Diary

LEICA M Monochrom (Typ246) / MS-OPTICS SONNETAR 73mm F1.5

ここ数日、中判デジタルが気になって仕方ない。
気付けば中判デジタル使いの方のサイトばかり漁っている始末。
現実的な選択肢は(主に価格の面で)フジとハッセルくらいか。
うっかり触ると危険なので、実店舗まで触りに行けないコロナ禍という状況にむしろ感謝すべきなのかもしれないなと。

幸か不幸かモニター越しにWebサイトを眺めている限りではフルサイズ判に対する優位性がほとんど伝わってこなかったり。
ただ最近の自分が写真に求めている「湿度」みたいなものは、確実に大型センサーにアドバンテージがあると思っている。
スマホやμ4/3の写真はいくら綺麗に見えようと、どうしてもあのしっとりした感じが伝わってこない。からからに乾いて見える。

ハッセルはどうもハード面がイマイチ…Merrill時代のシグマを思わせる不完全さ、あるいは不寛容さをひしひしと感じるので、もし今現在購入するとしたら(しませんよ?お金ないし。中判貯金でも始める?くらいの話)フジになるのか。個人的にあの辻斬りスナップおじさんの件以降、フジの印象最悪なんですよねえ。いや、あのおじさんはどうでもいいんです。被写体になったわけでもない赤の他人がどうこう言う話ではないと思うので。正直あの件はおじさんよりも正義感(正義ではない)を振りかざしてネットリンチする連中の方が不快でした。私は単純に”写真家の意図を説明することもなく、当該の写真家を火中に放り込んだまま単独で土下座を決め込んだその姿勢”が写真に携わる企業として論外だと感じるわけです。あ、そういえば一応ペンタックスという手もあるのか…うーん。未来はあるのだろうか。

4件のコメント

  1. むむ、これまた危険な方に思考が向かってますね(笑)。
    中判が必要かどうかは結局使ってみないことには正解がわからないんでしょうけど、
    気軽にポチって試すことができないのが難点ですね。
    いまどきはレンタルサービスも充実しているようなので試すことはできるかもですが、
    必要!と思った時が怖いですね(笑)。

  2. > RYO-JIさん
    この一年間で人生観が大きく変わりましたから、写真との付き合い方も同様に大きく変わりつつあるようです。
    何でしょうね。コロナ以前なら何とも思わなかったような風景や草花が、ばかみたいに美しく見えるようになったんですよね。
    こういうのを撮るならじっくり構えて一枚一枚丁寧に…と考えると、以前の機材は何か違うなあと。

    しかし仰るように、気軽にポチってそのままポシャってしまうと地獄のようなリセールの悪さが… 笑
    貧乏性なのでレンタルサービスは「高っ!」と思ってしまうんですよねえ。いえ、貧乏性じゃなくて、ただの貧乏なんですけど。
    ホント、コロナさえなければ店頭で冷やか…おっと、満足行くまで試写させてもらうんですけどねえ。

  3. ブログなど日常使用だと35mmのフルサイズでいいと思いますが、ネイチャーなどの写真で時折やっぱすげえなと思う中判の一枚にぶち当てられることがありますよね。
    圧倒的なディテールが有無を言わせぬ空気感を伝えてきて、スクロールなりページなりを繰る手が止まります。
    フィルム時代でも、マキナとかフジの蛇腹のアレとか、単機能でそこそこコンパクトなカメラは楽しかったです。
    個人的には、ああいうイメージで使えると楽しいと思うんですよね。システムはやっぱ……かったるい。笑
    写真旅行できないご時世というのも、腰が重くなる要因。
    かつてハッセルでご近所フォトやってたガーリー方面の真似はできないし……。
    (したくないじゃなく、できない)

  4. > 狛さん
    そうなんです。K-1を手にしてPENTAXの緑の発色に驚きましたが、それならばとペンタ関連のネイチャー写真を漁ってみると
    「ムムッ!!」と唸る写真は大体がby PENTAX 645Zと…やはり何かが違うんですよねえ。腕だろ?と言われたら頷くしかないんですけど 笑

    先日香川県の漁港でぼけーっと写真を撮っていたら、若い兄ちゃんがバケペン(バケペン!!)でバシャッ!バシャッ!と景色を撮ってたんですよ。
    ああ、こういうのいいなあと。狛さんの影響で巨樹写真のプリントを始めましたし、別に巨樹ではなくても月に数枚くらいセレクトして
    A3にプリントしたら楽しいんじゃないか、とか。最近の中判デジタルはフルサイズ一眼とサイズ的にも大差ないですからねえ。

    しかしあのガーリーな方々は皆さんお金持ちでしたよね。ハッセルとかローライとか…
    で、あんなしょうもな…いえ失礼、大量の写真を撮って、現像代もプリント代もばかにならなかったでしょうに。
    ブローニーフィルムの値段にびびって魂を削るがごとくシャッターを切っていた私にはとても真似できない界隈でした 笑

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