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クスノキ

志々島の大クス Spring 2025


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

早朝の大クス。
早起きして大クスを長時間独り占めするあの感覚を味わって以降、以前のような日帰り旅では満足できなくなってしまった。


とはいえ本当は毎月でも通いたいのだけど、あまり頻繁に通いすぎるとそれはそれで邪魔くさいよな…と変な心配もしてしまったり。
朝の便で行って誰とも会わずにこっそり昼前の便で帰って来るパターンBも織り交ぜていかねばならん、とか色々考えている。


クスノキ、ケヤキ、カツラ…樹種は何でもいいから新緑のダイナミックな姿を見たい。
とにかく全ては煩わしいゴールデンウィークが終わってからだなあ。

【再訪】徳島県吉野川市 壇の大クス


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

神山町の山中に立つ「松坂の妙見杉」を眺めた後、さてどこへ行こうとマップを見て気付く。
あれ?東に抜けて阿川から北上すれば壇の大クスの近くに出るんじゃないの?。
既に2本の初訪問巨樹を眺めて満足しつつありましたが、最後にのんびりクスノキ再訪というのも悪くない。

ということで果てしなく続く狭路(大きい車やバックの苦手な方は厳しいかも)を抜けて壇の大クスへとやってまいりました。
前回の訪問は2019年6月。実に6年ぶりの訪問でございます。っていうか、あれからもう6年とかウソだろ… 全文を読む

香川県仲多度郡多度津町 葛原正八幡神社のクスノキ


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

もう何年も前に存在を知り気になってはいながらも、なかなか立ち寄る機会のなかった巨樹。
私がこのエリアを訪れる一番の目的は「志々島の大クス」であり、大クスと相見える前に別のクス巨樹を眺めてしまうのはいささか無粋ではあるまいか。かといって大クスを見た後の巨樹欲が完全に満たされた状態で直ぐ側にクスノキの巨樹があると言われても一向に食指が伸びない。ということで、私のような遠方からはるばるやって来る巨樹愛好家にとっては訪れるタイミングが掴みにくい巨樹でした。

が、今回(2024年4月)色々あって数時間の空き時間ができたため立ち寄るならこのタイミングしかないだろう!ということで相対することが叶いました。 全文を読む

新緑の「志々島の大クス」


FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 16-55mm F2.8 R LM WR

観光客が帰り静まり返ったくすくすで島民の方と生ビール×3。アコウの煮付けなどいただく。
島暮らしのリアルな体験談を聞くことが出来て非常に充実した時間を過ごすことができました。感謝。
拠点に戻ってもう一度シャワーを浴び、真っ暗な海辺で地酒 金陵を飲みなおしたり。
色々いただいてお腹いっぱいなのだけど、買ってきたナマモノを全て胃袋に収める必要があったもので。
もうしばらく食べ物もお酒も見たくないです…という感じで部屋の片付けを完遂して22時就寝。

4時半起床。洗顔&歯磨きだけ済ませて寝間着のまま早朝の大クスへ。


春夏秋冬、そして早朝から夕方まで本当にたくさんの大クスを見てきたけれど新緑の時期の早朝に見る大クスに勝るものなし。
朝日を受けて黄金色にキラキラ輝く葉、そして湿度を帯びた空気にふわっと香るクスの花の香り。
これはもうたまらんです。確実に「to-fu的死ぬまでに見ておきたい10の絶景」の1つに入る。


それにしても…ほんの1ヶ月前のあの心地いい空気が嘘だったかのように不快指数MAXな日々が続いております。
本日33℃、明日は35℃ですって。今日ですら1時間外を歩いただけで心臓がバクバクいってたのに一体どうしろと。
高原の別荘とかいうやべえ負動産に手を出しそうになる今日このごろ。物件は格安だけど維持費で死ぬ。
自分が独身だったらもうとっくに北見や紋別あたりに移住していると思う。

新緑の「志々島の大クス」


FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 16-55mm F2.8 R LM WR

まだまだ整理できていない旅写真が多すぎる。幸せなことです。
こちらは島に上陸した日の午後。缶ビール片手に海を眺めて海沿いをひとしきり歩き回り、ヤギやネコと戯れて一旦帰宅。
ササッと一発目のシャワーを浴びて洗濯機を回しつつ、部屋着に着替えて観光客が去った無人の大クスへとやって来たのでした。


聞こえてくるのはクスの葉が風に揺られて立てるサラサラという音と小鳥のさえずり。
あとはたまーに船のポンポンポンポン…という駆動音が微かに聞こえるくらいか。
人の声も車のエンジン音も一切聞こえない、殺意すら覚えるくそやかましいバイクなんかもちろんいない。最高すぎる。

立派なクスノキを眺めるのももちろん貴重な体験ではあるのだけど、こうした静寂を五感で楽しむことこそ最大の醍醐味なのではないかと思う。
Webや書籍で如何にリアルな超絶写真、ムービーを鑑賞したところでこればかりは絶対に味わえないことだから。
わざわざ時間とおカネを費やして遠出する理由って結局心の奥底、根源的な欲求がそういうモノを求めているからなんだろう。


日が傾き始めると少しずつ樹木の色味が変わって見えはじめる。
季節や天候だけでなく、時間帯の違いだけでも本当に巨樹の表情って大きく変わるんだなと。
他の巨樹を眺めていてもせいぜい2時間くらいのものなので、普段はあまり意識することがないのです。
ああ、ここまで変化するものなんだ。分かっているつもりだけど分かってなかった。色々な気付きがある。

さて。夕方から島民の方と軽く一杯やる予定なので機材を片付けて拠点へ戻ろう。
「また明日」もちろん返事なんて無いのだけど、ここから立ち去る度に自然と脱帽して声をかけてしまうワタクシ。
まあ大クスさんも決して悪くは思っていないのではないか。思ってないといいなあ。

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