Diary

LEICA M10 / Leitz Summicron 50mm F2 1st “山崎ズミクロン”

雨雲レーダーによると午後からまとまった雨が降り出しそうなので、朝早いうちに散歩しておくことに。
それにしても、ようやく持ち出せたこの山崎ズミクロン。
かの有名な山崎光学写真レンズ研究所にて通称「山崎磨き」を終えて帰ってきたのでした。

レンズ描写の味?クセ?はそのままに、なんというか色乗りと写りの鋭さだけ+2、+3されたような感じ。
単層コーティングらしいですが、美しく磨かれたガラス面や絞り羽根を眺めているだけで撮る気にさせられますな。
また余裕のあるときにズミクロン 2/50 2ndも磨いてもらいたい。

最近見かけないと思ったら半年も前に亡くなっていたとは。合掌。
しかしなぜ「剥製」の二文字をそこまで強調するのか…怖いよ。これ。
そして子供は喜ぶのだろうか。うちのムスメなんか、埋めてあげたいって言いそうですが。

2件のコメント

  1. 「山崎磨き」、いいですね!
    オールドレンズを生き返らせる唯一無二の匠の技、人間国宝級ですよ。

    宝ヶ池のガチョウさんは生前人々から愛されていたんでしょうけれど、
    手厚く埋めてあげれば良いものを何も剥製にしなくてもいいんじゃないかと思いますよねぇ。
    誰が決めたか知りませんが良くない打算を感じてしまって、ガチョウさんが可哀想です。

  2. > RYO-JIさん
    まさに匠、人間国宝ですよね。恐らく今後このような技術者は二度と現れることがないと思いますので、
    長く使いたいオールドレンズたちを少しずつ磨きに出していきたいです。中古市場に安値でゴロゴロ転がっている
    タクマーレンズですらロストテクノロジーの産物ですから。少しでも多くのレンズを次の世代に残したいものです。

    剥製という発想が…これ誰かが「いやいやいや、おかしいやろ!」と突っ込めなかったんでしょうかねえ。
    ガチョウさんがいなくなってしまったことよりも、このビラを見て何よりも悲しくなりましたよ。
    いやホント、許可さえ出してくれたら私が弔ってあげたいくらいです。

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