- 2024-06-08 (Sat) 13:21
- FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR | スギ | 富山県 | 巨木たち(地域別) | 巨木たち(樹種別)
FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR
数年ぶりの洞杉群再訪。改めて調べ直してみると前回訪れたのは2020年6月、ちょうど4年前のことでした。
いつか巨樹仲間の狛さん、RYO-JIさんと来てみたいなあ…と漠然と願い続けていた夢がまさか実現しようとは。
コロナ禍などもあって前回の集まりからもう5年くらい経ってしまったのではないか。洞杉駐車場で3人揃った瞬間はまさに感無量。
各々支度を整え、早速洞杉群へと向かいます。
なおどう頑張っても単発記事にまとめることが出来ないため、写真多めで複数回に分割して掲載いたします。
とはいえ写真趣味の人間が3人揃うと歩みは当然牛歩のごとし。
美しい景色に足を止め、それぞれ勝手気ままに撮影しながら歩き進む。
水たまりにはモリアオガエルさんのオタマジャクシが大量に…
ええ、瞬間を切り取ると何だか死んでいるようにも見えますが、皆さんしっかり生きておられます。
足元にあるほんの小さな水たまりにもオタマジャクシがいて、踏んでしまわないか不安でした。
歩き始めて真っ先に現れるのが、こちらの始まりの洞杉。始まりの洞杉にして終わりの洞杉でもある…哲学的だな。
もし他所の神社に生えていたら確実に御神木として崇められるであろうサイズ感で結構な見応えがあります。
この後にメインが控えているという前情報無しで歩いていたら、たぶん1時間くらいはここで過ごしてしまうのではないか。
やはりこのお方が視界に入ると「おお、とうとうここまでやって来たんだなあ!」とテンションが上がります。
その辺に生える名もなきトチノキですら美しい。
相変わらず私には見つけることの出来なかった蛇石(龍石)。
全く別の岩を指さして「あれですかねえ?」って聞いてみたところ「え?そこのそれじゃないですか? 苦笑」みたいな。
蛇?龍?言わんとしていることはよく分かりますぞ。言われてみればたしかにこれに違いない。しかし私の目はどこまで節穴なんだ。
度々現れる只者ではない巨杉たちを目にする度、無言でカメラを構えてうろちょろし始める我々。
いや、無言ではないか。でけえ…とか、すげえ…くらいしか言葉は出てきませんが。
もしメインの存在がなかったとしても十分満足できてしまうくらい満足度の高い散策路ですよねえ。
こちら、私の記憶では前回訪問時に下半分がほとんど藪に埋もれていた洞杉。
訪問客のために定期的に整備してくださっているのでしょう。
今回は根本にまでしっかり近づけるようになっていました。
巨大な岩の上に積もった僅かな土砂から芽吹いた杉の芽が、数百年の時間をかけて岩を包み込むように成長した姿こそ私の連呼する「洞杉」。
岩をすっぽり覆って根本がぽっかり空洞になった姿で成長することから「洞杉(どうすぎ)」と呼ばれるようになったのだとか。ロマンの塊だな、これは。
そして目的地の入口である「広場の洞杉」に到着。相変わらずデカい!!
ということで今回はここまで。洞杉群の写真は次回ずらっと並べてみようかなと。
刮目して待て(誰も待ってない)!!
→ 片貝川上流域の洞杉群へ 2へと続きます。
- Newer: 旅の断片
- Older: kachi-koma
コメント:4
- 狛 24-06-09 (Sun) 20:10
-
おおっ、早い!笑
こちら、いったん現像を始めてしまったらドツボにハマってしまいました。
まず、枚数が多い。多いがおもしろくてずっと見ていられる。
しかし、いいや現物はこうじゃなかったぞ、もっともっとこうだったぞ! とか始めると、出力までなかなか苦難の道のりですね。いやいやいや……。
どこを見ても絵になる見事な深緑、潤い豊かな森林。
季節もベストなら、雨上がりのこの天候コンディションも、灼熱の晴天では味わえない色の出方で、写真にベストだったと言ってもいいかなと。ついてましたよねえ。 - to-fu 24-06-09 (Sun) 21:09
-
> 狛さん
私の場合はほとんど魚津でスタートを切ったようなものでしたからねえ。
しかし本当に枚数が…似たような構図が多いわりに、これとこれだったらどっちがシャープで傾きもマシだろう?とか
変に見比べてしまって困難を極めています。しかしどれほど試行錯誤してみても、あの迫力を再現することは不可能ですね。
だからこそ楽しいのですが。ああ、やっぱり撮り直したいなあ 笑
北陸エリアの山はコンディションが良いとアブ軍団が急襲するので、のんびり眺めるなら本当にベストだったと思いますよ。
以前太田のトチノキでアブにやられまくりましたけど、その後1週間くらいずっと痒くて地獄を見ました。 - RYO-JI 24-06-10 (Mon) 0:07
-
こうしてソコにいる自分を客観的に見てしまうと、すぐにでもまた行きたくなりますね(笑)。
何度も撮った写真を見返していますが、いつにもまして納得できる写真が少ないことに愕然としてますよ。
現地ではもう充分撮ったと思ったし、実際結構撮っているにも関わらず。
やはり相手が凄ければ余計に納得の一枚を撮るのが難しいと再認識しましたよ。
あと横着して(とゆーか興奮して)三脚を使用しなかったことを悔やんでます(手ブレしまくってました:汗)。
また行く機会ができたとプラスに考えることにしましたけどね(笑)。 - to-fu 24-06-10 (Mon) 19:03
-
> RYO-JIさん
いやいや、私も全く同じですよ。
あれだけたくさん撮ったはずなのに、こんなもんだった?と愕然としています。何より同じような写真が多すぎて 笑
もっと違う撮り方あっただろ…と機材を車に放り込んで今すぐ走り出したい気分です。
まあ、あれだけの相手ですから一度や二度で納得のいく一枚が撮れてしまうはずもなく。
何度も通って向き合って、そこでようやく見えてくる景色もあるでしょうからねえ。ぜひまた行きましょう!
トラックバック:0
- このエントリーのトラックバックURL
- https://withphotograph.com/wp-trackback.php?p=34330
- Listed below are links to weblogs that reference
- 【再訪】富山県魚津市 片貝川上流域の洞杉群へ 1 from with photograph