CASIO G-SHOCK ORIGIN GMW-B5000D-1JFを購入

一部マニアの間で話題になっていたフルメタルG-SHOCK「GMW-B5000D-1JF」。
買ってみようかな…とは思いつつ何度時計屋に足を運んでもお前はツチノコか!とツッコみたいくらい影も形も無いし、ECサイトでも在庫復活の度スクリプトを回した転売屋に瞬殺されている模様。流石にプレミア価格で買うほど欲しくはないなと諦めていたのですが、ようやく在庫がダブついてきたようで定価未満で売られているのを発見したため即購入。故意に出荷数を絞って飢餓感を煽る大嫌いな商法にまんまと乗せられた感が否めませんが、プレミア価格には釣られなかった(買えなかった)ので良しとしよう。

最新のG-SHOCKって何か凄い機能が付いてるんだろうか…とドキドキ開封しましたが、めぼしい機能はBluetooth対応でスマホアプリと連携できるというくらいでしょうかね。

ステンレスの塊感が良い感じです。数年前のピゲのロイヤルオークの流行を意識しているであろうことが見て取れますが、エッジ等の切削部分の処理が非常に雑なのが気になります。眠いエッジなのに何故かバリが残ってる。流石に200万円~のロイヤルオークと比較するのは馬鹿げていますが、せめて2~3万円のセイコーダイバーズレベルの仕上げは頑張ってほしかったところです。もっともアナログ時計より中身のムーブメントにコストがかかっているはずなので、これでも十分頑張っているのだと思いますが。パッと見の質感は悪くないです。はい。

クラスプは悪くありません。例のペラペラの鉄板ではなく無垢材の三つ折りタイプ。サイズ微調整用の穴は4つ。これも悪くないと思います。腐っても6万円の時計なので値段相応と言えばそれまでですが、ここがペラペラの鉄板だと萎えますからね。

早速ブレスを調整。勝手に割りピンだと判断してハンマーでコツコツやったんですが、まさかのバネ棒タイプでした。細長いピンのようなもので穴を突いて片方を外し、今度は逆側の穴から突いてそちら側も外すとコマが外れます。特殊な工具が不要なのでこれはいいですね。ただ自分の場合そうとは知らずにハンマーでコツコツやってしまったのでバネ棒を1本破壊してしまいました。バネ棒タイプのブレスなんて初めてだし…カシオ界隈では標準的な仕様なんでしょうか。

 

装着感は悪くない。わりと良好です。重量感たっぷりですが普段からダイバーズウォッチを着けることが多いので特にだるい感じはしませんね。日頃ウレタン外装のスピードモデル(DW5600系)を着けている方だとかなり重く感じて違和感があるかもしれません。

個人的に気になるのはラグの鏡面部分。鏡面がダルダルでみっともないし傷も目立ちそうです。ベゼルのヘアライン仕上げと分けることで立体感、キラキラと反射する高級感を演出したかったのだと思われますが、ここは硬派にミリタリーっぽくラグもヘアライン仕上げでお願いしたかったですね。ブレスの表面もヘアライン仕上げなのでラグだけ浮いていて残念な感じ。

ブレスはヘアライン仕上げですがコマとコマの接触面がポリッシュ仕上げなので腕を動かすとキラキラ反射します。これも好みによるものですが、個人的にはもっと地味な仕上げの方が良かったかな。反面、キラキラしていて格好いい!という意見もあるでしょうね。

地味に嬉しいポイントが低価格モデルと比べると液晶の視認性が優れていること。格好いいと思って反転液晶のモデルを買ったり色々と試しましたが、やっぱり視認性が悪い時計って結局手に取らなくなるんですよね。これだけで長く使い続ける理由になるかなと思っています。

G-SHOCKに6万円と考えると割高にも感じますが、高機能な6万円の時計として考えると、これがなかなか悪くない。プレミア価格で買うのは何だかなあ…というのが正直なところですが、そろそろ在庫もダブついて来ているみたいなので定価の○割引、なんかで販売されるようになったらお買い得だと思います。(ただぶっちゃけビジネス用途に着けるような時計でもないしアウトドアにも…オフの日の街中用、なんですかね。)

5件のコメント

  1. 現状、なんの変哲も無いG-SHOCK愛用者ですが、こんなのもあるんですねえ。
    これがフルメタルだとすると重いだろうな笑……と、自分のを見ながら思いました。
    でも、塊感はすごくあるだろうし、金属好きにはたまらんもんがあるかも。
    確かに、用途を選んでしまうかもしれませんね。G-SHOCKなのに。笑
    あなたのG-SHOCK愛を試す! ってな商品なのかな、とちょっと面白く思いました。

  2. > 狛さん
    巨樹撮りにはなかなか便利ですよねG-SHOCK。
    藪漕ぎやら大雨やら色々ありますし、頑丈で傷ついても懐的なダメージの少ないG-SHOCKさんは僕も重宝してます。
    ウレタン製であるが故に数年間で外装が加水分解で崩壊するのが悪い意味で有名なので、ならば作ろう金属で!と半ばネタ的に作ったのかもしれませんね。外装が崩壊してもまた安く買い直せるのも僕は魅力の一つだと思うんですが 笑
    いざ着けてみると重さもそこまで気にならず、これはこれで気に入っています。

  3. こんにちは、
    G-SHOCKは、一時期5600、5500系を中心に使ってましたが....

    ベゼルにゴミが噛みやすい、
    Natoストラップなどへの変更が難しい
    文字盤がゴチャゴチャしてる(良くも悪くも)

    などなどで、もう使ってないです。
    ただ、最近CFRTPのケースでストラップ交換出来るのが出て来たんでちょっと興味が。
    ワンピースのも。

    ところで、フルメタルのGSHOCK
    ベゼルはどう外すのでしょう?
    ボタンが干渉して難しい様な感じがします

  4. あっ、バックパネルの写真がありましたね。
    失礼しました。
    ラグのビスを外して、ベゼルを持ち上げる方向で外すわけですね。

    これなら、メンテナンスしやすそうです。
    中華からカスタムベゼルとかも出そうですね。
    ラグ形状をNATOストラップも可能な様にしてくれれば。。。

  5. > M2-1028さん
    良くも悪くも変わらないことが売りなだけに、やはり今見ると古臭いところも目立ちますよね。
    特にベルト交換は今や特別な時計好きでもない一般の方ですら自由に交換して楽しむようになっていますので、仰るようにもっと気軽に色々交換できるような仕様に変更してもいいのではないかと僕も思います。ラグの形状は本当に惜しいです。

    はい、ベゼルの取り外しはラグのビスを外すことで簡単に行えそうです。
    この製品を探していたとき、既に中華ストアがウレタンモデルの5500番をこのモデル風のメタルベゼル(刻印された文字が違う)に交換したものを売っているのを発見したので、本国ではもうカスタムベゼルの取り扱いがあるのかもしれませんね。ウレタンモデルをベゼル換装&ブレス化してフルメタル風にするのも楽しそうです。

にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。