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片波川源流域 伏条台杉群生地へ


SONY α7RIII / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

Newレンズの試し撮りがてら何処かの巨樹を撮りに行こう、ということで久しぶりに京北の片波川源流域、伏条台杉群生地を訪れました。日曜日なので渋滞しない、人がいない方向かつ機材の重量差を実感するためにそれなりの運動量を要するところ。となるともうここしか思い浮かびません。パーフェクトな場所では?まあ、それを抜きにしてもそろそろ再訪しようかと思っていたところだったんです。いつの間にやら例の駐車スペースまでの道のりが綺麗な舗装路になっていて、到達難易度も随分と下がっていました。あの冒険心を掻き立てられるオフロードも好きだったので少し名残惜しいですけどね。


クマ鈴ver.2.0(鈴追加版)と音楽流しっぱなしのスマートフォンを装備していざ出発。今回は今まで行ったことがない「留杉」まで足を伸ばしてみることにしました。そこから「平安杉」まで戻ってカエデの谷経由の逆回りで入口まで戻るコース。

結果的に撮影しながらのんびり回って2時間半くらい。実は今回個人的に「昇竜の栗」なるクリの木が一番楽しみだったんですが、残念ながらこれは巨樹・巨木でも何でもない普通のクリの木でした 笑 まあ尾根にクリの木はこの1本だけだと思われるので、目印にちょうどいいと言えばちょうどいいのかもしれません。


しかしこの伏状台杉群生地。私が巨樹巡りにハマることになるきっかけとなった場所ですが、色々と経験を積んだ今改めて回ってみてもやはり物凄いですね。もうそこら中が巨樹だらけ。自分が縮んでしまったのかと錯覚するくらいスケール感が完全に狂ってしまう。


山の上ということでひんやり冷たい風が火照った体をクールダウンしてくれます。ぎりぎり氷点下くらいですかね。金属製カメラ、レンズを扱うにはそろそろ手袋必須になってきました。指先がゴワゴワするのが苦手なので、撮影時は真冬でも釣り用の指ぬきインナー手袋を着用しています。本来は手袋のインナーとしてはめるものですが手首と手の甲が隠れるとそれだけで充分暖かいです。


行き止まり。ということはこの看板の奥にあるのが「留杉」かと。そういえば「平安杉」を単独で記事にしていなかったな、というのと、この「留杉」もなかなか面白いスギだったので近々記事にまとめてみようと思っています。


カエデの谷あたり。巨樹的にはこのゾーンが一番見応えがあると思います。


もうホントあっけにとられるしか出来ないと言いますか。決して伝わらないだろうと思いますが、中央やや右下の急斜面から右上に向かって伸びるスギ単体でも余裕で巨木クラスの太さがありますからね。


前回訪れたのは昨年の春頃でしたか。群生地全域で随分と保護が進んでいたような気がします。これは幹周13.1mの「大やぐら杉」の前ですが、新たに防護柵が立てられていました。前回は触れることが出来た幹に近付けなくなったのは残念ですが、この貴重な風景を守るためですから仕方ありません。ひょっとすると近い将来、平安杉や留杉にも触れることが出来なくなってしまうのかもしれません。そうなる前に通っておかないとなあ。


スタート地点に戻ってきました。「てばさ木」。正式名称は宿杉だったかと思いますが、これはどう見ても手羽先です。


そして駐車スペースに戻って野立てコーヒーとパンを。うっま。持ってきた水が足りず、コーヒーをおかわりできなかったことだけが心残り。

あ、そうだ。今回はシグマ2.8/24-70の試し撮りでした。撮ってみて思ったのはFE 4/24-105より隅々の画質まで良好ですね。今のところかなり良い感じです。これで実売12万円程度(純正2.8/24-70の半額以下、あまつさえ4/24-105よりも安い!)は価格破壊すぎないか?と驚いちゃいました。生粋のソニー狂信者でシグマ製品なんて触れただけでジンマシンが出るという方以外は、もうFE 24-105mm F4 G OSSなんて買わなくていいと思います。重量的にも問題無し。駐車スペースからの移動含めて山道を3時間歩き回りましたが今までの機材と何ら変わりなし。

文句無しの画質、さらに画角の大部分が被る4/24-105とはズームリングの回転方向が逆ということもあって、これ併用するの難しくない?というのが現状の感想。せめてズームリングの向きが一緒だったらなあ。でもきっとこのシグマ24-70mmが出たことで買取相場が暴落してるだろうし、ごく稀とはいえ105mmまであって良かった!というシチュエーションもゼロではない。うーん、手放すと後悔しそうな気もする。(でも似たような画角のズームレンズを2本も持ち歩くかといえば絶対持ち歩かない自信がある。もう1本はタムロン2.8/17-28だよなあ。)しばらく手元に置いて様子を見てみましょうか。

コメント:2

19-12-24 (Tue) 19:57

ああ、ここ……なぜだか最近何度か頭をよぎることがあって。また行きたいなと無意識に願っているのかもしれません。
to-fuさんと雨中さまよった体験はすごく強烈でしたからね……。
今年は暖冬のようですが、雪を前に緊張しているかのような空気感がありますね。
舗装されたようですし、囲いも新設されているということは、自然散策できる森として広めようという魂胆があるのでしょうかね。
そうなっていくと、だんだんあの魔界のような空気も薄れていくのでしょう。良いような、ちょっと残念なような。
いずれにせよ、もう一度訪ねたい名所です。

新レンズも好感触なようで何よりです。
24-70と24-105両方持ち歩くってのはやっぱりよほどの理由がないとおかしい……ですよね。笑
これは自分のことを考えても迷うところです。じゃあ古い方を売るの? 売らないなら古い方で我慢できないの? みたいな。
もうほんとにこの手の悩みは他人様(特に奥さんとか)からすればキモチワルイでしょうし、理解を得ようとして一喝されそう!
そうじゃねえんだよ……ああ僕もどうしようか……どうか……。

to-fu 19-12-26 (Thu) 11:02

> 狛さん
自分にとっても忘れがたい思い出になってますよ。
あの日受けた衝撃から、自分にとっての写真との付き合い方も大きく変わったような気がします。
コンパクトカメラを持ち歩いて日常を撮るだけだったのが、あの日を境に一眼&ズームレンズがメイン機材に変わりましたからね。
訪れる度に思うのは、もう一度狛さんと散策したいなあと。今ならあの時よりもっと色々なことが語り合えると思うのです。
タイミングが合えばぜひともRYO-JIさんも。三人で歩き回ってみたいものです。(実は一人だとけっこう怖い…)

結局のところ24-105も残すことになりそうです。本当に写真に興味ない人からしたら馬鹿じゃないの?という話だとは
思うんですけど、やっぱり70mmから先の35mmが必要になる対象も出てくるはずなんですよねえ…うん。きっとそうだ。
ペンタの28-105は評判いいですよね。あれだけコンパクトだと24-70とは単に画質の違いだけでメリットを語れないと思いますし、
2本とも手元に残すには充分な理由(屁理屈とも言う)で自分を納得させることができそうで、まことに羨ましいです 笑

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