Canon EOS 6D / Canon EF 24-105mm F4 L IS USM
食後の運動がてらポタリング。東山区、新熊野神社の大楠を見てきました。
ちなみに新熊野は”しんくまの”ではなく”いまくまの”と読みます。
参拝して向かう先は京都では珍しいクスノキ。
枝が混沌としています。もう何が何やら。
幹は健康そうなのにやけに葉っぱがスカスカだな…と思ったら
今年は降水不足の他、カメムシによる虫害によって随分落葉してしまったそうです。
空を覆い尽くす緑の葉。来年に期待ですね。
京都でクスノキの巨木とは珍しい。それもそのはず。熊野から移植されたのだそうです。
熊野から運ばれ後白河上皇によって手植えされたとか、されてないとか。
新熊野神社は東山通というそこそこ大きな通りに面しています。
目の前には、いまくまの商店街。
少し北には清水寺、南には東福寺という観光客御用達のスポットがあるにもかかわらず、その中間地点にある新熊野神社や智積院の辺りはいつも空いている印象。この辺の方が閑静で散策も気持ち良いと思いますけどね。きっと行列に並ばないと観光した気にならない人が多いのでしょう。
新熊野神社のジオラマ。
うん、本来であればこうして青々と葉の茂った大クスノキが見られるんだろうなあ。
新熊野神社の大楠
樹齢約900年、高さ約22m、幹周り約6.6m
京都市指定天然記念物
コメント:4
- RYO-JI 17-11-02 (Thu) 22:09
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精力的に回られていますねぇ。
京都は、ほぼまだ手付かずなので参考になって助かります(笑)。
京都のクスノキ巨樹は珍しいんですね。
改めて調べてみたら確かに少ない。
大阪の巨樹といえば、むしろクスノキばかりなんで意外な気がしました。
クスノキは年中楽しめるし、見ると元気をもらえそうなタイプが多いので好きなんですよ。
後白河上皇お手植えの御神木だと思うと、更に有難味が増しますね。
熊野から移植とは大いに頷ける話です。
三重県南部や和歌山県南部には、素晴らしいクスノキの巨樹がいくつもあるので、
その昔はこの新熊野神社の大楠も同じような場所にあったんだと思うと感慨深いですねぇ。 - 狛 17-11-05 (Sun) 8:10
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楠初心者として洗礼を受けてきました僕です(笑)。
関東にはほとんどこういうでかい楠はありませんので……もっと潮風に強いタブの木が頑張っていますが。
やはり京都でこれだけ大きい楠があるというのは珍しいと思いました。
後白河上皇お手植えってことで900年という樹齢になっているようですが、幾つか見比べてみて考えるに
……よくわからん(苦笑)。
福岡ではもっと若くてでかいのがあったのですが、京都の地を考えると、900年でもこのくらいで妥当なのか。
熊野を再現しようと造ったというのは本当でしょうし、そこそこリアリティがあるようにも感じます。
外来のカメムシですかあ……また厄介なのが。
下の二本杉の神社も、静かな感じが素敵です。
こういうところだと杉もよく育ちそうです。
これからの紅葉は京都はきっと色々すごそうですね……。 - to-fu 17-11-06 (Mon) 16:33
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> RYO-JIさん
大阪の巨樹、調べてみたら本当に大半がクスノキですね 笑
京都では本当にクスノキ自体見かけないので、これは驚きました。
確かにクスノキは枝の伸び方といい葉の茂り方といい、前向きで明るい木々が多そうです。
巨大杉なんかは逆に不気味な迫力を放ちますもんね。
三重南部や和歌山ですか。観光マップにも載らないような山奥に人知れずとんでもない巨樹が生えていそうなイメージです。
奈良南部→和歌山は今一番行ってみたいルートだったりします。 - to-fu 17-11-06 (Mon) 16:41
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> 狛さん
枝が縦横無尽に伸びているので迫力がありますが、幹自体はわりと細めなんですよね。
この辺りは土地が痩せているのかもしれませんね。そういえば田畑を見かけない地域です。
この外来種のカメムシ(クスベニヒラタカスミカメ)は2015年に台湾から入ってきて以降急激に生息域を広げているようで、放っておくと全国のクスノキにとっての驚異になるかもしれません。なんとかしてほしいものですね。
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