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2022年買ってよかったものベスト5


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

まだ少し気が早いような気もしますが…
まあもう年内に大きな買い物をすることもなさそうなので、ここらで一旦まとめてみることにします。
今年は色々買ったような、そうでもないような。
写真機材に関しては今年で随分方向性が固まったような気がしますね。

来年以降はもう今までのように勢いで機材を取っ替え引っ替えすることはなくなりそうな予感があります。
動画機能に全く興味がない私としては、最近の機能も値段も肥大化する新モデルにワクワクすることが少なくなりました。
ええ、これはあくまでも「予感」ですよ?私は躊躇なく前言撤回できる人間なのであしからず。

それでは今回も男らしく今年の買い物ナンバーワンから発表したいと思います。

第1位 FUJIFILM GFX50S II


巨樹写真に極上の解像感を求めて購入。自分的にはこのカメラが”アガリ”になったような気がしています。
正直自分の貧相な感性では、これ以上精細な画像を見せられたところで良し悪しを判別できる自信がありません。
いえ、理屈抜きに、これ以上のモノを見せられても自分はもうワクワクできないだろうな。熱くなれないだろうな。
撮影した写真を見て直感的にそう悟ってしまいました。

以前はもうフルサイズ機しか買わん!などとのたまっていた自分ですが、これを手にしたことでむしろセンサーサイズという名の檻からから開放されたような気もします。感じ悪い言い方になりますけど、フルサイズ機の新作が出ても「ほーん、所詮フルサイズやろ?」と遠い日の思い出のように感じてしまうし、逆に「ここぞ!」というとき以外はAPS-Cやμ4/3でもよくね?と完全に割り切れてしまう。ややセンサーサイズ至上主義に傾きつつあったワタクシですが、今やそんなことどうでもよくなってしまいました。いざとなったらGFXを持ち出せばいい。普段持ち歩くカメラなんて、楽しく撮れたら別に何でもいいじゃない。

自分の価値観を買えた一台。ということで、迷わず今年のお買い物ナンバーワンに決定。

第2位  OM SYSTEM OM-1


初めてのオリンパス機。ただしもうオリンパスではない。
フラッグシップ機なのに安い!と話題になったOM-1さん。いやいやいや…んなアホな。私みたいな庶民にとっては大金です。安くもなんともない。
フルサイズセンサーに魂を売っていた以前の私なら間違いなく手にすることのなかった一台。
ある意味、GFXを手にしたからこそ購入できたカメラかもしれません。

「今のフォーサーズやAPSはフルサイズの画質に遜色ない派」という宗派が存在しますが、彼らは純朴にして盲目な羊たちです。
まず大前提として現在も画質には明確な差がある。これが中判、フルサイズ、APS、フォーサーズ全てのカメラを同時に使うワタクシの実感。
その上で「お前のその写真、そして撮影行為。ホントにその大層なカメラ機材が最適解なのか?」ということも考えてみてはいかがと思うのですよ。

大きなセンサー、大きなカメラ。たしかに美しい写真が撮影できます。
でもお前、そんな機材提げて街中歩いて本当にそれ楽しいの?写真を楽しめてるか?と。

玄関先に置きっぱなしのカメラをバッグに放り込み、お出かけついでに写真をパシャパシャ。
まあ運良く1枚くらい、どこかに公開したくなるような写真が撮れてると嬉しいな…
アナタにとって写真って、元々そんなものではありませんでしたか?画質にボケ味、そんな小煩いジジイカメラマンみたいなこと考えてましたか?
小型軽量なフォーサーズシステムは写真趣味の世界に溺れ、そして疲れたオトナたちに最適なカメラ機材なのではないかなあ。
私はOM-1を持ち歩くことで、そんな初心を少し思い出すことができたような気がします。μ4/3はいいぞ。

第3位  MERRELL AGILITY PEAK 4 SOLUTION DYE


メレルのトレイルラン用スニーカー。私は決してトレイルランニングなどやらない人間。
巨樹撮影のちょっとした山歩き、そして日頃山道散歩することが多いので購入。軽くて通気性も良し、そしてふかふかのインソール。
ソールもビブラムのMEGA GRIPなので雨の日でもまずまずのグリップ力があります。値段もまずまず安いのではないか?
もう一足ストックしておこうか悩んでいるくらいにはお気に入り。

MERRELLのスニーカーって以前所有していたカメレオンシリーズ然りデザインが「イモ」なことが多いのでアレですが、これはデザインも気に入ってます。

第4位  RICOH GR IIIx


買っては手放す、を繰り返してきたGRシリーズの新人枠。なおGR IIIは僅か1,000ショットで手放した。
なんだろう。GR IIIxで撮影した感想は「うーん、いつものGR。」としか言いようがないので特筆することもないという。
はっきり言って撮影が楽しいカメラではありませんが、とても気軽に写真を撮れるのが良いです。真夏の暑い時期は本当に大活躍でした。

クソ暑い真夏の炎天下にでっかい一眼機、イヤじゃありません?私はイヤなんです。汗でストラップが汚れるのがイヤ、じっくり構えて撮影するのもイヤ。
GR IIIxは真夏の「おそうめん」のようなカメラなのですよ。スルスルッと食べられるならぬ、サクサクッと撮れる。これがいい。
食欲減退?写欲減退?だった今年の夏は、コレがなかったら写真なんか撮ってなかったかもしれません。買ってよかった。

なお秋が来てから一切出番がありませんが、今のところそれでも手放すつもりがないくらいには気に入ってます。
え?40mmの新レンズはどうなのかって?愚問ですね。使えば分かる。いつものGRですわ。画角差なんて実に些細な問題だと思う。
好きな方を買え。どっちも変わらん。いや、冗談抜きにそう思います。

第5位  FITBIT VERSA 3


過去には時計コレクターだった時期もありましたっけ。今ではFITBITの奴隷です…
元々所有していたVERSA 2の後継機。液晶が焼き付いてしまって背景にデジタル時計がチラチラ映り込むのに耐えられなくなりリプレイス。
新機能とか別に使わないし意識したこともありませんが、VERSA 2から何も変わらずシームレスに使える。
むしろ、そこが良さなのかなあと。

この手のデバイスを身に着けて即座に生活習慣改善に結びつくわけではありませんが、ほんの少しだけ意識をそっち側に寄せてくれるのが有難い。
「うーん、最近睡眠時間少ないな。今晩は少し早く寝てみよう。」とか「あと1,000歩で1万歩か。ちょっとだけ遠回りして帰ろうか。」みたいな。
来月までに体重3kg落とすぜ!毎日睡眠スコア80を目指すぜ!なんてストイックに考えるとしんどそうですが、ほんの少し健康になれる気がする。それが良い。
まあ単に私が「ユルく、ストレスなく生きる」を座右の銘に生きる人間なのでユルいだけで、ストイックにやりたい方も活用できると思いますけど。

ただ…やっぱり私は腕時計が好きなので、将来これが指輪型なりもっと別の形のデバイスになったらなあ…と願わずにいられません。
腕には時計を着けたいの。

———————–

ということで、こんな感じの2022年でした。
次点でX-Pro3とかUltron 21mmとか色々ありますが、劇的に写真ライフが変わったかというと別にそこまで大層なものでもなく。
来年もなんだかんだ楽しく買い物できる一年になればいいなと。

コメント:6

RYO-JI 22-12-11 (Sun) 22:46

おおー、もうこの季節がやってきましたか!
確かに早いような気もしますが、読んで納得。
これ以上のものはもう年内出てくることはないでしょうね。

GFX50S IIを購入されてからカメラに対するスタンスに変化があったというのは面白いですね。
その影響が大きく、様々なセンサーサイズのカメラをその時々に応じて持ち出せるのは強みでしょう。
そんな様子を拝見し、to-fuさんは今年は特にカメラ&写真ライフを楽しんでいらっしゃるなぁと感じました。

一方でスニーカーやFitbitがランクインしているのは実に健康的。
私もFitbitの奴隷の一員ですが、使い勝手には何の不満もなくもはや体の一部みたいになってますよ。

22-12-12 (Mon) 9:17

この季節ですね……一年、早いなあ。
書かれている通り、GFXこそはスチルカメラ趣味全体にとっての解答と呼べる一機だと思います。
高いっちゃあ高いんですが、この性能、かいま見せてくれる「この先」、あるいは周囲のカメラと比べても、これって実はおトクだよな……と感じます。
型遅れとは言え今使っているカメラに性能的な不満を感じないのは、一見いいことのようで、そうでもない……
ああそうだよな、視野が広がるってことは、周囲に対する感じ方も変わるってことでもあるよな……と。
文化性、近未来への展望をも買いたいのだと考えると、今、GFXはかなり現実的な選択肢だなと感じます。

楽しくお金を使える対象としてのカメラであってほしい。
そのために、メーカーには常に意欲とインパクトに満ちた開発をしてほしい。
何かに挑戦する熱意を持ちたくてカメラをやってるのだと、単純なことに今一度気付かされる年末でもあります。

でもそう、健康も大事ですね。
来年はより活動的な一年になるといいな……いや、していくんだ! と、今のうちだから言っておこう。笑

MK1121 22-12-12 (Mon) 14:43

やはりベスト1はGFX50S II ですか。。。
このランキングを目にしてから、ずっとGFX50S II のレビュー記事やら動画やら見まくってます。。。笑

自分が鳥肌立つようなそんな映像美を撮ってみたい、ラージフォーマットだったら.. と夢想してしまいます。
実際、OM-1では必要十分で納得のいく写真が撮れるのですが、映像美で心を震わせるとは違うのですよね。

例えば、A7RIV+GM 50/1.2やM11+APO SUMMICRON 50/2 では、そんな感覚を覚えた写真が数少ないのですが
ありました。

ところで、「買ってよかったもの」は、YouTuberネタとしてよく目にしますが、自分でやってみるのも良いですね。
1年を振り返りながら、何が自分にとって大切なものなのか、改めて棚卸出来る気がします。 私もひっそりとやってみようかと思います。

to-fu 22-12-12 (Mon) 22:13

> RYO-JIさん
早いですね、一年…
今年は本当に例年以上に写真が楽しかったです。日々RYO-JIさんに刺激を受けたおかげだと思ってますよ。
やっぱり掲載されている写真を見て、おお自分ももっと撮らねば!って気持ちになりますもの。

何といいますか、嫌でも健康について考えてしまう、考えなくてはいけない年齢になってきたのだなと 笑
今年はとにかく少しの時間でもRYO-JIさんとご一緒することが出来て、大きな一歩を踏み出せた一年だったと思っています。
来年はもう一歩踏み込んで巨樹なり唐揚げなりチャレンジできるといいですねえ。

to-fu 22-12-12 (Mon) 22:22

> 狛さん
早いですよね…このままでは何もしないまま終わってしまうぞ2022年。
結局のところ、自分は巨樹というジャンルに手を出した時点でいずれは中判に行き着いていたのだと思います。
仰るとおりで機材をアレコレ買い替えたりするくらいなら、多少高くてもドカッと行ってしまった方がお得だったのかなと。

狛さんも書かれていたとおり自分も最近のニューモデルにはちょっと辟易している部分もあって、GFXがぶっ壊れるまでは
メイン機として活躍してもらうことになるのではないか、という気がしています。だって、欲しいカメラがないんだもの。
いやいや、こんなの出されたら借金してでも買うぜ!と思わせるくらいの魅力的な製品づくりに期待したいものですねえ。
スペックはK-1 IIそのままでいいからコンパクトで質感の良い真鍮製のLXデジタルを何卒…

来年は軽めでいいので三人で集まれたらいいですねえ。
いえ、集まりましょう。どこに行くか?どこを目指すか?んなもん集まってから考えればヨシ! 笑

to-fu 22-12-12 (Mon) 22:33

> MK1121さん
昔からの定番ネタなので、まとめられている方が多いですよね。特にアフィリエイト系の方は… 笑
一年の買い物を振り返ることで、あれはいい買い物だった!逆にこれは無駄だった…など振り返れて結構面白いですよ。
「今年買うべきではなかったワースト5」なんかまとめてみても面白いのかもしれません。

最終的には自分が写真に何を求めるか、になってくると思うのですが、MK1121さんは解像感に重きを置いていらっしゃる
ように見受けられるので、中判に手を出すのは「有り」なのかもしれませんね。最近ハッセルが出した新型も良さそうです・
(いえ、決して煽っているわけではありませんよ 笑)

いくらテクノロジーが進化しようとセンサーサイズの差に関しては物理の問題なので、人の目には精細に見えるように
誤魔化せても結局のところ大型センサーの優位は揺るがないと思っています。実際にrawデータを弄ると懐の広さが全然
違いますからねえ。フルサイズや中判のデータなんか、気を付けないとHDR合成みたいな不自然な写真になりますもの 笑

あ、例のマップのサイトにでも「ベスト5」を掲載していただけたら即座に見に行きますので!

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