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Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VMを購入


Panasonic LUMIX DMC-GX8 / Panasonic LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 ASPH.

コロナ禍に突入して人出の多い街中を徹底的に避けるようになって以降、自然の中で撮影する機会が増えるにつれて寄ってナンボの広角レンズを使った写真への興味が激減。少しずつ今まで興味のなかった中望遠レンズで一歩引いた写真を撮る方へ傾向するようになりました。が、久しぶりに超広角レンズを使いたい。ということでライカMマウントの超広角レンズを一本購入することに。もちろん気分転換に持ち出す程度なので極力安価に…予算は10万円以内で考えていました。

結果としてこのULTRON 21mm F1.8を購入したわけですが、ULTRON購入に至るまでのあれこれや近場で試し撮りした感想など。


本当は銀塩時代のメインレンズC Biogon 4.5/21を買い戻すつもりだったんです。しかしデジタルで使うとマゼンタ被りが絶望的に酷く使い物にならないということで、とっくにディスコンになっているではありませんか。そこで悩んだのが以下の2本。

・Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8 ZM

無難オブ無難。金額的にもC Biogon 4.5/21と同じくらいだし、これを買えば間違いないのは分かりきってるんですが…既に手元には3本のBiogon ZMがあるということで全く気持ちが上がらない。今回はパス。

・TTArtisan 21mm F1.5 ASPH

今回の大本命でした。Webを漁った限りでは画質もまずまず悪くなさそう。中華ズミルックス的な?なんとズミルックス1本分の値段でこれが20本くらい買えちまうんだ。ええ。逆にこれを20本我慢しただけでズミルックスが買えるのか、と思わなくもない。今ならオマケに6千円相当の外付ファインダーまで付いてくるらしい。私はビゾフレックスがあるので要りませんが。

どうせ飛び道具的な超広角レンズだし、これくらいぶっ飛んだスペックのものを買ったほうが面白いのでは?購入直前まで行きましたが、最短撮影距離70cmが最大のネックでした。その他のレンズは50cmなんですがTTArtisanだけは70cm。超広角の20cm差はかなり大きい気がする。


そこで白羽の矢が立ったのがF1.8という大口径にして500g近い馬鹿みたいな重量を誇るULTRON 21mmでした。同じコシナフォクトレンダーにNOKTON 1.4/21という上位レンズ?も存在しますが、ギリギリ10万円を超えるので今回は見なかったことに。基準が曖昧になると結局中古の旧型エルマリート21mm(20万円くらい)でもいいのでは?とズルズル行くのが目に見えています。まあ、そもそもお金がないのでズルズル行きようもないんですけど。

もちろん最短撮影距離は50cm。重さならもっとデカいアポズミ90mmやノクトン1.1/50があるからそこまで気にならないかなと。実際持ち歩いてみても重さは気になりませんでしたね。ひとつだけケチを付けるなら、この内蔵型フードタイプのレンズが嫌いなんです。そもそもこんな浅いフードで効果あるのか?という。


LEICA M10 / Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VM

で、散歩しつつ試し撮りを。開放F1.8の最短撮影距離撮影。やっぱり最短撮影距離にこだわって正解でした。21mmの最短50cmってこんなに寄れなかったっけ?と。これが70cmだったら結構ストレスに感じるのではないかなあ。


歪曲は特に気にならず。F5.6の無限遠。よく写ってるなと。変な色味が被ったりもしないようで一安心。


21mmもF1.8ともなると結構ボケますな。明るさゴリ押しの大口径レンズなのでボケ味がどうとか語るものではないと思います。表現の幅が広がるな、くらいのもので。


光条を出すためにがっつり絞ってF13。回折ボケなのかやや緩い。まあ普通に使っていたらせいぜいF8までですから。


F16。当然緩い。さっきの写真といい薄暗い森の中なので、単純にISOが上がって画質が落ちているだけのような気もする。

これで海を撮りたい!という目的以外には全くもって何を撮っていいか分からない状態で購入してしまいましたが、これは久々に納得の買い物だったかもしれません。10年前に発売された設計の古い不人気レンズ(たぶん)ですが、Mデジタルにライブビューが搭載された今なら生きるレンズなのではないかなあ。

コメント:2

RYO-JI 22-01-13 (Thu) 22:22

超広角単焦点、私も欲しいです。
スーパーアンギュロン21mm/f3.4はまだ手元にあるんですが、Z 5では使えないので。
値段と重量の軽さ的にフォクトレンダー COLOR SKOPAR 21mm F4Pが身近に感じます(笑)。
TTArtisan 21mm F1.5も捨てがたいですが、長い目で見ればULTRON 21mm F1.8が正解かもしれませんね。

to-fu 22-01-14 (Fri) 9:48

> RYO-JIさん
スーパーアンギュロンとかホロゴンとか、せっかくいいレンズなのに勿体ないですよね。
レフ機からミラーレス機になって使用できるライカレンズが増えたことは喜ばしいですが、万が一後玉が接触した場合は
ミラーがない分ダイレクトにセンサーに直撃してしまうので、広角系レンズを装着する場合はいつもヒヤヒヤします。

カラースコパーの4/21は銀塩時代に持ってましたが、なかなかいいレンズでした。小さいのによく写ります。
あれもデジタルだとマゼンタ被りが酷いみたいなので、色補正する手間さえ許容できるなら…という感じになりそうです。

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