香川県坂出市 白峰宮のクスノキ

OM SYSTEM OM-3 / OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

瀬戸大橋擁する香川県の玄関口、坂出市。市内を見下ろす小高い山の中腹に白峰宮(しろみねぐう)が鎮座しています。
白峰宮は崇徳天皇(崇徳上皇)縁の神社。非業の死を遂げたことで有名な崇徳上皇サンは日本三大怨霊の一人に数えられたりもしますが…保元の乱により京の都から讃岐の地に流された崇徳上皇が幽閉された地が現在の白峰宮であるという説もあり、崩御した上皇が京都に引き取られるまでの間、白峰宮後方の清水に浸していたところ、毎夜その御所が神々しく輝いていた。そんな逸話が残っていることから「明ノ宮(あかりのみや)」とも呼ばれているとか。

今回その拝殿後方の駐車場に車を停めてまずは参拝。
正面の参道から来られる参拝者が多かったため、正面側にも駐車場があるのかもしれません。
うん。冒頭の写真の時点で既に文句なしで絵になるクスノキ巨樹ではありませんか?

正直に申し上げるとサイズ的には県内を代表する一本!であるとか、規格外の迫力を誇る巨樹ではなく。
それこそが今まで後回しにしてきた理由でもあるのですが、これがなかなか雰囲気のいいクスではありませんか。
あまり期待せずにやって来た初見の感想は「おお、これは見に来てよかった!」でした。

訪問したのはちょうど通勤通学の時間帯。
慌ただしい時間帯にもかかわらずこの空間はとにかく静かで、まるで時間が止まっているように感じられる。
朝食前にふらっと散歩して、景色をのんびり眺めて一日が始まる。近所にこんな場所があったら素敵だろうと思います。

空洞や欠損の見られない健康優良500歳児。
丁寧に手入れされた境内にそびえる大クスノキの姿が非常にマッチしています。
年末の訪問ということもあって注連縄を巻き直しているタイミングだった模様。

枝張りも文句なし。周辺に家屋もなく、枝を落とされることなく伸び伸び成長できている様子が窺える。
冬の時期にしては葉の色も随分と鮮やかで、樹齢500年ということだけど実際はもっと若いクスなのでは…という気も。
現時点では天然記念物無指定(香川県の保存木には指定されている)ですが、今後まだまだ大きくなりそうで楽しみです。

ずんぐりむっくり横に育つタイプではなく単幹のままシュッと縦に成長するタイプの巨樹。
幹周の数値上目立たなくて損をしているのだけど、実際目の前に立つと想像よりずっと良い!となることが多い。
このクスも事前のイメージを良い意味で覆してくれました。こういう巨樹との出会いこそ醍醐味だったりするわけです。

ワタクシゴトですがこの日は右腕の腱鞘炎が酷く、激痛に耐えながら靴下を履くだけでも10分は費やしていたような一日で、普段メイン使いしている撮影機材を持つことができなかったのです。持っててよかったサブ機材…軽量なサブ機があったおかげで何とか撮影できたのですが。そんな事情もあって、もっと綺麗に葉が茂った春夏にもう一度再撮影に行きたい巨樹ですね。

朝の訪問もよかったけれど、夕焼けに照らされるクスとその背後の広大な空を眺めるのも美しいだろうなと。
比較的立ち寄りやすい立地ということもあって、もっと早く来ておくべきでした。
今後は散歩感覚で何度も立ち寄ってしまいそう。

2025/12/12訪問
「白峰宮のクスノキ」
樹齢 推定500年
樹高 約24m
幹周り 5.8m

香川県坂出市西庄町弥蘇場 1712

1件のコメント

  1. スミマセン、未完成のコメント送信してしまいました。

    健康優良500歳児・・・まさに的確な表現。
    クスの巨樹で500歳はまだ児童レベルですものね。
    それでも見ていて自然と嬉しくなってしまうようなクスに感じます。
    気合を入れて重装備で挑むのではなく近くに来た際に軽量機材でふらりと立ち寄りたい、そんな巨樹があってもいいですね!

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