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神の左手か?悪魔の右手か? SIGMA sd Quattroを購入


Panasonic LUMIX G100 / OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

つい先日購入したXF 150-600mmは近くのキタムラサンで系列店から取り寄せてもらったわけですが。
何気なく覗いた中古コーナーでこいつと目が合ってしまったではありませんか。

店員兄ちゃん「それ綺麗ですよ?ほとんど使われてません。触ってみますか?」

豆腐「いやいや、買う気ないのに悪いですよ。こんなのもあったなと思っただけです。」

店兄「シグマのカメラって使われたことあります?」

豆腐「ないっスね。都市伝説みたいな噂は聞いたことありますけど。(ウソ。持ってた。どんなセールストークを展開するのか興味があった。)」

店兄「フジのカメラをお使いですよね?たぶんこれ故障してるのかってウチに文句言いたくなります。でもそれがシグマのsdなんです。それくらい他のメーカーのカメラとは別物です。でもパソコンに取り込んでシグマのソフトで現像すると感動しますよ。写りは最強です。」

豆腐「これください。」

店兄「!? 試し撮りしなくてよろしいんですか?」

豆腐「買います。」


というわけで因果律に導かれるまま私の手元にやって来たクワトロさん。dp1 Quattro以来のクワトロさんだぜ。
世の中には2種類のカメラが存在します。分かりますね?Foveonかそれ以外か。とてもシンプルです。
まあFoveon教にもMerrill派とか初代DPシリーズ原理主義とか色々あるみたいですが、その辺語り出すと戦争になりそうなので止めておきます。

「今こうして私の手元にもFOVEONがある。」この事実だけで十分ではありませんか。FOVEONを讃えよ!


キタムラサンに3000円お布施して液晶モニターに防汚防傷ガラスコーティングなるものを施してもらいました。
これでガラスフィルムも必要ないのだとか。(疑り深い私ですから全く信じておりません。しかし効果を試したくなってしまった。)

ところでシグマ機の一番の懸念がこの物理ダイヤルの耐久性なのですよ。dp1 Quattroもfpもしばらく使うとここの反応がバカになったなあと…
あと夏場は10分くらい連続使用すると熱暴走でアッチアチになるからご注意を、とのこと。10分て。草野球のおっさんでももう少しまともに走るわ。
Made in Aizuを謳うシグマのカメラだけあって灼熱の関西の夏にはあまり適さないようで不安が少々。いや多々か。

シグマ愛溢れる店員さんと盛り上がってしまいましたが、普通にこれで撮り歩くの楽しみなんですよね。
開発期間が長引きまくっているフルサイズFOVEONが私の手の届く金額に収まるとは思えず、私にとってこれが最後のFOVEONになるだろうなと。

あ、クワトロさんにはカメラ内部のメカダストが舞ってセンサーがゴミまみれになる致命的な欠陥がありますが、一応生産終了間際に造られた対策品っぽいです。
そんなこと言われても全く信用できないシグマ、恐ろしい子!5,000枚くらい撮ってこなれてきたら一度センサー清掃依頼した方がよさそうだなと。
(しかし何故あんなにカッコよくて高性能なレンズを生み出せるメーカーが、世の不具合を煮詰めたようなカメラを作り続けているのか謎…)

こいつを何とか巨樹撮影に活かすのが私の今年の目標。やれるのか?やるしかねえな。買っちまったんだもの。

コメント:2

24-02-15 (Thu) 18:03

かっこいい望遠レンズやルミックスの方にコメントを書いている途中でしたが、ワタクシの担当はこちらですね。
……いや、悪魔の右手でしょう、どう考えても。
分布図のどこに存在しているのか全く不明なコレを今手に入れる、コレで撮る。最強だ。
しかし本当に、便利なカメラが他にいくらでもあるというのに、どうして人はこうも強くFOVEONに惹かれるのでしょうか……(何かがおかしい)。

それでもシグママウントなんて袋小路には入りたくないなと理性が働き、この機体は避け続けましたが、DP2メリルなら今でも時々引っ張り出しています。
そう、ダイヤルが変になってますね。もうRAW現像もしてなくてJPEG撮りっぱなしですが、それでも他と明らかに異なるキツく尖った個性を感じられて、ちゃんと一枚バシッと当てられれば嬉しい。
癖ある楽しさなのは撮る前から確定ですけど、その総量がストレスよりも少しだけ上回ってくれるといいですよね。

to-fu 24-02-15 (Thu) 20:14

> 狛さん
お待ちしておりました 笑
いえ、本当に世の中で最も愚かな選択だと思います。シグママウント。私もこのマウントにだけは手を出したくなかった。
しかし何故でしょうね。身の回りのものが徐々にアップグレードされ、便利で快適になるほどに虚しさを感じるのは。
結局ヒトはFoveon無しでは生きられないという事実を確認するためだけにベイヤー機を使い続けているのかもしれません…

とうとうシグマ製プラグインによって.X3FファイルをPhotoshopで現像できるようになったぞ!というニュース記事を読み
意気揚々とプラグインをインストールしてみたものの、なんか明度をちょろっと弄ってJPG変換することしかできなくて
「さすが俺たちのシグマだぜ!」と笑っていたところです。でもホント、ビシッ!と決まった一枚はヤバいんですよね。
最近はどこのメーカーも似たり寄ったりで、こういうカメラが市場から消え失せるのはやっぱり寂しいです。

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