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TTArtisan 90mm F1.25を購入


Panasonic LUMIX DMC-GX8 / Panasonic LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 ASPH.

Mマウント90mmはアポズミクロンがあれば十分。
そう思っていたのですが、勢いで購入してしまいました。
中華大口径レンズは男のロマン。TTArtisan 90mm F1.25を。

先日ウルトロン21mmを購入した際にTTArtisan 21mmのことを調べて以降、実は21mmよりもこちらが気になっていたんですねえ。


そう、アポズミクロンは真面目すぎるのです。良く写るのはいいけれど毎日持ち歩きたいかと言えばNo。やや息苦しく感じるのです。なんと言いますか、アポズミでゴミ箱や空き缶を撮るのははばかられる、みたいな?まあゴミ箱や空き缶なんか撮らなきゃいいって話なんですけど、たまにふと撮りたくなるではありませんか。意味もなくキッチリとピンを合わせてカマキリを撮ったり、ねえ。そこで外し的な一本にこれが欲しかったのです。

とりあえず開口一番。「重っ!」
小型軽量が命のライカMマウントレンズにしてまさかの1kg超えであります。1010g。手首が痛いとか肩がこるとか以前の問題で、単純にマウントがもぎれるんじゃないかと不安になる重さ。まあライカ純正にもズミルックス1.4/75や1.5/90といった1kg超えのレンズが存在するので大丈夫だと信じることにいたしましょう。個人的にはこの数年ばかみたいに重い機材を持ち歩く機会が増えたので、身体的負担についての不安はありませんでした。(冷静に考えたらミラーレス用のSIGMA 100-400mm DG DNに迫る重量なわけで、これはなかなかヤバい。)


しかし驚いたのはビルドクオリティの高さ。「TTArtisan」は「七工匠 7Artisans」にいた方が独立して始めたブランドだと聞いたことがありますが、以前購入した7Artisansの1.1/50から比べるとガワの質に随分と向上が見られます。

肌が触れると怪我しそうな処理だったエッジ部のバリは滑らかになり、デクリック仕様だった絞り環にもしっかりクリック感を持たせてある。表面の梨地仕上げはテカテカと光沢強めですが、これはこれで悪くないように感じます。ただまあ1.1/50とは価格帯が違うので、TTArtisansの低価格ラインにまでこの工作精度が行き渡っているわけではないのかもしれませんけど。


LEICA M10 / TTArtisan 90mm F1.25

描写は開放からわりと安定している印象。1.1/50の周辺画質の汚さから考えたら隔世の感があるな。(50mmをボロクソに叩いてばかりで申し訳ありませんが、あれはあれでクセになるところがあって、いつか余裕ができたら買い戻したいと思っています。)もっと飛び道具的な「とんでもねえ写り」を想像していたので、良い意味でも悪い意味でも裏切られました。個人的にはもっとクセのある描写でもよかったかな。


逆光には弱いですね。レンズフードを着けた状態、薄曇りでもこれ。フィルター径77mm、F1.25という大口径レンズなので中華云々抜きに仕方ないかなと。私的にこれは全然アリで、むしろフレアやゴーストもっと持ってこい!という感じ。


F5.6の遠景。四隅がやや流れているものの、この手の飛び道具的大口径レンズとしては優秀な部類だと思う。ちなみに無限遠がちょっとズレておる。私の個体はややオーバーインフでございました。ピント調整用のドライバーが付属していますが、このレンズはほぼビゾフレックスで使う予定なので未調整のまま行こうかと。まあ白状すると調整が面倒くさいというだけの話なんですが。

あ、どうしてもブライトフレームで撮りたい!という方はこのレンズ止めておいた方がよいかも、です。というのもレンズがデカすぎてファインダーの右下大部分がケラれて見えないんですよ 笑 私はファインダーを覗いた瞬間早々に諦めました。よしビゾフレックスの出番だなと。


せっかくなのでF1.25の開放でも。まずまず解像しているのではないか?


正直もっと飛び道具的な。クセ玉か、それともクソ玉か。みたいなレンズを想像していたのでビックリ、描写だけで言えば普通に常用できるまともなレンズでございました。サイズと重量を考えたら常用できるか怪しいところですが。何でも期待どおりに写ってくれるアポズミクロンより撮影自体は楽しいかなと。中華レンズとしてはかなり高額ではありますが、充分にその価値があると思います。


最後に90mmライカレンズ、同価格帯のライバルたちを紹介。
ライカブランドに拘るならズミクロンのオールド(棍棒みたいなやたら重いやつ。もちろん中古。)か一世代前のズマリット 2.5/90(中古)あたりでしょうか。棍棒ズミクロンはめちゃくちゃ真面目な写りをします。キヤノンとかニコン的な。写真は解像してナンボ、クセ玉に行くなんて逃げだ!というストロングスタイルな方におすすめ。良いレンズですが個人的には印象に残らない写りで、私は買ったその次の日に別のレンズ購入の下取りに出しました 笑

ズマリットは現行の2.4/90が防湿庫の番人になっていますけど、恐らくF2.5版も似たような感じかと。ピントリングの回転角がとても浅めなので、F値を絞り気味にしてテンポよくスナップするスタイルの方には他のレンズより圧倒的におすすめできます。都市スナップ向き。これを使ってからズミクロンその他を使うと回転角が大きすぎて最短→無限遠の切り替えにかなりイライラしてしまう。繊細なピント合わせなら圧倒的にズミクロンが有利なんですけどね。写りは…こちらもわりと凡庸かも。細かいところだとライカのエントリーラインとしてズマリットF2.5だけ別フォントが用いられている(F2.4は上位ラインと同じフォント)こと、ピントリングが金属でなくゴム(ゴム!)という点に引っかかる方がいるかも。

あ、最近コシナがフォクトレンダー APO-SKOPAR 2.8/90 VMを出しましたっけ。実売7~8万円。アポスコパーは使ったことありませんがかなり良さそう。フォクトレンダー銘なので適度にクセのある現代的な写りでしょう。予算10万円でライカMマウントの90mmレンズを買うならアポスコパーが一番無難な選択肢になりそう。

コメント:2

RYO-JI 22-01-23 (Sun) 0:05

90mm/f1.25、これまた魅力的な一本ですね。
Mマウントは中華含めて選択肢が多くあって色々と誘惑が尽きません(笑)。
Fマウントですら1kg越えのレンズを持っていないので、その重さが想像つきませんよ。
しかし大口径レンズは男のロマンなるご意見には首を縦に振るしかありません。
が、私の弱った首には酷な重さと言い聞かせておきましょう!

to-fu 22-01-23 (Sun) 15:29

> RYO-JIさん
Mマウントは現代のユニバーサルマウントですね。
APS-Cボディ用にレンズを1.33倍広角化するフォーカルレデューサーなんてのも売られていますし。
ほとんどのレンズを処分してしまったので、本当に後悔しています。

1kgという重量自体は一日持てば慣れる程度だと思いますが、M型ライカの場合はボディが軽くてグリップ力も皆無なので
実際の重量以上にずっしり感じられます。昔みたいな都市型スナップを続けていたとしたら、絶対に選ばないレンズですねえ。
しかし毎日同じルートで同じものを眺めざるを得ない昨今ですから、変わり種レンズが非日常感をもたらしてくれないかと期待しています。

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