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FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR Archive

旅の断片


Nikon Z f / Nikon NIKKOR Z 24-70mm F4 S

初日の出(うそです)。多度津港を出港した直後の朝焼け。
あまりの美しさに息を呑み、冷え切った指先の痛みに耐えながら甲板でひたすらシャッターを押しまくる。
誰だ、いくら真冬の早朝と言えど5℃もあったらAmazonで100円購入した「おたふくの指ぬき手袋」で十分だなんて言ったのは…
深夜の間に移動してしまうと遠方に来た気がせず自分が今どこにいるのか訳が分からなくなるけれど、ここでようやく旅だ!と実感が湧くのだった。


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

この朝焼けを見ただけで今回の旅の大勝利を確信しましたね…
Z f+24-70mm、GFX+110mmの組み合わせはわりとイケてたんじゃないかと思う。
LEICA Qに変わってZ fが旅用コンデジ(ちっともコンデジではない)の地位を確立した旅。

それにしても元旦から能登の大地震。大変なことになってしまいました。
遠方の私が騒ごうが祈ろうが現地に何の得もないわけで、粛々と普段通りに生活して日銭を稼ぎ、然るべき時に微力ながら寄付したいと思っております。
とはいえ、それでも現地の皆様の無事を祈らずにいられません。どうかご無事で。

旅の断片 瀬戸内の猫島、佐柳島へ


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

今年最後の旅は瀬戸内の猫島として名高い佐柳島(さなぎじま)へ。
穏やかな瀬戸内海と猫をのんびり眺めて2023年を締めようという我ながら素晴らしいアイデア。

結果的に天候にも恵まれ最高でございました。スウェット1枚でも暑い!


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR

早朝の便で島に渡ったため昼前には早々に帰港。
午後は近場の巨樹を眺めておりました。

一応4か所チェックしておいたのだけど居心地が良すぎて結局2本でフィニッシュ。
どちらも2時間近く滞在してしまった。これだよ。これがいいんだなあ。
残りの2本?また来たらいいじゃないか。それだけの話ですよ。


Nikon Z f / Nikon NIKKOR Z 24-70mm F4 S

坂出まで戻って安宿にチェックイン。
個人的には毎度おなじみになっている香川の地酒「金陵」と香川産ブリ、愛媛産マダイなど。

なんかもうこのまま帰ってもいいくらいの満足度だけど明日は瀬戸内海沿いをぶらぶら撮り歩きつつ兵庫県の宿に向かう予定。
成り行き任せで適当に。これぞ旅の醍醐味。

既に多くの方が年末休暇に突入しているようで普段運転しない人では?と思われるやべえ奴も散見するので、事故の無いよう気を付けたい。

Diary


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

これ年越しまで秋が続くんじゃない?と思っていた1週間前が懐かしい。しっかり冬がやって来たようだ。
暖かい先週のうちに敦賀で日本酒買い出しを済ませて宿の前からのんびり海を眺めてきた私、大勝利すぎる。

身支度を整えて雪景色でも撮りに行くか!敦賀は?美山は?とライブカメラを見てみるも、どちらもカラッカラの快晴なのだった。
越前以北は大雪のようだけど例年どおりノーチェーンノースタッドレスのアホトラックさんが8号線を潰すと決死の行軍になるので断念。


本日は終業式で早々に帰宅した長女と一緒に下鴨のフレンドフーズに買い出しへ。
京都市内でちょっと美味しい豆腐やらなんやら買い集めようと思うと必然的にいかりライクスかフレンドフーズの二択になる悲しみ。
なお鮮魚類のクオリティに限ると生鮮館なかむらが圧倒的なアベレージの高さを誇る。

知人が経営するトリミングサロンに顔だけ出して帰路へ。
外から丸見えの職場で働く人ってすごいな…と思ったり。私には無理だ。

Diary


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

寒すぎて笑うしかない一日。
むしろこれが例年どおりの気温なのだろうけどずっと暖かかった分、外に出た瞬間の「いやいや、これ無理やろ…」感がすごい。
フルメタルなライカさんとかもう掴んだ瞬間冷たすぎてヒョエッ!!って地面に落としそうになる。本日の撮影枚数2枚にて終劇。


年末最後の旅計画は練り直しが必要かもしれない。
最後の最後に風邪ひいて年越しとかアホすぎてどうしようもないぞこれ。

旅の断片


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 110mm F2 R LM WR

去年だったか、昔お世話になった先輩と一緒に知人のライブの打ち上げに顔を出していたときの話。
この歳になると街を歩いても色々音楽を聴いても昔のように楽しめない、という話題になった。
バンドのメンバーが「人は最終的に草木に行き着くらしい」と言って笑っていたのだけど、草木に行き着いちまったかもなあと心の中で苦笑いしていた。


別に感性が老いたことを卑下する必要もなければ悲しむ必要もない。
何かを失った代わりに別の何かを得た。人生とはそういうものの連続なのだ。それだけの話。
昔は何も感じずスルーしていたものを美しいと感じ、愛おしいと感じる。今の感性を大いに楽しめばいい。


ムスメの話を聞いていても一体何が面白いのか分からないものにウケていたり、どう見てもくだらないものを追いかけていたり。全く理解できない。
何とか若い感性のままでいようと藻掻く人もいるけれど、過ぎ去った時間や感性を追いかけることにはあまり意味が無いような気がしている。
若い頃の記憶を思い返してみても若者の流行を意識する中年ほど見苦しくて鬱陶しいものはなかった。

しかしそれとは別に、最近の若いモンはと若者の流行や新しい常識にぐだぐだ言うクソジジイにだけはなってはいけないと肝に銘じておきたい。
ただ生きている世界が違うだけ。否定も肯定もしなくていい。私は私の時間を生きていけばそれでいい。

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