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2018-05

福井県小浜市 加茂神社の大スギ


FUJIFILM X-T20 / XF 10-24mm F4 R OIS / Film Simulation PROVIA
FUJIFILM X-Pro2 / XF 35mm F1.4 R / Film Simulation PROVIA


5月10日の巨樹巡りシリーズ。若狭町から小浜市に入り、新平野駅脇の高架から線路を越えて加茂神社へと向かいます。加茂神社は田園風景が延々と続く、のどかな集落の奥にありました。


太平洋側の直線的に伸びるオモテスギではなく、日本海側に多く見られるウラスギだと思われます。公式には幹周6mということですが、ご覧のとおり高さ3mを超えたあたりから幹がぶわっと膨らんでいるため数値よりずっと巨大に見え、遥かに迫力を感じます。


健康そうな枝っぷり。幹を見ても痛みは感じず、まだまだ若い。これからもグングン成長することが想像できます。


あんなにスリムな根元で支え切れるのだろうか…と心配になってしまいますが、ウラスギとはそういうものなのでしょう。自分は太平洋側で育ったからかウラスギという存在があまり身近なものではなく、スギがこんな形状をしているというだけでも驚きだったりします。(流石に少しずつ慣れてきましたが。)


本当に立派なスギだ。小浜には他にも「若狭姫神社の千年スギ」という立派なスギがありまして、単純な大きさや迫力で言えばそちらに軍配が上がるのですが、あちらは根元を見たり直接触れたりすることが出来ない点がちょっと物足りないのです。

あちらの千年スギは神様のように崇高で遠い存在に感じるのに対して、こちらはもっと親しみやすい集落代表の爺さまのようなイメージ。やっぱり間近に寄り、触れられるというだけで総合点を結構底上げしてくれるような気がします。個人的には千年スギよりもこっちの方がゆっくり見ていられるし、見ていたいかなあ。


手入れが行き届いていて気持ちの良い神社でした。
ちょっと腰を下ろして空を眺めていたら1時間も経ってるじゃないか。みたいな空間。また来たい。


この大スギの他にも鳥居から少し南に歩いたところにあるムクノキ、隣のゲートボール場の隅にあるムクノキもなかなか立派なものです。お越しの際は併せてどうぞ。

鳥居南のムクノキはこの石碑に書かれているように天然記念物指定された立派なムクですが、残念ながら根元から大きく朽ちてしまい樹勢が衰えています。かつてムクノキとしては愛媛県新居浜市のものに次ぐナンバー2の大きさだったそうですが、現在の姿は正直なところ魂の抜け殻のように感じました。

加茂神社の大スギ
小浜市指定天然記念物
樹齢 約500年
樹高 約25m
幹回り 約6m

鞍馬寺から貴船へ


FUJIFILM X100F / Film Simulation PROVIA

朝の散歩。先日鞍馬寺まで登ったばかりですが、奥の院から貴船まで抜けるルートを歩き終えないと何だか負けたような気がするので再訪することに。それにしても大杉さんは今日も立派だった。


本殿金堂の左裏手に奥の院へ続く山道があります。ここまで来る人はほとんどいません。観光なら本殿で引き返せば良いと思いますが往復はロープウェイではなく徒歩推奨。ぶっちゃけ鞍馬寺の本殿って大したことないし、景色だって随分登らされるわりにホント何も見えませんから。鞍馬寺の価値の9割は由岐神社の大杉や途中の山道の美しさにあると思います。


昼飯時には車に戻れる計算。(鞍馬も貴船も大したメシ屋が無いんだなこれが。)


 


これって本当に自然に出来上がったものなんだろうか。凄い。


鞍馬の山はかつて源義経が天狗に稽古をつけてもらったという伝承の地。義経の魂は死後ここ、義経堂に戻って来たと言われています。大量のタゴガエルの卵を発見。


無知なもので、結構勉強になります。


 


 


 


650万年前に魔王が降臨したといわれる魔王殿を過ぎたあたりから、何やらまともじゃない形状の樹木が多く見られるようになります。奇樹とでも呼べばいいのでしょうか。霊山の持つ力なのか、はたまた魔王さんの御力なのか。いやもうホント、こんなことが出来るのはピッコロ大魔王かMr.マリックくらいのものでしょう。皆スルーしてましたが、結構見ごたえありますよ、これ。


貴船側に抜けました。流石にもう一度登山する気にはならないので、道なりにとぼとぼ歩いて鞍馬の駅まで戻ります。


車に乗り込む前に山椒餅を購入。あぁうめえ。汗をかいた後の甘味は格別なのです。さあ、シャワー浴びて仕事だ。

Diary


FUJIFILM X100F / Film Simulation PROVIA

気分転換に喫茶店にでも。と思ったが外に出ると実に良い風。何もわざわざ騒々しい空間に行く必要もあるまいと、kindleとコーヒーだけ持って車を走らせ山奥の川辺まで。謎の鳥、蛙の鳴き声が心地良い。今度から喫茶店はやめてここに来ることにしよう。

Diary


FUJIFILM X100F / Film Simulation PROVIA

こちらもようやく立ち寄れた野間の大ケヤキ近くのパン屋。
「薪パン 日々」さん。


これは美味いわ。ガーリックフランスが特に絶品。
みっちり詰まったパンなので2個も食べたら満腹でございます。


ケヤキ前でノンアルとパン。
相性悪すぎた。


直帰も何なので亀岡の出雲大神宮へ。
狛犬ならぬ狛うさぎ。


ずっと昔立ち寄ったときに何やら古めかしい木が生えていたなあと頭の片隅で覚えていたのですが、どうも倒壊の恐れがあるということで2010年に2代目のオガタマノキと差し替える形で撤去された模様。樹齢1,500年だったのか。オガタマノキってあまり大きくならないからそこまでの古木だというイメージが無かった。そのまま捨てられるような扱いは受けていないと思うけど、どこに行ったんだろう。


子供におまもりを買って帰宅。

野間の大ケヤキのフクロウ


Canon EOS M / Canon EF 35-135mm F4-5.6 USM

4度目?5度目?もうよく分からなくなりましたが、ようやくフクロウとの邂逅。
しかしこの500円で買ったポンコツズームレンズには少々荷が重かった。


伝家の宝刀トリミング。


何とかヒナも確認。
飛び立つにはもう少し時間が必要そうに見えますが、どうなんでしょう。


肉眼でも結構はっきり見ることが出来てちょっと感動しました。
野生のフクロウを見るって凄い経験だ。
来年はもう少しまともなレンズを持って再訪したいものです。
(でも望遠レンズなんて他に全く使う機会ないんだよなあ。)

 

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