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野間の大ケヤキ 2023


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR
FUJIFILM X-H2 / XF 10-24mm F4 R OIS

ゴールデンウィークを、というより人混みを何よりも憎む私は連休中ずっと近場で引きこもっている予定。
連休前に少しでも美しい新緑を眺めることで自宅で耐え忍ぶパワーを蓄えておこう。
ということで久しぶりに能勢の「野間の大ケヤキ」へと向かいました。


我が家から車で1時間と少し。高速を使えば1時間ジャストくらい?あまり意味がないので乗りませんが。
私にとって一番身近なところにある全国クラスの巨樹かもしれません。
毎年新緑の時期になると、ここでパンを齧りながらぽけーっと日光浴したくなるのです。


なんという気持ちよさ。
推定樹齢1,000年以上、幹周13.01m…そんな情報どうでもいいではありませんか。


恐らくちょうど1年ぶりくらいでしょうか。相変わらずの立ち姿を見て一安心。
昨冬はかなりの雪が降ったので枝が折れたりしていないかと心配だったのです。


この写真だけX-H2 + 10-24mm。
GFX + 32-64mmと同じくらいの量を撮影しましたがやはりXF 10-24mmの画質が微妙すぎてボツ多し。
Web用には問題ないもののA4以上にプリントするなら苦しいなと。周辺が輪郭を失うように溶ける感じ。
GF 20-35mmよりもずっと軽いのでロケーションによってはサブ的に使えないかと思ったのだけど…
正直これなら多少荷物が重くなってもGF 20-35mmを持ち歩くかなあ。

まあレンズ交換が困難な雨の日とか滝のそばでの撮影には使えるか。(要するに出番がほとんどなさそう)


見上げると「はぁーーー。」とか「おおぉーーーー。」しか出てこない。


クスノキの新緑も美しかったけどケヤキだって負けてないぞと。
現地でもらったパンフレットによると単体木(合体樹ではない)のケヤキとしては日本一の大きさを誇る、とのこと。


ケヤキはクスノキと違って大きさランキングの上位陣がほとんど朽ちかけていたり合体樹だったりと体裁をなしていませんが、この大ケヤキは眺めに来てもまずガッカリする方がいないのでは?と思える稀有な存在です。よく見ると傷みは当然樹齢相応に見られるのですが、ここまで見事な樹冠を誇る大ケヤキは他にちょっと思い浮かびません。


出来ることなら、晴れた日のあまり人のいない時間帯にのんびり向かい合ってもらいたい巨樹です。
そうしないと「野間の大ケヤキ」の本当の心地よさは理解できない…ような気がする。
平日か、土日なら朝の早めの時間帯がおすすめ。

特に土日の日中はド派手なサイクルジャージに身を包んだ自転車乗りやケタタマシイ爆音を響かせるバイク乗りの集団が押し寄せるので私的には論外。
失礼ながら、せっかくの閑静な空間でそんなものを視界に入れたくありません。

コメント:6

RYO-JI 23-05-02 (Tue) 22:24

ただでさえ惚れ惚れするケヤキですが、新緑を身にまとった姿の美しさは格別ですねぇ。
確かにひと気のない時間帯にパンとコーヒーでボーっとしたいものです。
そしてここまで一時間ちょっとで辿り着けるのが何とも羨ましい。
ウチからは大阪とは思えないほど遠く感じますから(高速代も高い!)。

23-05-03 (Wed) 21:32

巨樹探訪のログをまとめていると、どうしようもなくスギスギクスクスしてしまい、その中に点在する巨大ケヤキの存在感は本当に尊いですね。
強さとともに脆さも見せてしまうところがある意味魅力でもあるんですが、やはり万全な姿を拝みたいものです。
東京越えて、名古屋を越えて、大阪も越えて~ですから手ごわいですが、いつか(平日に)拝みに行きますよ。

台風のことを考えれば、できるだけ多くの姿を撮っておくべきかもしれません。
そう、フジ自信満々みたいだし、もうAPS-Cと超広角で巨樹撮れる時代到来じゃない? とモヤりますが、なんというか、比べるのがGFXでは相手が悪いとしか言えませんね。笑

123 23-05-04 (Thu) 0:27

本当に素晴らしいケヤキですねえ
クスノキやスギ等と違い10m超で形を保ってるのは殆ど無い中この雄姿ですから
ヤドリギだけがネックですけど上手く処理しつつこれからも変わらぬ姿を見せて欲しいですね

しかし落葉樹はやはり枝葉があってナンボですね
銀杏みたいに冬の方がシチュエーション次第ではむしろ良いケースもありますが・・・

to-fu 23-05-04 (Thu) 22:21

> RYO-JIさん
新緑+巨樹の美しさは本当に格別ですね。
出来ることならこの時期に色々な巨樹を見て回りたいのですが、ゴールデンウィークで気持ちが萎えてしまうのです。
大阪と言われるとちょっと詐欺のような立地ですよね…いえ、能勢の環境自体はとてもいいところなんですけど。

to-fu 23-05-04 (Thu) 22:32

> 狛さん
冬の時期の雪を被った大ケヤキもなかなか風情がありますが、万全な姿を見てしまうと「これだ!」と叫びたくなりますね。
見かけはでっかいくせに存外脆くて、大自然の力強さというよりは人間との共生が垣間見れるところがスギクスとの違いかも
しません。巨大ケヤキの生命力は想像を絶するものがあるけど、これほどのケヤキを守っている人間の力も捨てたもんじゃないよな、と。

今のAPSのセンサーは一昔前のフルサイズ並だと思いますが、レンズの性能がそれに追いついてない印象ですねえ。
結局イマドキの高性能なセンサーに合わせたら自然とレンズも10万20万になってしまうようです。
ある程度の粗を隠してくれる2000万画素くらいのカメラと数万円のレンズを合わせるのが一番幸せなような気もします。

to-fu 23-05-04 (Thu) 22:42

> 123さん
恐らく人間の力添えがなければとっくに倒壊しているであろう巨大なケヤキなので、このケヤキを眺めていると人間も
捨てたものじゃないよな…と、なんとなく温かい気持ちになれます。しかし、そう考えると人の力を借りずに山の中で
自立するあの「峯長瀬の大ケヤキ」は自然界の奇跡ですね。単幹のままがっしりと成長したのも植物の知恵なのか。

冬の時期の落葉樹は樹木としての形が分かりやすくてこれはこれでいい、なんて言い訳するのですが
やはり枝葉を湛えた健康的な姿を見てしまうともうダメです。やっぱり新緑の時期が一番です 笑

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