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LEITZ SUMMILUX 50mm F1.4 2nd Archive

愛媛の記憶


LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

10年前とほぼ変わらないように見える街並み。
我々は朝から酷い二日酔いでどこかへ出かける気分になれず、この脇にある突堤の先端に腰掛けてぼけーっと缶ビールを啜っていた。
遠くしまなみ海道を望む突堤。そんな思い出の突堤にはフェンスが敷かれ、残念なことに立入禁止となってしまったようだ。


漁師町の雰囲気が好きすぎる。
別に漁師町で生まれ育ったわけでも何でもないのに、あの磯臭い風を感じるとどこか感傷的になってしまう。
これも一つの「日本の原風景」と言えるのではないかなあ。
昔のように缶ビールを啜りたくなるも、自転車&車移動なので今回は叶わず。
この時点でさっさと宿を抑えて缶ビール片手に一日街をぶらぶら歩き回ってもよかったかもしれない。


10年前の写真と見比べたいところなのだけど、当時はちょっと病んでいて写真から離れていた時期なので旅の写真が一切残っていない。
色々な事情から自宅暗室をやめてデジタルに移行する気にもなれず、このまま写真とは無縁の生活を送るのだろうと思っていた。
当時の街並みやスルメを齧りながら缶ビールを啜るグロッキーな友人、そんな他愛のないものを何故しっかり撮っておかなかったのか。
今となっては本当に後悔しかない。

香川の記憶


LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

早朝の海。四国旅はいつもここから始まる。
静かな瀬戸内海をぽけーっと眺めながら寝起きのコーヒーを一杯。
そこでようやく、またここまで来ることができたんだなあと実感するのです。


今回の旅も極力シンプルに。
ということで、二日目終盤に巨樹を撮影するまでは28mmのライカQと50mm単焦点を装着したM10のみで臨みました。
え?巨樹撮影以降ですか?ズームの便利さに触れてしまうともうダメですねえ。もうこれ一本でええわ、と即堕落ですよ 笑
それでもまあ撮る楽しみとしては、多少縛りがある方が色々考えながら撮影出来て記憶にも残りやすいような気がしますね。
そして、そんな心境とか趣みたいな非科学的な要素まで写り込んでしまうのも写真の面白さなのではないかなあ。

Diary


LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

本日も散歩するにはまだまだ暑いな、なんて思っていたら突然の猛烈な雨。
今年の夏の意欲を根こそぎ持って行かれるような気候には心底うんざりしている。
出かけたいけど出かけられなくてイライラするのではなくて、そんなこともうどうでもいいやと投げやりになる感じ。
これって精神状態としては最悪に近いのではないか。この状態が続くと廃人化はもう目の前と言っていい。


ということで、代わり映えしない毎日の全てに飽き始めている。
わりとやばい。

夏の終わりの伏見稲荷大社深夜徘徊


LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

昨晩は梅雨の時期以来の伏見稲荷大社深夜徘徊を決行。
降ったり止んだりの落ち着かない天候でしたが、一度火がついた徘徊欲は集中豪雨なんかに止められねえんだ。

家から一歩出ると最近では異例の蒸し暑さ。早速心折れそうになりましたが、もう毎日のルーティンに飽き飽きしてたんですよねえ。
結論から申し上げると本当に行ってよかったです。
だらっだらに汗を流しながら歩いて歩いてシャッターを押しまくる。
久々に電柱でも落ち葉でも、もう何を撮っても楽しくて仕方ないトランス状態に入ったような気がします。


ただひとつ恐怖したのが、最終盤のネコ茶屋前の真っ暗な歩道に巨大ぼたん肉様が立ち尽くしていたことでしょうか。
普通ここのイノシシは少し距離をおいて大きめに咳き込んだりすると山の中に逃げ出してくれるんですよ。
しかしこのぼたん肉様は動じない。電柱キックで音を立てても動じない。ほんまなんやねんこいつ。
結局持久戦に持ち込み、しばらく遠目にぼけーっと眺めていたらのっしのっしと山の中に去って行きましたが。

コロナ禍以降は伏見稲荷のイノシシにも慣れてきたとはいえ、それでもやっぱりエンカウントする度に戦慄しますねえ。

Diary


LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

京都では今晩が「五山の送り火」。今日でお盆も終わりなのでしょうか。
うちの家系は家族集まるにしても墓参りにしても、わざわざ人の多い時期を選んで集まる必要なくね?というのが共通認識なため、世間一般のお盆期間がいつを指すものなのかイマイチ把握できておりません。私の仕事が休みたいときに…いえ、休めるとき適当に休む感じなので盆とか正月とか特に関係ありませんし。

近くの丘からビール片手に大文字を眺めようかと思っていたところ19:30現在、予定調和の超絶雷雨が襲来したものでワタクシ今回は諦めることにしました。果たして点火できるのか、これ。

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