- 2023-10-14 (Sat) 11:37
- FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR | Life Log
FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR
昨日は天気がよかったもので、久しぶりに京北の山奥にある伏条台杉群生地を散策してきました。
なお我が家から約45km…同じ京都市内とはいえ奈良公園よりも遠いわけで、ちょっとした遠出気分も味わえてお得感があるのです。
この場所を知って以降毎年春と秋、気候がよくなるとカメラを持ってぶらぶら歩き回りたくなります。
流石に定期的に訪れていると巨大な台杉の大枝がへし折れたりとそれなりに変化もあるのですが、不思議と悲壮感は感じられません。
日頃神社の御神木のような巨樹ばかり眺めているとつい巨樹を神格化してしまいがちだけど、所詮は巨樹も自然の一部でしかないんだよな…と。
この山のヌシのような姿をした巨大杉ですら大自然の中では命のサイクルの一部でしかない。
巨大杉が朽ち、新たな生命の苗床となっている姿を見て、そのスケールの壮大さを改めて実感するのです。
巨大なクジラが天命を全うし、その死骸が海の底で数多の命を育むかのように。
伏条台杉群生地といえばやはり目玉は巨大なバケモノスギの群生ではあるのですが、私はむしろこの一見グロテスクなまでに生命を貪り合う大自然のサイクルこそが一番の見どころなのではないかと感じています。海底深くに沈んだクジラなんてそう簡単に見に行けるものではありませんからね。
何度訪れても歩き始めはクマが怖くてビクビクしているのが、歩き回るうちに自分も自然の中に溶け込んで恐怖が薄れていく感覚がある。
まあ決してクマの気配が薄れていくわけではないので警戒を怠るわけではありませんけれども…クマ鈴とBGMは必須です。
今回もカメラを置いて切り株に腰掛け、空をぽけーっと眺めたりなど。気付けば2時間以上歩き回っていました。
駐車スペースに戻ってチェアを展開し、遠くの山々を眺めながら自家製お弁当を食べて帰路へ。
今回も良い気分転換になりました。次回はまたヤマモミジが紅葉を始めた頃に。秋はいいなあ。
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