Home > LEITZ SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

LEITZ SUMMILUX 50mm F1.4 2nd Archive

愛媛の記憶


LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

宿へのチェックインを済ませ、荷物を置いて身軽になったらカメラだけ提げてのんびり海岸線を歩く。
地元住民には当たり前の環境すぎるのか、海に行ってもほとんど誰もいないのが素晴らしい。
観光のために整備された多くの人が行き交う海岸は自分の好みではない。


昔の瀬戸内海はもっとゴミだらけだったような気がする。
ペットボトルに発泡スチロール、大陸から漂着したと思わしき謎の物体。
最近はどこの海岸を歩き回ってもとても綺麗だ。


またのんびり海を眺めたくなってきた。
今週どこかで近場の海に出かけたい。

愛媛の記憶


LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

駅前の寂れ具合が尋常ではない。
しまなみ海道の開通でフェリーの利用客が減少して繁華街から活気がなくなる。
もちろん駅前が寂れた理由はそれだけではないのだろうけど、何と皮肉なことか。
前回歩いた際はわりと綺麗だった記憶のある看板も、朽ちてボロボロになってしまっていた。


うちのムスメたちにもこんな可愛いらしい時代があったなあと遠い目。
アンパンマン列車に乗せるためだけに岡山駅から四国に渡ったことが何度もありましたっけ。
岡山駅構内にあった練物屋のタコ棒?タコ串?が美味しかった記憶。
あれと缶ビールを買うのが乗り換えの合間の楽しみだったのだけど、まだ残っているのかなあ。


地酒「山丹正宗」を購入して港でぼけーっと。
昔みたいに2万歩も3万歩も歩きながらバカスカ撮ったりすることはしなくなったけれど、こういう街歩きも悪くないなとしみじみ。
やっぱり街に自分を馴染ませるには、車でも自転車でもなく徒歩が一番だと思う。

愛媛の記憶


LEICA Q

一度のんびり自転車で全ての島をめぐりながら尾道まで抜けてみたいものですが、流石に途中で一泊は挟まないと楽しめないかな…と。
いやいや、存分に写真を撮りながらだと二泊は必要では?なんてグダグダ考えていると後回しにしてしまいがちなしまなみ海道。
今回は強風のため小一時間走っただけでリタイア。もちろん橋から落ちたりしませんが、それでも落車こわいこわいなのです。


LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

懐かしい風景。
以前来たときと何一つ変わってないような気がする。


何の目的もなくカメラ片手にぶらぶら街歩きしていると若かりし頃を思い出す。
昔はよく知らない街を撮り歩くためだけに旅に出ていたなあ。
当時持ち歩いていた銀塩MF一眼レフが少しだけ恋しくなりました。

愛媛の記憶


LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

Imabari no Neko.
当たり前だけど警戒心が強い。
90mm、せめて75mmを持ってくるべきだったと後悔。


港町のネコというと殺気の塊みたいな顔をしたVシネ系のやつが多いのに、この辺りには可愛らしい顔をしたやつらが多かった。
ひょっとすると飼い猫なのかもしれない。

愛媛の記憶


LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

10年前とほぼ変わらないように見える街並み。
我々は朝から酷い二日酔いでどこかへ出かける気分になれず、この脇にある突堤の先端に腰掛けてぼけーっと缶ビールを啜っていた。
遠くしまなみ海道を望む突堤。そんな思い出の突堤にはフェンスが敷かれ、残念なことに立入禁止となってしまったようだ。


漁師町の雰囲気が好きすぎる。
別に漁師町で生まれ育ったわけでも何でもないのに、あの磯臭い風を感じるとどこか感傷的になってしまう。
これも一つの「日本の原風景」と言えるのではないかなあ。
昔のように缶ビールを啜りたくなるも、自転車&車移動なので今回は叶わず。
この時点でさっさと宿を抑えて缶ビール片手に一日街をぶらぶら歩き回ってもよかったかもしれない。


10年前の写真と見比べたいところなのだけど、当時はちょっと病んでいて写真から離れていた時期なので旅の写真が一切残っていない。
色々な事情から自宅暗室をやめてデジタルに移行する気にもなれず、このまま写真とは無縁の生活を送るのだろうと思っていた。
当時の街並みやスルメを齧りながら缶ビールを啜るグロッキーな友人、そんな他愛のないものを何故しっかり撮っておかなかったのか。
今となっては本当に後悔しかない。

ホーム > LEITZ SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

CATEGORIES

Return to page top