- 2023-10-13 (Fri) 17:22
- RICOH GR IIIx | VILTROX AF 75mm F1.2 Pro XF | カメラの話
RICOH GR IIIx
ここ数年大好物の中望遠単焦点レンズ。
発売以来ずっと気になっていたVILTROX 75mm F1.2の中古品がマップカメラに出品されていたので購入してみました。
なおVILTROXのレンズは以前ニコンZマウントのものを3本購入したことがありますが、どれも「悪くないけど良くもない」という印象。
当時はZマウントのAPS-C専用レンズにろくな選択肢がなく半ば消去法的に購入したものの、描写は特に印象に残るものではありませんでした。
(とはいえ2023年時点でもZマウントのAPS-C専用レンズは継続してやる気ゼロなので、今でも十分存在価値はあると思います。)
こちらはVILTROXが新たにProシリーズとして打ち出したモノで、海外のレビューを読むかぎりなかなか評判が良かったのです。
まずビルドクオリティは総じて高レベルだと思います。Xマウント純正レンズと並べても遜色ない。防塵防滴構造、とのこと。
私はツァイスの青バッジやライカの赤バッジは辱め以外の何物でもないと考える人間なのでこのProバッジにも怒りを覚えますが、好みの問題でしょう。
とりあえず山道散歩ついでに試し撮りしてきました。
FUJIFILM X-H2 / VILTROX AF 75mm F1.2 Pro XF
F1.2。目立った周辺光量落ちもなく、たしかに素晴らしい描写だと思います。
AFも静粛でまあまあ早い。特にストレスは感じませんでした。
F1.2。中心はきれいな玉ボケですが少し中心から外れるとレモン型に崩れていく感じ。
ポートレートなんか撮る場合はメインの被写体を左右どちらかに寄せて中心の玉ボケを活かすと良いのではないかと。
まあシグマのArtレンズだろうがニコンのPlenaだろうが解放の周辺はレモン型に崩れますので10万円以下のレンズとしては頑張っているのでは?
F1.2。解放でもフリンジが目立つことなく現代的な描写。VILTROX頑張ったなあ。
収差バリバリの大口径MFレンズばかり作っていた中華メーカーもここまで来たか!と。
どの程度のレベルか不明とはいえ防塵防滴の高性能AFレンズが国内メーカー相場の約半額くらい?
これでアフターサポートさえしっかりしてくれたら国内メーカーとも余裕で戦えると思うんですけど…
なんか雑なんですよね。不具合を報告したら「おう、ほなもう一本送るわ!」って。
まあ難癖付けられて交換しぶられるよりは遥かにマシとも言えますが。
F5.6。これの元画像(リサイズ前)を見て「イイ!」と声が出ました。
ピント合焦部はパキッと写って背景の空はぼんやりボケてる、みたいな。これくらいのF値が好き。
F5.6。F2.8~F5.6くらいまでが描写のピークかなという印象。
現代レンズらしく、被写界深度を稼ぐ以外の目的でこれ以上絞る必要はないと思います。
まだ少し撮影しただけですが、ワタクシ的にはこのレンズかなりの大当たりでした。
似たような焦点距離のレンズが何本もあるので不要ですが27mm F1.2 Proも気になる。
FUJIFILM純正の27mmがとてもイマイチなレンズなので、重さと大きさが許容できるならVILTROXもアリかもしれませんね。
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