岐阜の記憶

LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

ズミルックス石徹白大杉。
何十年も前に作られたレンズがここまでまともに写るというロマンよ。

いつか50mm単焦点一本だけで巨樹と向き合ってみたい、という野望がある。私はロマンを追い求めているのです。
実際に徳島県の「加茂の大クス」で試してみたことがあるのですが、まだまだスケベ心を捨てきれないようでいけません。
真っ先に感じたことが、ここはせめて広角一本勝負だったなあ…でした 笑

スマホがあるだけでも昔のように道に迷うことがありませんから、便利装備が却って旅の醍醐味をスポイルしているような気がします。
カメラ1台に50mm単焦点を1本、あとはポケットに財布だけ。
五体満足なうちにもう一度、それくらいシンプルで身軽な旅をしてみたいですねえ。
せめて大自然の中に身を置く時間くらいは、装備も思考も極力シンプルで在りたいと思うのです。

4件のコメント

  1. ええ?石徹白土建って石徹白さん一家からきているんですか?
    いや、それ、メッチャ格好いい苗字ですねぇ。

    大杉に遭うことはもちろんですけど、あの地域に足を踏み入れること自体が目的になりますよね。
    たった一回行っただけですが、キョーレツな体験でしたもの。

    カメラ1台に50mm単焦点を1本で行く旅・・・潔くてイケてますねぇ。
    せっかくだからとあれやこれやと機材を増やす、もしくは便利ズームで保険をかけてしまう過去の私。
    今後行くことがあってもこれだけ旅から遠ざかっているので、余計に機材が増えてしまいそうです(笑)。

  2. > RYO-JIさん
    石徹白さん格好良すぎですよね。白山中居神社の神官の家系なんでしょうか。
    ただ、生涯数万回くらいは「これ何て読むんですか?」なんて聞かれて面倒くさそうです 笑

    あそこに行くまでがまた遠いですからねえ。
    つるぎ町然り、現代日本にも本当にいろんな暮らしがあるんだな…と感動してしまいます。

    私もどうせ行くならと車にはカメラ数台、レンズもごっそり、下手したら同じ焦点距離のレンズが2本あったりとシンプルとは程遠い実情です。
    先月友人と香川に行った際には24-200mmの便利さを痛感しましたよ。目につくものは何でも撮りたいですから。(そして99%がボツへ。)
    反面フィルムカメラ時代のような、そのレンズで撮れるものだけ拾っていく旅への憧れが強まる一方です。
    軽装で電車に揺られ、ただシンプルに非日常の景色を味わう。あれはあれでとても楽しかった気がするんですよね。

  3. 石徹白巡礼……毎度ながらここは写真で数枚覗いただけでも木々山々の野性味が違いますね。
    本当に様々な巨樹がありますが、ここほど聖地と呼んでしっくりくる空気、そしてそのシンボル・目印としての役割を果たし続けている巨樹は他にないと思います。

    ヘビーな旅でもシンプル機材だけで、ってのは、憧れますね。
    変な下心がなくて、それさえあれば万全なんだという旅人としての自信が伺える、みたいな。
    外国人のオッサンがパワーショットだけ持って短パンで世界中ほっつき歩いてる……みたいな。
    いやそれはあんましカッコよくないか。笑
    せっかくカメラをやってるので、「一台だけ持つ旅行なら何を?」に即答できたらいいかもなと思いました。

  4. > 狛さん
    巨樹そのものが素晴らしいだけにとどまらず、あの神秘的な立地ですからね。
    もう巨大な杉というカテゴリーから飛び出してしまっているように感じます。
    その他の巨樹はやはりカメラを持って撮影ありきの旅になりますが、石徹白の場合はもう年始の初詣の感覚に近いかもしれません。

    シンプル機材。昔はわりと当たり前だったような気もしますね。
    フィルム一眼レフ一台に単焦点レンズ、おまけにコンパクトカメラ一台くらいでしょうか。
    カバンの中には大量のネガフィルムが転がってましたが。弾切れしての現地調達、あ、くそ古いKodak Gold 100しか売ってねえ…みたいなのも懐かしいです。

    今一台だけ持っていくなら何だろう。現実的に考えたらフルサイズ機と広角~中望遠を抑えられるズームレンズ一本とかに
    なりそうですが、気持ち的にはM10と50mm一本だけとか、コンデジ一台だけで行ってみたいですねえ。

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