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そして新しい世界へ


Nikon Z f / Nikon NIKKOR Z 24-70mm F4 S

深夜のネット徘徊を経てOLYMPUS 100-400mmに代わる超望遠ズームレンズの新メンバーを決定。
これだ、これしかない!ということで即座にポチってしまいました。

ところでワタクシ結構根に持つ性格です。
悪意や嫌がらせに対して反射的に手が出る輩属性ではありませんが、心の中で呪詛を唱え続ける根暗の権化のような人間。
え?呪詛を本人に直接、ですか?吐くわけないじゃないですか。あくまで外面はニコニコ、です。余計な角を立てたくありませんから。

その昔e-Taxのために手間暇かけて作成した住基カードを勝手に廃止されて腹を立てた私は、未だにマイナンバーカードを作成しておりませぬ。
いくら不便を強いられようとも筋の通らない奴らには何の手助けもしたくないのですよ。アホみたいなポイントのばら撒きも要らん。俺は乞食か。
そんな私ですから今後OM SYSTEMのカメラを気持ちよく使えるとも思えず。一度見切りを付けたら何の迷いもございません。


とりあえずOM-1とレンズ数本売却したら超望遠レンズと来たるべきX100VIを買えるくらいの額にはなりそうで一安心。
しかし初値のご祝儀価格で買ったOM-1の査定が泣けることになっておる…これはまあ仕方ないか。

でも冷静に考えるとμ4/3を全て手放すのもどうなんでしょう。気に入ってるんですよμ4/3のサイズ感と、これでいいんだよ的な画質自体は。
一応買ったばかりの12-40mm PROとムスメたちの発表会撮影用の75-300mmだけ残してパナソニックのG100でも買ってみようかなと。
(12-40mmは一度も持ち歩かずに売るのも馬鹿みたいだし、75-300mmも下のムスメが中学校に入学するまでは一応。ねえ。)
スチルカメラとしては酷い出来だという噂ですが、ちょっとしたコンデジ的に持ち歩くにはベストなカメラでは?甘いか?

コンデジ運用するだけなら値段もこなれてきたGF10でよくない?と言われると、それもそうねって気もする。

さよならOMDS


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 32-64mm F4 R LM WR

誰がどう見てもOEM丸出しな新レンズの値段や旧OM-1ユーザーの期待に応えぬままOM-1 IIの発表などでやや炎上気味のOMDS。
まあ個人的な感想としても「ないわー」の一言に尽きるのですが。

思えばOLYMPUS時代から売れ行き絶不調のE-M1Xを何の前置きもなく10万円値下げして高額なフラッグシップ機を初値で買ってくれた数少ない熱烈ファンを失意のどん底へと陥れた前科があるわけで、経営母体が変わろうと元々そういう土壌が出来上がっているのかなと。

素人から見ても明白に存在感を失いつつあるμ4/3に手を出すとは日本産業パートナーズやるじゃない!と応援するつもりで購入したOM-1。
さあ一体どう立て直すのか?と注目していた2年間でしたが、これでどう企業価値を高めて余所に転売するつもりなのか理解できませんでした。
釣れた魚にエサはやらないスタイルも有りだと思いますけど、釣られた魚だってアホじゃないんだから環境に不満があれば逃げ出しますよ?

なので、私にとってはOM-1のファームアップが云々なんて今となってはどうでもいいのです。
今さらファームアップを表明したところでOMDSの何を信頼できるのか。流石!とはならんでしょ。


とはいえ手元からOM-1と100-400mm&テレコンがなくなると野鳥撮影が出来なくなってしまうので困る。
当面はその他のレンズを少しずつ手放していき、この3点だけ手元に残して野鳥撮影機材の乗り換え先を探そうかなという感じ。
手持ちマウントだとフジのGFXかX、それかニコンのZマウントでしょうか。まあGFXは論外として残りは二択。
あるいはOM-1からパナソニックのG9 ProIIにリプレイスするのが一番現実的かもしれない。え?Kマウントで野鳥ですか?またまたご冗談を。

資金も人材も枯渇気味なOMDSも色々大変だってのは分かるんです。
しかしメーカーの事情なんて我々ユーザーには知ったことではないわけで、そもそも構図はOM-1 or OM-1 IIではなくOMDS or 他社製品なんだよなあ…
継続的なアフターサポートは義務ではないけど、それを競合がやる以上は追随しないと負けるよ?ってのは分かりきった話だと思うの。

FUJIFILM XF 16-55mm F2.8 R LM WRを再購入


RICOH GR IIIx

X-Pro2時代のメインレンズだったXF 16-55mm F2.8を再購入。あ、古いレンズなので新品と結構価格差があるため今回は中古を購入です。
フルサイズ用レンズ並みにデカい、フルサイズ用レンズ並みに重い、フルサイズ用レンズ並みに高いの三重苦な印象ですがX-H2にマッチするのではないかと。
というかせっかくAPS-C初の4000万画素センサーだというのに、高画素対応標準ズームがこの一本しかないとはこれ如何に。

以下、解像力不足に耐えられず手放したSIGMA 18-50mm F2.8との簡単な比較など。 全文を読む

GFX50S IIでsmc PENTAX-FA645 300mm F5.6 ED [IF]の試し撮り


GFX50S II / PENTAX smc PENTAX-FA645 300mm F5.6 ED [IF]

型番で検索してもろくに作例の出てこない不人気レンズFA645 300mm F5.6を手に入れました。
贅沢にEDレンズを使用した定価22万円+税のこのレンズが中古相場2~3万円でしょうか。

この焦点距離だと150-300mm F5.6か300mm F4に行く人が多いようで。中途半端故に不人気なのかなと。
(とはいえ超望遠レンズというジャンル自体が不人気ですから、結局どれもこれも大差なく安い。10万円あれば3本揃います。)

以下、簡単な作例など。 全文を読む

GFX50S IIでsmc PENTAX-FA645 200mm F4 [IF]の試し撮り


FUJIFILM GFX50S II / PENTAX smc PENTAX-FA645 200mm F4 [IF]

GFXユーザー自体が少ないというのにGFXにPENTAX 645マウントレンズを装着して使おうと考える酔狂な人間が果たしてどれほどいるのか。
需要は限りなくゼロに近いだろうと推察しますが、これがなかなか悪くないのでGFX使いの紳士諸君にはぜひともオススメしたい。

大雪の中、いつもどおり傘も差さずにノーガード戦法で歩き回ってきました。


35mm換算で157mmになるこのレンズ。
フルサイズと比較すると若干上下幅に余裕のあるアスペクト比なので実用上はフルサイズの135mm単焦点とほぼ同じ使い勝手でしょうか。
最短撮影距離1.5mはかなり遠めに聞こえますが、実際撮り歩いてみると「もっと寄れたら…」という場面は一度もありませんでした。


解放F4でもかなりボケます。GFX50SIIのEVFだと拡大してもピントの山が分かりにくい…
なおこちらAFレンズですがマウントアダプター経由の撮影となるため必然的にMF撮影となりますのでご注意を。

ぶっちゃけIBISに助けられている感はあります。流石中望遠域のレンズだけあって、IBISオフだと1/60秒でも微ブレ写真を量産してしまう。
IBISなしの初期GFXでは使用するのが難しいかも。IBISありのGFX50SIIで静物相手なら手持ち1秒でも撮れてしまうので、この差は大きい。
メニュー画面の【マウントアダプター設定】で焦点距離200mmに設定しておくのをお忘れなく。一度設定したらいつでもマイメニューから呼び出せます。


F5.6。わずか1段絞るだけでここまでパキッと描写する。これが中古美品でも1万円台で購入できるレンズとは俄かに信じがたい。
そうは言ってもまあ元々が645フォーマット向けに造られたレンズですから、当然35mmフルサイズ用レンズとは素養の時点から違うわけで。
中古市場も今現在が底値でしょうか。いつ手放しても大きく損をすることはないと思われるので、とりあえず手元に置いておくのはアリかなと。

今はまだ注目度の低いラージフォーマットの中判センサーですが、ソニー参入の噂があったりと今後成長する可能性の高いジャンルではあると思います。
猫も杓子もフルサイズセンサーで最近はフルサイズ機の神通力も薄れてしまいましたから。
(昔から言ってるけど、そもそもデジタルの世界で35mmライカ判を「フルサイズ」と呼称すること自体がナンセンスだと思うの…)

645、あるいは67判オールドレンズの綺麗な個体を安く手に入れるなら今が最後のタイミングかもしれません。外国人バイヤーに買い占められてしまう前に、不人気200mm F4を我ら日本人の手で現役復帰させてやろうではありませんか。

インプレッションをまとめると「10万円ならたぶん買わない。2万円なら買わない理由がない。」
何を撮るか、そんなもん買ってから考えればよろしい。

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