
FUJIFILM X100F / Film Simulation Velvia
FUJIFILM X-T20 / XF 18mm F2 R / Film Simulation Velvia / Grain Effect weak
さて中宮よりさらに奥地。
奥宮へと続く参道の入口に待つのは御神木、相生の杉です。

共に生きる相生にして、共に老いていく相老でもある。

同じ根から生えた二本の杉ということですが、この根が凄い。
もう根っこというより一つの塊なわけですよ。
根と根が一体化し続けて一つの個と化してしまったのか、合体したアメーバのような様相です。

何となく単純に二本揃えて近くに手植えしただけなんじゃないの?という感じも致しますが…
でも根の塊を見てしまうと説得力を感じるのも事実。

本宮、中宮の桂と違ってサイズ的にも目立つことから、結構な人が足を止めて杉の写真を撮っていました。
相生という要素が縁結びの神社にピッタリ合致していることもあって明らかに別格の待遇を受けているような印象を受けます。
脇にそびえ立つ無名の杉と共に樹高はなかなかのものです。

裏側の根っこ。
僕はこれを見て、一見仲睦まじい夫婦だけど裏側を覗くとドロドロした利害が絡み合っていた…そんな光景を想像してしまいました。優しさだけでは生きていけないんだぜ、と言わんばかりに全力で己の根を伸ばし合っています。

ここも角度的に撮影できるポイントが限られていますね。28mmでは不完全燃焼。
おいおい、もう一回撮り直してくれよと頼まれているような気分です。(いや、誰も頼んでない)
近々再訪する予定。
貴船神社 相生の杉
樹齢 約1,000年
樹高 約35mm
幹周り 約9.6m
奥宮は行きました。
しかし残念ながら、この時にはフィルム切れで撮っていないんですよねぇ。
そもそも最大の目的が川床だったので、そこでフィルムを消費し過ぎたんです(汗)。
この杉もよく覚えています。
杉の根っこが夫婦の裏側という描写が、妙に生々しくて納得(笑)。
再訪したいんですが、奈良からだと京都市内を抜けるのがかなり時間がかかってしまい、
なかなか足が向かないんですよね。
> RYO-JIさん
貴船の川床は気持ち良いですよね。
先斗町や木屋町なんかより圧倒的に空気も良いですし。
奈良京都間って距離はたかが知れてるんですけど実際結構シンドイですよね。
高速以外の区間が異常に混みますし。
祖母の家が奈良市内(西ノ京)にあるんですが、いざ出発!と思うと正直敦賀に行くよりも気合いが要ります。