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2022-11

晩秋の四国旅 2022


LEICA M10 / Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 ZM

桂浜を離れて名もなき集落を散策する。
名もなきって…まあ普通に地名があると思いますが。

漁村の雰囲気が大好きな自分としてはここでぼけーっとしているだけで軽く夕方まで潰せそう。
とはいえ、あれだ。今回の目的は二つ。海を眺めること、ウツボを食べること。
今日はウツボを食べる必要がある。


ということで、しばし散策して早々にホテルの駐車場に車を放り込ませてもらったのでした。
余所の街では極力乗り物に頼らず、地に足つけて歩き回るのが一番だと思っている。
歩けば歩くほど自分という存在が街に溶け込んでいくのが実感できる。

晩秋の四国旅 2022


FUJIFILM X-Pro3 / FUJIFILM XF 35mm F1.4 R

若い頃の自分ならササッと撮影して駅前の繁華街に場所を移していたのではないか。
今は逆にギラギラした人間の営みを撮り歩くことに対して、すっかり興味を失ってしまった。
時間無制限でぼけーっと海を眺めていられる喜びよ。

老い=悪のように扱われるけれど、歳を重ねるのも悪くない。
この価値観の変遷を素直に楽しめている自分は幸せ者だと思う。


シャッターを押す度、微妙に表情を変えていく早朝の空。
よし、ここから一日が始まるんだと実感させてくれるこの時間帯が堪らなく好きだ。
やはり旅のスタートは早朝でなくてはいけない。

晩秋の四国旅 2022


LEICA M10 / Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 ZM

2:00出発、6:30高知県着。桂浜より日の出を眺める。
美しすぎて、死ぬ。


この景色を眺められただけでも深夜の長距離ドライバーと化した甲斐があったなと。
普段眺めている若狭湾、日本海もなかなか素晴らしいものですが、雄大な太平洋で眺める日の出はやはり良い…
砂浜に腰かけて朝食をムシャムシャ咀嚼しながらシャッターを押し、しばしぽけーっと空を眺めておりました。
こういう時間を過ごしたかったんだなあ。

Diary


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 35-70mm F4.5-5.6 WR

仕事を片付けて近所を散歩、その後高知県に向けて深夜出発するために昼寝を。
たっぷり眠れたので明日の夜までは体力がもつと思う。たぶん。

年々タフな一人旅をするのも体力的に厳しくなってきたのを感じるのだけど、体が五体満足なうちに人生楽しめるだけ楽しんでおきたいなあ。

Diary


LEICA M10 / Leitz SUMMILUX 50mm F1.4 2nd

久しぶりの雨。
毎日歩き回っているとそれはそれで膝が死んでしまうので、休息日としては悪くない。
それが端から出かける気にならない日曜日というのもまたよろしい。


LEICA M10 / Voigtlander ULTRON Vintage Line 28mm F2 Aspherical TYPE 1

粟島や志々島のような人のいない小さな離島で朝から晩までぼけーっと過ごしたい。
映画も要らんし本も要らん。何だったらPCやスマホも要らん。家に置きっぱなしで出かけてもいい。
来月の旅はそれで行こうかと浮足立つも、寒さに心折れる可能性大なのだった。

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