:2

20-06-14 (Sun) 9:33

写真のしっとり感、影のある感じ、京都の印象そのものです。こういうところからお昼前に帰宅できるなんて羨ましい。
こちらも今日から梅雨らしいですが、まだカラッとしてますし、降ってもこうはならないと思います。
不快指数……は実際はアレにしても、この写真をみると憧れますね。湿った色が実に深くて美しい。

そしてまた物凄いレンズを手にされましたね。
技術が進歩して性能がうなぎ上り……なのはもう疑いもしませんが、DFA15-30mm/f2.8とほぼ同じ図体って……どういう材料の使い方してんだシグマさん?みたいな 笑。それでもやっぱりミラーレス用でいくらか小型になってるということなのでしょうね。
カメラの全力を引き出すような大型レンズを使ってみると、見える世界にかかった薄皮が一枚拭い取れたような気分になります。
そのことに驚くのももちろん楽しいですが、このようなレンズをいずれ実用の道具として使いこなすぞという自分の成長もまた楽しみ。
完全にデジタルになっても、良い機材とはじっくり向き合っていきたいものですよね。

to-fu 20-06-14 (Sun) 19:50

> 狛さん
まさにザ・京都ですよね。ここまで露骨に雰囲気をゴリ押ししてくると、これはもう一種のテーマパークと呼んで差し支えないのではないかと。
梅雨入り以降不快指数2万くらいの日々が続いていますが、紫陽花の美しさに限ってはジメジメムンムンしているほど色が引き締まって映えるような気がします。
夏は暑くて冬は寒い盆地。良く言えば「四季が際立って美しい」、悪く言えば「人間が暮らすには最低の環境」だと思います 笑

ペンタの★1.4/50然り、現代の最新技術の粋とも言える単焦点レンズの性能が悪いわけないんですよね。
スマホの普及で購買層がどんどん先鋭化してるので価格も比例してうなぎ上り…購入するには信仰心が試されるようになってしまいましたが。
きっと狛さんの15-30mmも同じだろうと想像しますが、わざわざこんなアホみたいに高くて馬鹿でかいレンズを買ってしまったからには
撮って撮って撮りまくって、使いこなしてやらないと損じゃないかという気分になってきますね。ああ、写真ってなんて面白いんだろう。

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