Home > Life Log | SONY FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G > 黄葉の「藤坂の大カツラ」へ

黄葉の「藤坂の大カツラ」へ


SONY α7RIII / SONY FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G

先日見た「別宮の大カツラ」があまりに良かったもので、黄葉シーズンが終わってしまう前にカツラを見ておこうと丹波篠山市の「藤坂の大カツラ」を再訪しました。ああ、自分で書いていて違和感ハンパないんですが、そういえば篠山市が丹波篠山市に市名変更したんでした。良いと思いますけどね、丹波篠山市。篠山市と聞いても丹波地方を連想しない方がほとんどだと思いますが、丹波篠山市と聞けば私のような他県の人間でも大体どの辺りの市なのか想像出来るというものです。


個人的にずっと藤坂の大カツラから足が遠のいていたのには理由がありまして…京都市からの裏ルート?である宇津渓沿いの京北→世木ダム→日吉ダムルートが昨年の台風21号以来1年以上もずっと通行止めになってたんですね。渋滞や人混みをゴキブリ以上に嫌悪する私としてはメインルートである9号線→京都縦貫自動車道は余程のことがない限り通りたくなかったのです。その日吉ダムルートがようやく開通したということで、ついにあのカツラの巨樹と再会出来ることとなった次第。こんなマニアックな道が開通して歓喜している京都市民は恐らく私以外にいないだろうと思われます、ハイ。


懐かしい山道を登りやって来ました。ああ、何度見ても感動するな。


うん。ベストなタイミングで来ることができました。実はわりと遊んでる場合じゃないくらい急ぎな案件を抱えてたりもするんですが、もう今のタイミングで行かないとカツラの葉が散ってしまうんじゃないかと気が気ではなかったもので。その後どうすべきかは行ってから考えればいいじゃねえか、という宵越しの銭は持たない的ないつものアレです。ええ。これでも人生結構なんとかなるものです。


相変わらずの急勾配。しかし無心でこれを登ってくるからこそ、心穏やかな状態でカツラと対峙できるという面もあると思うのです。到着することには息切れで頭の中真っ白になってますから。


鑑賞スペースに腰掛けてカツラを眺める。現地はほとんど無風でしたが、すうっと息を吸い込むと蜜のようなあまーい香りが鼻孔を刺激します。これは…気持ちいい。


もちろん手ぶらでやって来るわけがありません。京都市内で買ったパンと、自宅で淹れてきたコーヒーをいただきます。(流石にこんなところでコーヒーを淹れたりはしませんよ?当然火気厳禁です。)


何度来ても本当に気持ちいい空間。うちから60~70kmくらい?決して近いわけでもないんですが、ちょっと心が疲れたりするとついここに来てしまいますね。


そういえば一緒に写真を撮ってなかったなと今回三脚を持ってきたのでした。いえ、カバンを三脚代わりにして無理矢理撮った写真ならあったんですけどね。しっかり撮り直したかったんですよ。


じっくり眺めて、ときたま思い出したようにシャッターを押して。何だかこのカツラとも随分距離が近付いたような実感があります。


別れ際にもう一枚。つい名残惜しくなってしまいますね。難しいのは分かってるけど雪景色も見てみたいなあ。スノーシューを履いて何とか来れないでしょうか。滑落したら死にそうなので状況を見ながら検討してみようと思ってます。

何度も記事にしている巨樹なので樹齢、樹高などの詳細は割愛。
過去の訪問記をご参照下さい。

コメント:4

19-11-08 (Fri) 22:06

空気がもう冷たさを感じさせますね。写真で伝わってきます。
とは言え、暑い時期にここを登ってバテた身としては、ちょうど体があったまって、カツラの元での休憩が心地いいのじゃないかなどと想像してしまいます。
これもいい巨樹でした。谷間に立ち上がっているこの図、どの時期に見てもかっこいいですね。

RYO-JIさんも大カツラを巡っているし……僕も負けじとカツラを載せたくなってきました。
イチョウもいいですが、この時期のスターとしてカツラを持ってくるのが我々らしいというか。笑
いやあ、でも、さすがに冬はここ、登れないような……コケたら、一番下まで時速100キロで滑り降りてしまいそうです。

RYO-JI 19-11-08 (Fri) 23:17

to-fuさんといえば藤坂の大カツラ、私の中ではそうインプットされてしまってます。
私が見に行く場合は、to-fuさんの事前許可が必要?くらいには思ってますよ(笑)。

カツラの巨樹の黄葉はまだお目にかかったことありませんが、イチョウとは違った儚い美しさがありますね。
タイミングが合わないと見られないですし、無理にでも行く価値がありそうです。
とはいえ、その肝心のタイミングが一番ネックでもあります、
雪景色はかなり危険ぽい雰囲気が満々ですので、それは相当の覚悟がいりそうです(汗)。

to-fu 19-11-09 (Sat) 16:00

> 狛さん
朝晩は少しずつ冬を感じるようになってきましたね。そちらなんか早朝はもう完全に冬の装いなのかもしれません。
この巨樹もやはり立地に恵まれていますね。(いえ、登るのはすげえ大変なんですけど 笑)

イチョウもいいですが、秋のスターは他にも色々いますからね。
そんな奴らにスポットライトを当ててみるのも天の邪鬼(そうなのか?)な我々らしくて面白いかもしれません。
冬はスノーシューを履いて…なんて少し考えてみましたが、あの急な階段、どう考えてもスノーシューを履いてしまったら足の置き場がありませんね…流石に無理か。

to-fu 19-11-09 (Sat) 16:08

> RYO-JIさん
藤坂の大カツラもいいですよー。私のおすすめカツラはやっぱりここと別宮ですね。
見に行く際は私に通行税を…いえ、もし邪魔でなければ同行させて下さい。そういう意味では連絡いただけると嬉しいです。

儚い美しさ、まさにそれですね。イチョウの黄葉のようなダイナミックな迫力もいいですが、この控えめで小ぶりな葉っぱを
眺め、これまたちょっと控えめな甘い香りを嗅ぐ…というのも日本の秋らしい侘び寂び的な風情があります。
雪景色が見られそうなカツラ…うーん、どこかありませんかねえ。カツラやトチの名木はどうしても立地に難がありますね…

コメントフォーム
Remember personal info

トラックバック:0

このエントリーのトラックバックURL
https://withphotograph.com/wp-trackback.php?p=11359
Listed below are links to weblogs that reference
黄葉の「藤坂の大カツラ」へ from with photograph

Home > Life Log | SONY FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G > 黄葉の「藤坂の大カツラ」へ

CATEGORIES

Return to page top