Home > PENTAX HD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WR | PENTAX smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WR | 寺社仏閣 > 京都府長岡京市 柳谷観音 楊谷寺のあじさい

京都府長岡京市 柳谷観音 楊谷寺のあじさい


PENTAX K-1 / PENTAX HD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WR

巨樹めぐりを始めてからというもの、四季の移り変わりを日常で強く意識するようになりました。そうなるとやはり春は桜、梅雨の時期なら紫陽花と季節の花が気になるようになりまして。今年はあまり積極的に遠出できないこともあって、例年に無い勢いで近隣の寺社をめぐっては季節の風物詩を堪能しています。

ということで今回は京都市のお隣、長岡京市へ。京都の「西山」と呼ばれるこのエリアに位置する名刹「柳谷観音 楊谷寺」へとやってまいりました。この写真のような手水舎を草花で飾り付ける「花手水」の元祖がこちらの楊谷寺だったと記憶しております。本来の花手水は手水舎を草花で飾り付けたものではないんですけどね。最近では京都以外の寺社でも少しずつ見られるようになってきました。


開門と同時に境内へ。もちろん感染拡大防止のためマスク着用必須、入山時には両手をアルコール消毒、です。先日宇治市の三室戸寺を訪れた際は境内に大勢の人がいるにもかかわらず半数以上の方がノーマスク、あまつさえ寺社からは何のアナウンスも無しということで呆れてしまいましたが、このご時世ですから楊谷寺の対応が正しいように思います。

さあまずは本堂で合掌。柳谷観音は眼病に対してご利益があるということで、常時ドライアイなデスクワーカーの私としては普段よりも長めに頭を下げておきました。そして御朱印をいただきます。例のごとくあじさいウィーク限定御朱印もありましたが、そもそも限定の類にあまり興味が無いのと書置きはちょっと…派なので通常御朱印を。

余談ですが、御朱印集めはご利益を得るため、スタンプラリー的な記念に…など、人それぞれ様々な理由を持って取り組まれていることと思いますが、ワタクシ個人的にはあまり御利益にも期待していなければスタンプラリー的にただ数を集めたいとも思っておりません。実際にもらわないことも多いし。ただ参拝して気に入った神社やお寺さんには、何らかの形で気持ちばかりのお金を落としたい。それだけなんです。毎回お守りを買って帰るのもどうかと思いますし、お賽銭を多めにというのも何だか味気ない。それならこちらにも形で残る御朱印にしよう!と思い、始めた次第です。(余談が長い 笑 ここからは「巻き」で進めましょう。)


明け方まで大雨、そして日中は曇りの予報ということで、しっとりした雰囲気の中で眺められると思ってこの日に決めたのですが…めっちゃ晴れてますね。いつからこんな晴れ男になってしまったんだろうか。


流石に三室戸寺なんかと比べてしまうと見劣りしますが、これはこれでなかなかのもの。桜のあのお祭りのような華やかさとはまた違う。紫陽花は紫陽花でいいですよねえ。


そういえば標準ズームで撮影するのは今回が初めてか。この後に近くの巨樹にも寄りたかったので、このレンズにしたのです。


紫陽花は街中に咲くよりも日本の原風景みたいな田舎に咲く方が美しい、と思う。


ただ紫陽花だけ見て帰るというのはあまりに失礼ではないかということで、もちろん奥の院にも。


土壌酸度によって色が変わる花弁。神秘的だ。


桜の花びらのように枯れる前に散ってしまうのも儚くて良いけれど、枯れたまま骸骨のような姿で残る紫陽花も諸行無常な感があって良い。


ヤマモモの木。巨木クラス?ヤマモモとしてはかなり立派そうなので気になる。とはいえこれ以上近付けないのでどうしようもありません。


撮り飽きないなあ…


楊谷寺。調べていただくと一目瞭然なんですけど、結構すごいところにあるんですよ。西山エリアは遠方からの観光客にはなかなかハードルが高い。ただその分、他の名所と比べると混雑もそこまでではありませんから、のんびり紫陽花を眺めたい、他人の写り込みなどを気にせず撮影に集中したいという方には結構オススメです。この楊谷寺の他にも善峯寺に光明寺などなど。実は結構見どころのあるエリアなんですよねえ。


PENTAX K-1 / PENTAX smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WR

最後に3枚だけDFA100mmマクロ。花撮影の場合は良くも悪くも自由度の高いズームレンズよりも単焦点レンズの方が撮影に没入出来るかもしれませんね。不自由だからこそ迷わない。と、比べてみて感じました。


ちっともマクロレンズ的な使い方をしていなくてレンズに申し訳ないのですが、このレンズは中望遠レンズとしても本当にアタリでした。ズームレンズと比較すると明らかに「ヌケが良い」と言うのでしょうか。このレンズで家族写真を撮るとto-fu家界隈では非常に評判が良いです。まあマクロレンズなので、AFの可動域が広すぎて一度ピントを外すとギュイーンギュイーン!とうるさいのが難点ですけど。


とはいえ普通の中望遠レンズってとにかく寄れないんですよね。最短撮影距離が1m近かったりして、お前はライカの骨董レンズか!とツッコみたくなるような仕様だったり。使っていてイライラするので結局持ち歩かなくなってしまいます。そう考えたらこのレンズで正解なのか。まあぶっちゃけペンタックスのラインナップには100m付近の単焦点ってこのレンズしか存在しないんですよね。135mm単焦点があったらそっちを買ってたかも…なんてとても口には出せません。

コメント:2

20-07-03 (Fri) 10:12

手水がお寺の顔になる。面白いですね。誰がどんな風に思いついたアイデアなのか……ごくシンプルに、落ちた紫陽花を長持ちさせるために水に浸しておいたのが始まりかもしれませんね。
青空に負けじと豊かな色彩が美しいですね。
加えて、大沢のスギの刺々しさ。優美なだけではない、京都の環境の深さを物語っているかのような対比を感じます。

「AFがうるさい」「うるさいレンズ」と各所レビューにある100mmマクロ笑、改良してくれるとすごく良いレンズになりそうですが、一方では実用ラインのレンズとして作られたから良かったのかもと。
28-105mmを修理に出していますが、やっぱりPENTAXの本領は何気なく作った実用レンズだよなあ……という気がします。
マクロレンズというと特殊性が感じられますが、寄れる中望遠で抜けが良いというと一気に魅力的に感じ、気づくとまたアウトレットのページを見ていました(出てなくてよかった)。
実際、両方持っていたとしたら、僕なんぞは77mmリミテッドよりこっちかもしれません。笑

to-fu 20-07-03 (Fri) 12:26

> 狛さん
数年前にこの楊谷寺の方が考案されたそうですが、新型コロナの流行で手水舎使用禁止というまさかの状況になった今、その真価を
発揮することになるだなんて。考案された方だって、こんな形で花手水が注目されるとは想像しなかったのではないでしょうか。
手を清めることは出来ませんが、その分ギスギスした心を洗い流してくれるかのようです。とても面白い試みだと思いますね。
大沢のスギは行こう行こうと思いつつ近いしまた次回で…ということでいつも後回しにしていましたが、色々なスギを見てきた今改めて眺めても「これはすげえ!」と驚かされました。

DFAマクロは思った以上に使い勝手が良くて、出かけるときはついゴロンとかばんに放り込んでしまいます。
なんとなく77mmリミテッドよりも雑…というわけではありませんが、気軽に使える。この気軽にというのも大きなメリットだと思います。

仰るように、この辺の実用レンズにこそペンタックスの妙があるように感じますね。我々ユーザーにとっては良い意味で力の抜き方がヘタクソなので、CサンやNサンなら露骨に差をつけるようなところでも「いやでももうちょっと質を上げた方が…だったらこっちも…」なんて、結局上位ラインを食いかねない出来栄えになってしまうという。28-105mmなんてその典型ですよね 笑

コメントフォーム
Remember personal info

トラックバック:0

このエントリーのトラックバックURL
https://withphotograph.com/wp-trackback.php?p=15401
Listed below are links to weblogs that reference
京都府長岡京市 柳谷観音 楊谷寺のあじさい from with photograph

Home > PENTAX HD PENTAX-D FA 24-70mm F2.8 ED SDM WR | PENTAX smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WR | 寺社仏閣 > 京都府長岡京市 柳谷観音 楊谷寺のあじさい

CATEGORIES

Return to page top