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新緑の「志々島の大クス」


FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 16-55mm F2.8 R LM WR

まだまだ整理できていない旅写真が多すぎる。幸せなことです。
こちらは島に上陸した日の午後。缶ビール片手に海を眺めて海沿いをひとしきり歩き回り、ヤギやネコと戯れて一旦帰宅。
ササッと一発目のシャワーを浴びて洗濯機を回しつつ、部屋着に着替えて観光客が去った無人の大クスへとやって来たのでした。


聞こえてくるのはクスの葉が風に揺られて立てるサラサラという音と小鳥のさえずり。
あとはたまーに船のポンポンポンポン…という駆動音が微かに聞こえるくらいか。
人の声も車のエンジン音も一切聞こえない、殺意すら覚えるくそやかましいバイクなんかもちろんいない。最高すぎる。

立派なクスノキを眺めるのももちろん貴重な体験ではあるのだけど、こうした静寂を五感で楽しむことこそ最大の醍醐味なのではないかと思う。
Webや書籍で如何にリアルな超絶写真、ムービーを鑑賞したところでこればかりは絶対に味わえないことだから。
わざわざ時間とおカネを費やして遠出する理由って結局心の奥底、根源的な欲求がそういうモノを求めているからなんだろう。


日が傾き始めると少しずつ樹木の色味が変わって見えはじめる。
季節や天候だけでなく、時間帯の違いだけでも本当に巨樹の表情って大きく変わるんだなと。
他の巨樹を眺めていてもせいぜい2時間くらいのものなので、普段はあまり意識することがないのです。
ああ、ここまで変化するものなんだ。分かっているつもりだけど分かってなかった。色々な気付きがある。

さて。夕方から島民の方と軽く一杯やる予定なので機材を片付けて拠点へ戻ろう。
「また明日」もちろん返事なんて無いのだけど、ここから立ち去る度に自然と脱帽して声をかけてしまうワタクシ。
まあ大クスさんも決して悪くは思っていないのではないか。思ってないといいなあ。

旅の断片


LEICA M10 / Leitz Elmarit 28mm F2.8 3rd

ワタクシto-fuといえば羊のように安穏とした暮らしを好む野心なき男ですが、いつかまた、それこそ子供たちが家を出て私が爺さんにでもなったら、海の側に引っ越して釣りを再開したいという野望を持っております。世界征服?天下統一?いやいや、そんな邪魔くさそうなモン狙うよりも海の目の前に住んで毎日ぼけーっと釣りして暮らす人生の方が男のロマンと言えましょう。

今でも釣りは大好きなんですけど、海までクルマで2時間!なところに住んでいると実際フラストレーションとか劣等感とかすごいんですね。
〇〇でバチ抜け(要するにすごく釣れる時期)始まってますよ!と教えてもらっても、いやいや行けないしね…みたいな。
まあ実際暮らすと楽しいことばかりでもないんでしょうけど。それでも羨ましいなあ。

kachi-koma


Panasonic LUMIX G100 / Panasonic LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.

知る人ぞ知る?富山県の銘酒「勝駒」。
駅前の酒屋で本仕込を1本だけ発見して迷わず購入しました。純米以上は4合瓶も1升瓶も全て売り切れ。

たぶん高額転売なんかが多いんでしょうねえ。
ご家族様1本限りの販売で、実際私が勝駒をお願いしたときもあまり歓迎してくれている風には見えなかったのですが、その他の富山のお酒、立山や万寿泉や羽根屋なんかの話(要するにどれを飲んでも美味すぎる)をしていくうちに「なんや、ただの酒好きのおっさんかい!」と心を開いてくれました。最終的には富山に洞杉を見に来たと言ったら、洞杉は地元の誇りだと大層喜んでくれましてねえ。やっぱり巨樹は世界を平和にするんだなと。(なんという無理やりな締め方)

あ、別にここで高額転売云々語る気はございませんが、お酒の転売は酒税法違反で待ったなしの御用になりますのでガチでやめた方がいいですね…
利権コワイコワイです。


アル添の廉価ラインと思われる勝駒 特別本醸造ですが、精米歩合55%の吟醸仕込でとても美味しい。
というか勝駒って純米酒でも精米歩合50%、他所なら純米大吟醸クラスのお酒なんですね…そら美味いわ、という。
まずもってあの恐ろしいまでに澄んだ水を使って醸した酒が不味くなるわけがない。

ホタルイカの一夜干しも別に京都で買えるといえば買えるのだけど、やっぱり現地で買ったモノは気分が違います。
ちなみに兵庫で水揚げされたホタルイカと富山で水揚げされたホタルイカはサイズもお値段も倍くらい違います。もちろん富山の方が高くて美味しい。

Diary


FUJIFILM X-T5 / FUJIFILM XF 35mm F1.4 R

遠征準備完了。
バッテリー充電器を30分近く探し回ったZ f は結局置いていくことにした。(けど今でも悩み続けている)
早めに出発して向こうで夕焼けでも撮影しようと思っていたのだけど、どうやら現地は雷雨のようで。残念。

Diary


FUJIFILM X-H2 / FUJIFILM XF 56mm F1.2 R

写真を撮らない生活10日目。心が満たされている状態とはこういうことなのか。
そりゃあ脱京都してどこか知らない街を撮り歩けるなら喜んでシャッターを押しまくりますけれども。
単純にどこへ出かけてもよく分からん外国人が無限ポップする地元に辟易しているだけなのかもしれない。
コロナ流行の数年間は楽園のような街だったのに。結局また観光公害。頭腐ってるんじゃないかと思う。


本日は来週の富山遠征に備えてガソリンを給油しに行ったり。
ガソリン代が岡山価格より15円も高くて軽く引いたのだった。
まあ長野、高知よりはマシだと思えば。

それにしても梅雨入りしたかのような天気が続きますな。
最近はもう一年の半分くらいが夏なので、梅雨入りしましたと言われても驚きませんよ。

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