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2018-04

SONY α7IIを購入しました


SONY α7II / Carl Zeiss Distagon 2.8/35 (C/Y)

オールドレンズ遊び用にSONY α7IIを購入。
本当はメイン使いじゃないし捨て値で売られてる初代α7でいいやと思ってたんですけど、店頭で実機を触ってみると何か色々とアレなわけですよ。シャッターボタンの位置とか、あれデザインした人カメラ触ったことないでしょってくらい酷い。まあその辺含めて気が利かないところが如何にもソニーらしいなあと愛くるしくも思えるんですが、使っているうちに壁に投げつけて壊したくなるであろう事は想像に易いので、ボタン周りが改善されている2型を購入することにしました。未使用のまま倉庫でホコリを被っていた2型が初代プラス数万円ならまあ充分お買い得でしょう。

2型を買って良かったなと感じる点ですが、オールドレンズでも手ぶれ補正が効くのってなかなか凄いことだと思います。ISOオートの便利さに飼い慣らされつつあるデジタル機器の下僕としては便利機能は付いているに越したことはないと思うのです。使いたくないときはOFFにしとけばいいんですよ。自分もかつては原理主義者のようにオツムガチガチの便利機能否定派でしたが、フジの手ぶれ補正付きズームレンズを提げて巨樹巡りをしているうちに考えを改めました。今までの自分はガラケー万歳してスマホユーザーを不当に貶める時代遅れで迷惑な輩と何も変わらなかったなと。


持ち運びの軽快さについては正直今までのEOS 6D+オールドレンズとあまり変わらないように感じます。ボディが小型化して軽くなったような気がする分をマウントアダプターの分厚さが忘れさせてくれるのでプラスマイナスゼロ…という印象。しかしEOSボディには適合してくれなかったM42レンズ群が今回のEマウントなら使えるみたいなので、その辺が楽しみ。たぶんこいつならペンタコン30mmやミール37mmも適合するはず。これで物怖じせず変態レンズに手が出せるぞ。


記憶から抹消されていたEOS M + EF-M 22mmで撮影。
ヨメにあげたけどヨメももう何年も持ち歩いてないはず。
動作こそ超絶モッサリだけど、これって結構良いカメラじゃね?と思った。
もっと持ち歩いてみようかな。

兵庫県篠山市 藤坂の大カツラ 再訪


FUJIFILM X-T20 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak

友人とちょっと山歩きでもしようか…という話になり、そういえば昨日鞍馬に行った際もうカツラの木に新芽が出ていたなあと思い出しまして、様子見がてら藤坂の大カツラに会いに行きたいと提案。ちなみにこれが前回の藤坂の大カツラ探訪です。雨上がりの前回とは違い今回は雲一つない晴天。霧がかった神々しい姿に感動したけれど、さてさてあの神秘的なヴェールを剥がれたカツラはどんなものなのか。


再会直後のファーストショット。
いや、やっぱり凄いわ。言葉が出ない。
まごう事なきカツラの神様ですわ。


まだまだ新芽が芽吹き始めたところ…といった感じですが、それでも前回とは違う生命観溢れる姿にやはり感動してしまうのです。


朽ちて命尽きる支幹を横目に「自分こそが次の幹だ」とでも言わんばかりにニョキニョキ成長するひこばえ。1個の巨大生命体の中にも生存競争があるのかもしれません。


人間ってちっぽけですよねえ。でもちっぽけだからこそ、このような巨樹の偉大さに感動できたりもするわけで。しかしソロプレイと違ってヒューマンスケール撮影が楽ですねー。基本集団行動があまり好きでないのでどうしても単独で動くことが多いto-fuさんですが、三脚立ててタイマーセットして走って…なんていう恥ずかしい姿を晒さずに済むなんて!と感謝の気持ちで一杯なのであります。ヒューマンスケール用に等身大のアイドルのポスターでも持ち歩こうかしら 笑


カツラは水辺でよく育つそうですが、この大カツラも横を流れる小さな沢の付近に根が集中していました。よくよく考えると凄い嗅覚だよなあ。


聞こえるのは小鳥のさえずりとカツラの幹が立てるギギギギ…という音のみ。
やっぱりここ、好きですわ。友人にも感動してもらえたようで何より。


去るのが本当に名残惜しい。
でもまた来ればいいのです。カツラ様はいつだって暖かく迎え入れてくれるから。
次回はまた雨上がりか、大雨の中のカツラ様に会ってみたい。

藤坂の大カツラ
兵庫県天然記念物指定・新日本名木百選
樹齢 不明
樹高 約20〜38m(30m強ではないでしょうか。)
幹周り 約13m

京都市左京区鞍馬 由岐神社の大杉


FUJIFILM X-T20 / XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS / Film Simulation PROVIA / Grain Effect weak
FUJIFILM X100F / Film Simulation PROVIA / Grain Effect Weak

鞍馬寺への参道の序盤に現れる由岐神社。
ロープウェイに乗るとスルーされてしまうポイントなので徒歩で参拝します。


明らかに他のものより樹高のあるスギが三本。その全てが御神木ですが中でも最大のものが記事最初の画像のスギ。
こちらが「由岐神社の大杉」として紹介される巨樹です。


正直なところスギの巨樹としては大した幹周ではありません。
ですが、ズドン!とそびえ立つその姿は遠目に見てもいかにも荘厳で、あぁこれまた凄いのがいたもんだなあと驚かされます。スギの巨樹はこれが良いんだよな。遠くから見て「ウソだろ?」と思いながら近付き、いざ近付いてみると言葉も出ない。そんな小細工無し、男の中の男…いや、スギの中のスギ。どこに出展しても恥ずかしくないスギでございました。


スギの巨樹の樹皮が好き。
ささくれ立った樹皮がまた良い味出しているのです。


どうしても同じような写真ばかりになってしまうのですが…
この空まで突き抜けるようなストレートさ。もうたまらんわー。

枝が随分細かく伐採されていますが、真下に本堂への参道がありますからね。このサイズの巨樹になると枝といっても丸太みたいなものですから、そんなものが頭に落ちて来ようものなら重傷不可避なわけで。伐採も止むなしだと思います。


京都市天然記念物。
古くから「大杉さん」と呼ばれているんだそうな。「様」ではなく「さん」というところに親しみが込められているようで心地良く感じました。「天神さん」とか「コープさん」といった風に京都人は結構モノや場所を「さん」付けで呼ぶことが多いのです。うん、神様…というよりもっと素朴な、一家の家長であるとか地域の守り神みたいな身近なイメージ。


いくら眺めていても飽きないから不思議。


周辺の木々と比べると高さが郡を抜いているので落雷が心配ですが、このまま更なる高みを目指してグングン伸びていって欲しいものです。それにしても平日早朝の鞍馬は人も少なくて本当に気持ちいい。オススメです。

由岐神社の大杉
京都市天然記念物
樹齢 約800年
樹高 約53m
幹周り 約6.5m

Diary


FUJIFILM X100F / Film Simulation PROVIA / Grain Effect Weak

朝の散歩がてら鞍馬へ。
目的は途中にある由岐神社の大杉でしたが、せっかくなので鞍馬寺までのんびり歩くことに。


雨上がり。すっかり晴れた。


酷いことになってる木。


寺社のこういう無粋なところは嫌い…詳細な金額まで書く必要あるか?
無粋通り越して下品といってもいいくらい。


久しぶりに来たけど鞍馬も気持ちいいね。
貴船方面まで抜けて往復したら半日潰せるし。


鞍馬寺から下山して早めの昼食にとりなんばそばを食べて帰宅。

そして愛機X100Fさんが緊急入院。何かEVFユニットにゴミが入り込んだっぽい。画像には写り込まないけど結構気になる大きさなんですよねえ。スナップ撮りはOVFが楽しいけど巨樹は確実なEVFで抑えておきたいのです。こういうトラブルを考えると、やっぱりそれなりの金額のカメラは最低限防塵防滴にしておいてほしいなあ。正直ちょっと愛着が薄れましたよ。

Diary


FUJIFILM X-Pro2 / XF 35mm F1.4 R / Film Simulation Classic Chrome / Grain Effect weak


軽い二日酔い状態が続いている。
あーとかうーとか呻きながら仕事を進め、リハビリがてらムスメと散歩。

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