- 2019-12-05 (Thu) 11:46
- SONY FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G | イチョウ | 兵庫県 | 巨木たち(地域別) | 巨木たち(樹種別)
SONY α7RIII / SONY FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G
さあやってきました、作用の大イチョウ。昨年全て落葉した直後に訪問してしまい大いにしょんぼりしてからのリベンジです。前回は全く気付かなかったのですが目の前にあるアレ。目立ちまくっているではありませんか。あれに間違いない!と車を飛ばしたくなる気持ちを抑えてハザードを焚いて一時停車。とりあえずこの画は要るに決まってるだろう…と遠景を抑えておくのでした。あ、ちなみに飛ばして向かってませんよ?こんな上ずった気持ちのときこそ事故を起こしやすいに決まってますから普通に安全運転で向かってます 笑
大イチョウの手前、警察署の裏手に駐車スペースがあります。(前回これにも気付かず結構遠くから歩いたんですが。)おお、青空に映える黄葉!とまでは残念ながらいきませんでしたけど、これは物凄いスケールです。というか自分の場合は単純に葉っぱが付いていることに感動してしまいました。来て良かった!
入れ替わり立ち替わり見物人がやってきます。もちろん近所の方もいらっしゃるでしょうが運転していても目立ちますからねえ。自分がもし巨樹巡りなんてものをしていなかったとしても、遠くからこの姿が見えたらやはり立ち寄っていたと思います。
素晴らしいボリューム!もう数日遅く来てればなあ…なんて思わなくもありませんが贅沢言いだしたらきりがありませんからね。このタイミングで来ることが出来て良かった。感無量です。
率直な感想を述べるなら、写真を適当に並べてデカイ!スゴイ!と言う以外に書くことなんか無いんですよ 笑
うわあ、すっげえ…とただただ驚く。むしろそれが巨大イチョウの黄葉に対する正しい作法のような気がします。
こんなときに幹の細部を取り上げて「この傷は落雷によるものに違いない…」なんて細部をしげしげと見つめることに一体どれほどの価値があるというのか。黄葉シーズンは一瞬で終わってしまうんです。ただその迫力に飲まれてしまえば良い。
そう考えると前回訪れて樹形であるとか傷の付き具合であるとか、落葉した状態で細部をじっくり見ることが出来て良かったのかもしれないな、とも思うのです。だからこそ今回こうして黄葉だけに集中してただぽけーっと無心に眺めることが出来た。時期モノとしてのイチョウを楽しむなら当然この時期をおいて他に有り得ませんが、イチョウを巨樹として楽しむなら落葉しきった冬の時期がベストなのかもしれません。
本当に立派なイチョウです。神様のようだ、とか元気をもらえる…なんていうのとはまた違う。本当にもう「すっげえなこれ…」しか出てこないんですよねえ。
この時期の有名なイチョウなら仕方ないことなんですが、とにかく次から次へと人がやって来るのでゆっくり眺めることが出来ないのが難ですね。一応皆さん常識ある大人ですから適当な時間で次に譲って…というのを繰り返しているわけです。私も結局じっくりと一対一で向き合えたのはほんの15分ほどでしょうかね。カメラマンの兄ちゃんがやって来たのでここでフェードアウトしました。
で、この辺りからしばらくぽけーっと眺めて帰路につきました。ゆっくり眺められるという点では確実に人里から離れたあの「常瀧寺の大イチョウ」に軍配が上がりますが、まあ秋の紅葉(黄葉)も春の桜と同じく年に一度のイベントですから、たまにはガヤガヤとせわしなく巨樹と向き合ってみるというのも悪くないのかもしれません。何といっても普段ろくに他人と出会わないような趣味ですからね。この時期くらいこういうのもいいではありませんか。とはいえ来年は常瀧寺の大イチョウを見に行くぞ!と心に決めていたり。
2019/11/14訪問
巨樹の樹齢等詳細は前回の訪問記をご参照ください。
(昨年は11/23時点でもう全て落葉していたんですねえ。今年はとにかく暖かいので、紅葉時期の目安としてはあまり参考にならないかもしれません。)
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コメント:4
- 狛 19-12-06 (Fri) 9:28
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いやすごい、見事のひとこと。
このイチョウが凄いのは既知のことですが、色づいた時の量感、このこんもりとほぼ球形をなす眺めは大変イイですね!
もっとぶっとんだイチョウもあるわけですが、このイチョウがとりわけて人気があるのも頷けます。
改めて、大きさとしても巨樹として申し分ない。しめ縄の張り方が独特だなと思いましたが、葉がある状態だとこう見えるわけですね。
ほんと、イチョウの見時は一瞬と言っていい……桜といい勝負ですね。桜よりも個体差があるように思いますし。こうして機会をキャッチできると、達成感ありますね。
いいもの見せて頂きました。 - to-fu 19-12-06 (Fri) 19:30
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> 狛さん
本当に凄い!しか感想が出てこないイチョウでした。
仰るように巨樹としては先日の「菩提寺の大イチョウ」や「常瀧寺の大イチョウ」の方が面白みがあると思うんですけど、
まさに正統派なイチョウの黄葉という感じが心地よかったです。どや!!!以上!!!みたいな。
巨樹との出会いも一期一会、さらには特定の時期にしか見られない表情があって…100歳まで生きられたとしても
それらを全て味わい尽くせるとは思えませんね。巨樹巡りを始めて気付いたのがこの一日一日の大切さ、そして日本って国は
日頃漠然と考えているよりもずっと広いんだなーということですね。それこそ生きているうちに回りきれる気がしません。 - RYO-JI 19-12-06 (Fri) 21:27
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昨年のリベンジおめでとうございます!
いや、こりゃあお見事としか言いようがありません。
樹形に惑わされることなく、単に黄葉の美しさだけを堪能するにはこの佐用の大イチョウが関西一じゃないですかね。
アクセスの良さもあって、一般人にも楽しんでもらえて幸せなイチョウ。
桜の名木に通ずるメジャー感がありますが、それもまた悪くないですね。
こういう巨樹を見ることによって、我々のような趣味にハマる人が増えるかもしれませんし(笑)。 - to-fu 19-12-07 (Sat) 17:09
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> RYO-JIさん
石徹白並みに遠いので訪問するだけでも一苦労ですが、諦めずに今回も行ってみて良かったです。
樹形のバランスで言えば間違いなく関西最高峰でしょうね。高台のちょっとした公園に立っていて…という
ロケーション的にも文句なしだと思います。佐用町はヒマワリ推しですが、イチョウも強気に推してもらいたいですね。
このイチョウを見れたことで一気に満足してしまい、あとはもうのんびりと直帰しました。
本当はこの先のスギなんかも見て帰る予定だったんですが、良い巨樹を見ると良くも悪くも満たされて落ち着いてしまいますね。
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