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SAMYANG AF 24mm F2.8 FEを購入


フルサイズ機の欠点…というか構造上そうなってしまうのだと思いますが、とにかくレンズが無駄にデカすぎる。いやホント、お金払ってオネーチャンを撮る人ならそれでも別に構わないんでしょうけど、街中をふらふら撮り歩くには悪目立ちしすぎるわけです。今日日こんなカメラに24-105mmのズームレンズなんか付けて街中を徘徊しようものならオマワリサン案件待ったなしですからね。私ももういい歳した大人ですし、これでも一応人の親なので、今日お父さん職質されちゃったぞー凄いだろ。なんて流石にネタにもなりません。

そこで適当なスナップレンズを…と探していたらこいつを発見。
サム・ヤン。最近何かと話題な「韓」のイメージがムンムンするブランド名に軽くドン引きしつつも検索してみると、比較的まともなブランドでははありませんか。コリアンブランドですがケンコー・トキナーが代理店となって販売しているようです。

さてこのSAMYANG AF 24mm F2.8 FE、プラ鏡胴のコンパクトボディで重量なんと93g!所有するゾナー35mmよりも軽い!(余談ですがゾナーさんは「お前はライカMマウントか!」と突っ込みたくなるくらい寄れないので基本的に常用レンズに向きません。そこまで寄ることあるか?と思われるかもしれませんが、いざ寄ろうと思ったときに寄れない。彼がスタメンを張れない理由としてはそれだけで充分のはずです。自撮りやテーブルフォト全盛のこのご時世、寄れないレンズはクソレンズだと断言してしまっても問題ないでしょう。)ということで早速購入してみました。


うーん…誇らしげな赤いラインがかつてキヤノンが上位レンズに入れていた赤いラインや昔のシグマ、タムロンがやはり高級感を演出するために入れていたゴールドのラインのようであり、「昭和の爺さんが好みそうな安易なステータス感」を醸し出していて非常に恥ずかしいですが、このレッドラインに目を瞑れば決して悪いデザインではないと思います。(このレンズの線、どのメーカーも入れなくなりましたね。英断だと思います。ソニーさんは未だに恥ずかしいツァイスの青バッジとか付けてますが。本当にやめていただきたい。)

質感は昔で言うところのコシナのレンズみたいな感じ。色気を出してツァイスのライセンス品とか作り始める前のコシナですよ?銀座レモン社のワゴンに新品の28mm F2.8が6,800円で積まれていたようなアレです。今やこの質感でも4万円。それでも高いと感じなくなってますからね…カメラ用品って本当に高くなったし、これでは一握りのマニアだけの市場になってしまうよなあと寂しく感じます。昔は当時貧乏学生の自分でもそれなりに楽しめる世界だったのに。


どうでもいい話ですがレンズのフィルターもピンキリで、どのランクのものを買うか非常に悩みますよね。大体このケンコーZetaとかマルミEXUS、ハクバULTIMAの中から適当なものを買いますが、最上位ラインのフィルターってやはり凄いんでしょうか。写りに100%影響しない!的な。あまり安すぎるとせっかくのレンズ性能を殺す気がするので躊躇しますが、高すぎるものも懐的に躊躇してしまいます。あ、安レンズには容赦なく1,000円くらいの安フィルターを付けてますけど。


試し撮り兼散歩がてら説法を聞きに行ってまいりました。
AFも別に遅いとは感じないし、十分な写りだと思います。(もちろん全てJPG補正無しです。)
まあ僕は写りとかよく分かりませんけどね。


説法待ち。世俗の煩悩にまみれたワタクシはこれだけの行列だけでもイライラしてしまいます。いやホント、行列や渋滞はムカデやゴキブリよりも嫌いなんですよ。ご飯だって有名店で行列為して食べるくらいなら迷わずコンビニ飯を選びます。行列ダメ、絶対。


有難いお話を聞いた後は昼間からビールを注入して煩悩の世界に戻ります。最短撮影距離24cm。センサーから24cmなので、レンズ先端からだと18cmくらいまで寄れているのではないでしょうか。うん、このレンズ良いんじゃないですか?24mm単焦点って広すぎて使い道が無さそうに思ってましたが、それなりに寄ることもできるので意外と万能に使えそうです。考えてみたら今のスマホカメラって24mmとか28mmですもんね…寄れる24mmは現代の標準レンズと呼べるのかもしれません。

話は変わりますが、今朝たまたま目に付いたデジカメWatchの提灯記事を読んでいたら非常に共感できることが書かれていました。

現在のデジタルカメラ市場ではフルサイズとマイクロフォーサーズのみならず、中判やAPS-Cについても各社がそれぞれにアピールする。しかしそれらのアピールには、撮像フォーマットの大小という物理事情を超えるほど明確な主張はあるだろうか。

価格帯やレンズラインナップの揃え方に目立った違いはなく、スマホ全盛時代に未だガラケーっぽいメニュー画面しか用意されていないこと(これはオリンパスもそう)なども踏まえると、現在のデジタルカメラは何となく轍の上を走っているような印象で、デバイスの進化によるスペックアップ以外には大きな流れが見えてこない。

写真はスマートフォンで撮る時代と言われても、まだまだカメラとカメラメーカーのブランド力は強い。この強みを今度は「カメラありき」の発想から脱却した上で分析し、それぞれの誇りと強みを反映した闊達なカメラ開発が今後広がっていくことに期待したい。

デジカメWatch 「機動力」でマイクロフォーサーズに集中するオリンパス
鈴木 誠氏の記事より引用

前半はまあお仕事だからね、うん…という感じですが、これが本音だと思います。デジカメユーザーって未だに〇〇のメーカーのものしか使わん!みたいな偏屈な原理主義者が多い(記事にある時代錯誤なインターフェースも声だけ大きいその層の影響であると思われる)印象ですが、私みたいなアバウトな人間からすると今のデジカメはロゴ以外に大した違いなんかねえよ、と白けてしまいます。写真も写真機も一体どこへ向かっているんでしょうね。

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