- 2020-09-05 (Sat) 16:04
- TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD | スギ | 巨木たち（地域別） | 巨木たち（樹種別） | 石川県
SONY α7III / TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD
こちらの「栢野の大杉」は石川県を抜けることがあれば是非とも再訪したいと思っていました。今回の旅の最後を締めくくるには申し分ない巨樹でしょう。まずこの場に立って改めて思うのが、なんて高さなんだ…と。数年前に自転車から落車して以来首を真上に向けると痛むムチウチ気味な私にはちょっと辛いくらいの高さです 笑
この鳥居手前から拝殿に抜ける眺め、これが良いんですよ。この場所から背筋がシュッと伸びるような粛々とした空気に切り替わるのが感じられる。そういえば以前訪れた際はまだ夜明け前だったのでライトに照らされた拝殿が幻想的でした。夜明け前も良かったけれど強烈な朝日が射す今回の時間帯（6月の朝8時頃でしたか）も素晴らしい。そうそう、書きたいことは前回既に書ききってしまった感があるので、今回ここからはサクサク進めていこうと思います。
奥に見えるのが「天覧の大杉」、つまり国指定天然記念物「栢野の大杉」なのですが、改めてこの手前右側のスギも素晴らしい巨樹だと感じました。幹周9m級なんていったら他所なら軽くメインを張れるだけのポテンシャルがありますからねえ。
超広角で撮影しているので伝わりにくいかもしれませんが、左側にせり出した大枝だけでも普通のスギの成木くらいの太さがあります。この荒々しい表皮といい如何にも北陸のスギという表情をしていて、うん俺はたしかに今北陸にいるんだよな。と嬉しくなってしまうのです。
そしてもちろん今回もここに立つ。
左右から迫り来るカベのような圧倒的迫力。
同じ写真ばかり撮ってるじゃねえかと突っ込まれてしまいそうですが、やはり「天覧」するしかないではありませんか。相変わらずこのまま圧し潰されてしまいそうなこの感覚。自然と口から「うわあー…」とアホみたいな声が漏れてしまいます。だってこれ、うわあー以外に何と言ったらいいか分かりませんよホント。
拝殿側から臨む。太い。とにかく太い。伝承によると樹齢2,300年ということですが、樹皮を見ても枝葉を見ても生命力がみなぎっています。まあ2,300年の真偽については真面目に論じるだけ野暮というものでしょう。
ウッドデッキが整備されているだけでなく境内には数か所のベンチと、私が撮影している場所には小さな東屋まであって、時間を忘れてのんびり眺めることが出来ます。結局今回も1時間強は過ごしてしまいました。
新型コロナの影響で山中温泉をスルーせざるを得なかったのが残念ですが、相変わらずの気もちいい空間でした。いやでもやっぱり温泉に浸かりたかったなあ…あ、ちなみに巨樹ももちろん素晴らしいですが、山中温泉といったら温泉街に沿って流れる「鶴仙渓」の眺めも素晴らしいです。渓谷沿いに遊歩道が整備されているので、ぜひ温泉たまごを買ってそちらにも。絶景を眺めながら食べる温泉たまごは格別です。
今回の訪問日は2020/6/23。
巨樹の詳細は前回の訪問記をご参照ください。
コメント:2
- RYO-JI 20-09-05 (Sat) 21:35
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あぁ、やっぱりスゴイですね！
写真でさえ何度見ても驚く訳ですから、実物のそれといったらもう言葉にできないでしょう。
〝天覧〟というこれ以上ない高貴なネーミングに相応しい存在感があり、心なしか気品さえ感じます（あくまでも心なしかですが：笑）。
これは山中温泉とセットで訪問が必須なヤツでしょう（笑）。
そんな旅ができる日が一日も早く戻って来て欲しいですね。 - to-fu 20-09-06 (Sun) 8:44
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> RYO-JIさん
天覧…いいネーミングですよね。
バケモノ系ウラスギひしめき合う石川県の中で、心穏やかに眺められるスギの巨樹としては貴重な一本だと思います。
山中温泉はセットですよねえ。温泉や銭湯で感染したという話は聞いたことがないので気にしすぎなのかもしれませんが、
やはり用心するに越したことはないと、つい慎重な姿勢をとってしまいます。今思えば軽く入っておけばよかったと思わなくもありません 笑
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