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Canon EOS 6D × INDUSTAR 3.5/50


Canon EOS 6D × INDUSTAR 3.5/50

ウクライナから送料込み1,800円くらい。
どれだけ弾数があるんだろう。
もう何年もカメラやレンズの相場なんて見てませんでしたが、このレンズに関しては全くインフレせずに当時の相場をキープしています。



解放気味に撮ると写りがまんまLOMOですわ。ロモ50mm。
こんな写りで35mm前後のレンズがあればおぢさん凄く欲しい。


逆光に対する耐性がゼロと言ってもいいくらいなので、真面目に撮るよりは敢えて逆光で撮ってトイカメラ的に遊ぶのに向いていると思います。


この手のレンズってたまーに「こいつだからこそ撮れた1枚」みたいなのが写ってくれるんですよね。
それはもうコントロール不能な奇跡的なナニカなんですけど。

どんな状況でも細部まで鮮明に写してくれる現行のレンズってそれはそれで素晴らしいんですが、僕が撮りたいものはその場の空気感、記憶のほんの一部なわけであって、むしろそこまで鮮明に写して欲しくないのですよ。記憶なんて曖昧でいいんです。個人的にはCADで合理的に設計された最新テクノロジーの塊よりは、社会主義の香りがプンプンする胡散臭い鉄塊に対しての方がより親しみを感じます。

コメント:2

17-04-20 (Thu) 7:06

ソ連のレンズが醸し出す雰囲気が、ほんのちょっと霞みがかったような春の記憶とよくマッチしますね。
インダスターも、よもやこの2017年に、日本で桜を撮ることになろうとは、と、驚いてるかもしれませんね。

たまにカメラや写真の話ができるというのは、なんかとても楽しいです(笑)。
インダスターの50/3.5というと、あのちっこい、レンズキャップみたいなレンズだったでしょうか。
東京時代にはくそマニア道を突っ走っていた僕も、今では記憶の糸をたどるようになってしまいましたね……。
ソ連のレンズで渋い35ミリ前後というと、MIR(ミール)の37ミリがあったはず。
歴史が長くていろんなバージョンがあるのですが、地味な写りとしびれる赤い国デザインの本体で、結構いけてたレンズだったと思います。
この時代のソビエトレンズは、本当、ガラス玉の中から宇宙空間を見ようとしてるような乱暴なロマンがありますね。
おっしゃる通り、設計データではなくて、ツァイスの技術者と機械を戦利品として拉致って来たのが発祥だと言いますし……。
写りに関しても、そうした生っぽい技術がやっぱり作用してるんだと思います。
RAWデータの編集とかじゃなくて、根本的にそこを通った光こそが、記憶の絵や色みたいなものをもたらしてくれるのかもしれません。

to-fu 17-04-20 (Thu) 20:02

> 狛さん
流石にお詳しいですね 笑
はい。インダスターはレンズキャップみたいなチープな奴で、テッサーのクローンです。
MIRもご存じでしたか。僕が今狙ってるレンズです。こちらは赤いフレクトゴンですね。
(フランジバックの関係でペンタコンが使えなかったので、またゴミが増えるのではないかと購入にびびってます。)

コンパクトカメラでもGRなんかは非常に素晴らしい写りを見せてくれるんですが、どうも撮り手を信頼してくれてないというか「良い感じに撮っといてやったぞ。ほらよ。」みたいな絡みにくさを感じるんです。ロモなんかは「よーし、適当に行こうぜえ。何も写ってなくてもカンベンな。」なんて感じの親しみやすさがありまして、どうも僕はそういう適当な奴の方が相性が良いみたいです。

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